無料カウンター 満天ジャズCD倶楽部 Various 
FC2ブログ
 
 
 

■Profile

山帽子
  • 山帽子
  • ジャズの話題が中心ですが、時として話題はあらぬ方角へ飛ぶこともあります
                
  • RSS


  • ■Link

  • ゴイス音楽日記
  • 中年音楽狂日記
  • A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~ 
  • 豆腐に柳
  • 二流ジャズの愉しみ
  • Todo Sobre Mi Musica
  • Jazz from 43rd parallel north


  • ■Search



    ■2010/08/01(日) 漁盤アナクロニズム1994

    暑さの夏はトボトボ歩き・・・そうありたいのであるが、エアコンの部屋に籠る私はいつまでも詩人になれない。飲んだ水分が全て汗になってしまうかの猛暑、みなさんいかがお過ごしでしょうか。

    休日の今日、午前中はエンジン付きの草刈り機で家の周りを刈っていたのだが、小一時間で辛抱がきかなくなった。冷水の風呂に入り、やっと一息つき、音楽を聴きながらアイスクリームを舐めながらパソコンに向かうという現代人に戻ってしまった。BGM(?)で聴いているのは、Elise Einarsdotter というおばちゃんピアニスト(謝)の『Sketches Of Roses』という黄色いバラがジャケットの、凡そマニアックなピアノ・ファンは手にもしない盤。昔、数百円で廉価箱に捨て置かれたのを試聴し、これは好いと思い購入した。こういう盤が実のところ私的名盤なのだろう。あとどのくらい音楽を聴く時間があるのか多寡が知れたものだろうが、こうしてチョイスされる盤こそが私的名盤なのである、どこの誰が薦めようと聴かなくては意味がない。1998年ストックホルムで録音されたらしく、ソロとベースとのデュオのみ。デュオ好きな私にはピッタリである。結構気に入っている。"Time Remembered』が正統的演奏で絶品。

    そう言うことで1994年のデータ・ブックからとなった。いよいよ時代の趨勢にSJ誌も屈した(?)のだろうか、この年から輸入盤を収録し始めた。国内盤をざっと見渡してもこれぞという盤はそれ程目につかなくなっている。そういう事でこの路線は止めるか、輸入盤に特化するかという岐路に立ったが、どっちつかずの私は、どっちつかずに進めて行くしかあるまい(笑)

    Valerio Silvestroというピニストのトリオにジェリー・バーゴンジが参加したRed Records の輸入盤である。この盤はダブルのストライプのズボンと革靴のイラストが印象的な盤で、目にして直ぐに購入した。外れはあるまいとの確信のもとで購入したのはWのズボンの裾が気に入ったからである、多分留めはベルトでなくサスペンダーであろう。どこか男臭い暗くて隠微な時代を彷彿とさせるジャケである。最近は廃盤になっているらしく、セールにもよく出品されている。まあまあの出来であった。因みに私もズボンは昔からW派である。
       
               『Napoli Connection』
             Trio Idea Featuring Jerry Bergonzi
             (1992年録音 Red RR 123261.2)

    Michael Garrick と言えば、好きな方は好きなのだろうが、私はそれ程ではない。しかし、この盤は例外で、何故かいつまでも手放せないでいる。彼の中ではそれ程高い評価をされている盤ではないだろうが、そのたたずまいが気に入っている盤である。多分月の大写し盤(?)などは手許に無いと思う。題名が凝っているが、多分この女性は誰も待ってはいないと思う。英国らしい盤。

              『A Lady In Waiting』
               Michael Garrick
           (1993年録音 Jazz Academy JAZA1)

    Egil Kapstad というピアニストが好きで、この盤以外でもう一枚Geminiから出た盤を一生懸命探し、遂に国立DUで見つけたが、その時の嬉しさを今でもよく覚えている。所謂エヴァンス派と言われているが、そういう事でなくても立派に個性的であるし技量があるのは周知の事実、参加盤を含め蒐集している。北欧には優れたピアニストが多いということを認知させてくれたピアニストの奔りである。

             『Remembrance』
              Egil Kapstad 
         (1993年録音 Gemini GMCD 82)

    Max Neissendorfer というピアノみたいな名前のピアニストに出会ったのは、この盤を店先で試聴し、余りの際立つ音の良さ、まさにライブの音を目の当たりにした時が最初であった。1~3曲のスタンダーズのがっちりした演奏に痺れ即購入した。但し何度も聴くと飽きるキライがあるので注意である。確かこのシリーズにはジーン・バッソもあり入手難となっている。

          『Live At Birdland Neuburg』
           Max Neissendorfer
         (1992年録音 TCB-9295)

    今でこそそれ程騒がれないが、一時Mペトことミッシェル・ペトルチアーニの人気は絶大であった。例にもれず私も聴きまくったが、変わり者の私は、特にこのエディ・ルイスとのデュオ盤2枚に嵌ってしまっていたので、どれそれのピアノ・トリオ盤が好いとの話も上の空であった。鍵盤楽器2台のデュオは難しいと思っているが、これは例外であった。後年N.H.O.ペデルセンとのデュオも出たね。

           『Conference De Presse』
          Michel Petrucciani~Eddy Louiss
       (1994年録音 Dreyfus FDM 36568-2)

    エンリコも今や大御所の感がある。初めて聴いたのがIDAレーベルからのソロ、デュオ、トリオ盤で、特に鍵盤を羽根に見立てたジャケに斬新な思いを抱いた。であるのでスペース・ジャズ・トリオなどは後追いの格好で聴くこととなった。が、チェットとの共演盤はそのころ聴いていたので既にどこかで耳にしていたのだろう。欧州特有のどこか陰鬱さのある音色を教えてくれた盤でもある。

            『Untold Story』
            Enrico Pieranunzi
         (1993年録音 IDA 036CD)


    18:03 | トラックバック(0) | コメント(0) | Various  | Page Top


    ■2010/07/30(金) 漁盤アナクロニズム1993

    相変らずの熱帯夜であるが、ここのところ少し元気がある。仕事がちょっとだけ上手くいっているという事もあるし、休日ごとの肉体労働にも慣れてきているということもあり総体的に良い感じなときである。健全な肉体に健全な精神が宿ると言うのもなるほどだなぁと思った。こんな時も偶にはある。悪い時ばかりではない。

    さてインターバルがあったがいよいよ1993年である。この特集もデータ・ブックに輸入盤が加わった時点で終了しようと思っている。或は、輸入盤だけで特集するのも面白いかも知れない。

    最近キース・:ジャレットとチャーリー・ヘイデンのデュオ盤が話題になっているらしい。私はまだ聴いていないが、多分沁みる盤なのだろう。チャーリー・ヘイデンは或るベースを弾く人に言わせると変態的なベーシストらしい。確かにどこか他のベーシストとは違うが、どこがどう違うのかと言われると困る。以前ブルース界では有名なミュージシャンとの共演盤を聴いたが、なかなか渋い出来で、今だに取り出しては聴いている。また、今回採り上げる盤であるが1976年録音、リアルタイムでアナログで購入、比喩でなく盤が擦り切れるほど聴きこんだ盤である。ハンプトン・ホーズは最も好きなピアニストである。最近はこういう力の入った盤が少なくて寂しい。聴く度に深い寛ぎに満たされる稀有な盤である。多分発売時に購入したと思われる。

        『アズ・ロング・アズ・ゼアズ・ミュージック』
        チャーリー・ヘイデン~ハンプトン・ホーズ
          (1976年録音 Verve POCJ-1173)

    こうして年代別に盤を並べてみると感慨深い。昔見たり聴いたりしたテレビ番組や歌謡曲の一つ一つが印象深いのと根っこが同じような気がする。トゥルーディ・ピッツ『イントロデューシング・ザ・ファビュラス・トゥルーディ・ピッツ』もそうした盤の一枚である。"スティピン・イン・マイナー"の頭を聴いただけで痺れてしまう。購入年、購入先はわからない。長いこと廃盤で、これほどの好い盤が廃盤とは・・・と所有できた喜びを噛みしめていたが、例にもれず最近再発された。市場では殆ど目にしなかったが、再発されると普通に流通する盤となった。パット・マルティーノの参加も光っている。

      『イントロデューシング・ザ・ファビュラス・トゥルーディ・ピッツ』
                 トゥルーディ・ピッツ
           (1967年録音 Prestige VICJ-23106)

    IDA レコードは拘りの仏レーベルである。昔、輸入盤でエンリコの盤を聴き始めた頃、ソロ、デュオ、トリオの各盤を出していたのがこのレーベルである。また、バルネ・ウィランの作品もこのレーベルから活発に出していた。国内盤ではアルファレコードから発売されており、今回紹介するサクソマニアの盤も同様である。古いラジオをジャケにした渋い作品である、こういうセンスは日本人には無理だろう。フィル・ウッズがゲスト参加。

             『アウト・オブ・ウッズ』
       サキソマニア・スターリング・フィル・ウッズ
          (1991年録音 IDA ALCR-292)


    22:38 | トラックバック(0) | コメント(1) | Various  | Page Top


    ■2010/07/19(月) 漁盤アナクロニズム1992

    休日の今日は久しぶりに庭の植木を剪定したりした。年に一度、植木職人を入れているが、枝ぶりやらはお構いなしに剪定するだけなので、例えるなら最近流行の廉価でスピーディな床屋の様に短く刈り込むだけなのでそれ程美観に力点を置いてはいない。そう言う訳で、荒れ放題の庭の手入れのため、放っておいた道具も使い物にならなくなっていたので、電動の生垣鋏、鋸、高切り鋏、等を買い、猛暑の中、放っておいた年月をひしひしと感じながら枝をおろした。棕櫚の葉の枯れたものを切り、先の葉を丸く形を整えたり、藤の実を2つだけ残し釣鐘の様にして形作ったり、椿の枝の下部分をおろし、数本の幹が見えるしたり、梅、檜、柘植が暗い印象なので切ったり、等々で庭は嘗て凝っていた頃の活況を見せ始めた。庭も生き物なのだと思った。

    1992年は今思うとなかなか素晴らしい国内盤CDが発売された。後追いであるがそれらの幾つかは未だに愛聴盤である。

    ドナルド・ブラウンは決してそれ程メジャーなピアニストではない。過去数枚のリーダー盤を出しているが、マニアックなファンを除き大きな話題とはなっていないと思う。最近(と言っても数年前)『Autmn In N.Y.』というピアノ・トリオ盤が発売されたが、これとて一部のピアノ・トリオ・ファンの反応はあったが、今は廃盤となっている(多分?)。そんなドナルド・ブラウンであるが1990年に録音された本作は日本国内盤で1992年に発売されている。トム・ハレル、ビンセント・ハーリング等々の兵がサイドを固めた、実に頼もしい盤で、聴く度、これぞジャズの直球勝負盤だと確信を強くしている。購入経路は記し忘れたが、2000年以降、輸入盤での遅ればせな入手であった。

               ドナルド・ブラウン
             『ピープル・ミュージック』
             (1990年録音 Muse CRCJ-7033)

    クレモンティーヌというパリジャン(?)の唄い手がいた・・・今もいるだろうが。レコード会社や本人の意向は別とすれば、ジャズ・ヴォーと言うよりジャズ・ミュージシャンをバックにしたフレンチ・ポップスというのが正しい位置づけであったろう。そう言うことに拘りの全くない私は、結構、その声量のない歌唱で一生懸命唄うところや幾分舌足らずでコケティッシュな声質が好きだった。勿論パリジャンらしい容姿も。そんな彼女が1992年、日本のミュージシャンをバックに一枚のアルバムを作成した。邦題『東京の休暇』と題したエッフェル塔ではなく東京タワーをバックにしたジャケであるが、彼女の余りのパリ臭に東京タワーがエッフェル塔に見えてしまうというオマケ付きである。どの曲も好きであるが、特にゴンチチとの歌が切なく美しい。これは殆どリアルタイムで購入した。蛇足だが欧米女性の特質が発露した最近の姿は見ない方が良いであろう。

             クレモンティーヌ
           『アン・プレべ~東京の休暇』
          (1992年録音 SME SRCS-5898)

    クレモンティーヌの後にエラ・フィッツジェラルドを採り上げるのは悪趣味だろうか? エラの代表作は言うまでもなくサッチモとの共演盤だと思っているが、それに勝ることは無いにしても比肩しうる盤が1960年、ポール・スミスのピアノだけをバックに吹き込んだ邦題『ミスティ』という盤である。この盤は後年発掘された盤らしく、何故にこれほどのものが埋もれていたのか不思議である。冒頭の"Black Coffee"を聴いただけでその凄さが実感できる。入手経路は失念したが、当初輸入盤(国内盤とはジャケが違う)で聴いていた。後に国内盤を入手した。
          
          エラ・フィッツジェラルド
             『ミスティ』
       (1960年録音 Verve POCJ- 2067)

    コーキー・ヘイルのGNP盤を入手した時のことは、今でもありありと思い出すことができる。入手年の記載がないので何時の事であったか不明だが、場所は国立DU、当時は2階がジャズ・フロアで、私が訪れた時、たまたま新入荷のCDを店員が運んできてレコード箱の上に無造作に置いた。これは売り物ですかと尋ねるとそうだと言うので見てみると、ハープ弦の向こうに美しい女性が佇むジャケ盤が目に付いたので、素早くゲットした。当時コーキー・ヘイルというハーピストについて情報は持っていなかったのでその盤を聴きどっぷり嵌った。特に収録の"言い出しかねて"はどんな演奏者もそれには及ばない、稀代の名演だと思っている。ウェストにはこういう盤があるから侮れないのである。後、浦和DUにて同盤をゲットしたが、ジャズ仲間に譲った。多分、無人島に持ってゆくかも知れない。

           コーキー・ヘイル
            『オン・GNP』
      (1955~1956年録音 GNP KICJ-119)


    ザ・モデスト・ジャズ・トリオというネーミングが甚く気に入っている。名前もそうであるなら、そのジャケも堪らない。つくづく50年代のジャズには敵わないなぁと思う。(この盤は60年だが・・) どこでどう入手したのか分らないが、この盤もウェスト・ジャズのお洒落でいながら、芯のある演奏に参ってしまう逸品である。声高に言うこともないがこれなども無人島に持ってゆく一枚の盤、最右翼である。

           ザ・モデスト・ジャズ・トリオ
          『グッド・フライデー・ブルース』
       (1960年録音 Pacific Jazz TOCJ-5424)
           






             

    00:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | Various  | Page Top


    ■2010/07/14(水) 漁盤アナクロニズム1991

    いやはや、としか言いようのない昨今である。

    1991年国内発売CDに及ぶこととなった。SJデータ・ブック1991年の表紙はデビッド・サンボーンである。彼のライブ盤が好きで昔好く聴いていた。こぶしの効いたアルトが素晴らしく熱かったなぁ・・。『ストレート・トゥ・ハート』とかいう盤だった。

    ウォーレン・バンハート、ピアノ・トリオ盤、購入年月日の記載が無いが、1990年代中盤頃か? 浦和DUにて購入。ウォーレン・バンハートの最高傑作にしてピアノ・トリオの傑作だと思う。こうした繊細でセンシティブなピアノ・トリオ盤は彼の作品群の中でも一際硬質に輝いて美しい。多分彼の作品では最後まで後世に残る盤となろう。
         
             ウォーレン・バンハート
             『エイント・ライフ・グランド』
            (1990年録音 dmp PHCD-5010)  

    センチュリー・レコードを蒐集していた頃があった。所謂ウェスト・コースト・ジャズに嵌っていた頃で、その種のレーベルは殆ど蒐集仕切ったと思うが、ジャズは奥が深いので侮ってはいけない。縁側に寝そべって春の木漏れ日をサラサラと浴びながら目を瞑り、小さなCDプレイヤーから流れるウェスト・コースト・ジャズでも聴くのが老後の密かでささやかな夢である。この盤もいつかそういう縁側で聴こうと思っている一枚。いかにもフランスっぽい。2000年10月31日淵野辺DUにて購入。

               バディ・コレット『ジャズ・ラブズ・パリ』
             (1957~1958年録音 Specialty CECC-00284)

    メレデス・ダンブロッシオの作品は殆ど蒐集した。輸入盤が殆どウェブで購入可能だった。そんな彼女の作品中、どうしても入手できない盤が一枚あった。彼女の弾き語りを収録した盤で、美人でもないが、何故か大写りのすっぴんの顔写真が70年代を彷彿とさせ、或る種魅力的である。購入年、購入店 未記載。入手した時の嬉しさだけが脳裏に残る。

               メレデス・ダンブロッシオ
                 『アナザー・タイム』
            (1981年録音 Sunnyside WWCJ-1027)

    デュオ作品を一時集中的に蒐集していた時期があった。主にピアノとベースが中心で、そんな中でも一際光る盤がこれである。購入年月日の記載はないが、1枚目に入手した盤がボロボロであったので程度の良い盤が欲しかった矢先、期待もなくドライブがてら訪れた店先で発見した。この地方都市にある店は、田舎にしては品揃えが豊富で、レコード・マップ片手に最初訪れた時は大通りから一本入ったところに古ぼけた店で営業していた。次に行った時には大通りに面した瀟洒な店に移転しており、初回大量購入した為か店主が顔を覚えていてくれた。それ以来、年に数回訪れては珈琲をご馳走になり、音楽談義を楽しんでいる。2枚目はその店で入手した。敢えて店名は伏せる。

              アランジャン・マリー&N.H.O.ペデルセン
                     『ラテン・アレイ』
                  (1987年録音 IDA ALCR-86)

    千葉DUの移転については少し前に書いたが、千葉中央駅付近にあった頃に奇跡的に購入した盤である。購入年月日は記載がなく忘れたが、仕事の関係で月一回、会議が千葉で開催され、その時に遭遇した盤であるから10年以上前になる。ケン・ミュージックはマニアックなジャズ・ファンから熱い視線が注がれるレーベルで、中でもこのフィル・マコービッツのピアノ・トリオ盤は稀少であった。まさかこんな所で目にするとは思わなかったので、店頭の中古ラックで発見した時は思わず声を出してしまった。

               フィル・マコービッツ
                『スノー・ビーズ』
              (Ken Music WWCJ-3010)

    スー・レイニーの『オール・バイ・マイセルフ』(所謂お風呂ジャケ)は勿論希少だったが、今回の初期盤の入手も負けないくらいに苦労した。一般的にはそれ程難易度は高くはないのだが、どういう訳か個人的には目にすることがなかった。今は無き幻の上野DUで購入。セールの前日、顔見知りの店員から出品の情報を貰い、朝早くから店頭に待機し入手した。御徒町から歩く街並みも今となっては懐かしい。

                     スー・レイニー
              『ホエン・ユア・ラバー・ハズ・ゴーン』
               (1957年録音 Capitol TOCJ-5403)

         

    22:58 | トラックバック(0) | コメント(2) | Various  | Page Top


    ■2010/07/11(日) 漁盤アナクロニズム1990

    昨日、車に乗る用事があったので、手近のラックにあったGarry Dial Trio『Never Is Now』を選びカー・ステレオで久しぶりに聴いた。やっぱりこれは好い盤だなぁと改めて思った。一音一音に意味があり、新鮮なフレーズの連続である。この盤は1984年、1986年の音源が収録されているが、四半世紀過ぎた今聴いてもこういう感想を抱かせる盤の凄さである。飽くまで極私的感想だが1980年後半から1990年代は本当に優れたピアノ・トリオ盤が作成された蜜月の時という認識がある。ピアノ・トリオを聴いて本当に好いなぁという盤がこのころに集中するからである。

    さてこのテーマもいよいよ1990年代に突入した。

    これは2001年12月26日、渋谷DUにて入手したドン・バイアスである。ベント・アクセン、ニルス・ペデルセン等のトリオをバックに1963年コペンハーゲンの『モンマルト』で収録された。ドン・バイアスはもともと米国産であるが欧州に渡り吹き込んだ盤を幾枚か所持している。ドン・バイアスもジャズメンの例にもれず(?)ビッグマウスらしく面白いエピソードに事欠かないし、バックのペデルセンは当時まだ16歳であるし、そういう諸々の事を考えながら聴くのも乙なものである。

              ドン・バイアス『チェニジアの夜』
             (1963年録音 Black Lion  TKCB-30074)

    フランコ・ダンドリアというピアニストの作品を幾つか聴いてみたが、今一つピンと来るものがない。そんな中で、この盤はなかなかイケる盤かなぁと思う。以前どこかでこの盤がレア本の選考に惜しいところで漏れた話を耳にした。成程な盤であるが、レアか否かと言われると、嘗て店頭でさんざん目にしたのでそういう意味ではレアではないだろう。2001年12月17日大阪にて入手、SJのデータブックに入手年月日と店の名前をメモするのが2000年前後の習慣であったがこの盤だけは店名の記載を漏らした。多分大阪駅前ビルの地下街にあるどこかのお店だったと思う。 大阪は面白い街である。

              フランコ・ダンドリア『ヴォルト』
             (1989年録音 OWL A29C-1037)

    ラルフ・タウナーは最も好きなギタリストである。出会いはオレゴンであったかECMであったか。何れにせよ彼の爪弾く音は一音一音魂に響いてくる。遡ってポール・ウィンター・コンソートの盤があることを知り、特にこの『ロード』の入手には苦労した。昔、程度の悪い盤を入手し、しょうがないと耐えていたが、一度入手すると不思議なもので次々と目にすることとなった。勿論買い換えたが、想い出深い盤である。入手年不明。

              ポール・ウィンター
                『ロード』
             (A&M PCCY-10128)

    医師でピアニストを兼ねるミュージシャンは割といるようだ。プロではないが知人の医師は割と好いピアノを弾く。オペの上手な外科医などピアノを弾くと好い感じな気がするが、このデニー・ザイトリンは精神科医(?)だったかも知れない。2000年12月2日吉祥寺DUにて入手。昔たまに店頭で目にしたが、これなどは今では結構希少盤だろうか?

             デニー・ザイトリン
            『イン・ザ・モーメント』
     (1988~1989年録音 Windamhill Jazz PCCY-20033)     
           




    17:46 | トラックバック(0) | コメント(2) | Various  | Page Top


    ■2010/07/07(水) 漁盤アナクロニズム1989

    いやはや、この梅雨空には、流石の雨好きな私でも辟易する。夜に降る分には好いが散歩の足止めは困りものだ。

    1989年発売国内盤CDの入手苦労話、或は入手幸運話である。

    2000年7月8日、吉祥寺DUにて、念願のヴォーカル盤を入手した。ビクターから発売される盤中、どういう訳かコンテンポラリー盤とは相性が悪いらしく入手に泣かされていた。血眼で捜しても一度として目にする事が無かった。本当に発売されていたんだろうか? と疑いたくなるほどだった。故にこの盤を目にした時は奇跡のように嬉しかった。既にモード盤は入手しており、それ程魅力ある唄い手ではないと思っていたが、そこがコレクターの端くれ、どうしてもコンテンポラリー盤を入手しなくてはと強く思っていた。レーベル会社オーナーの奥さんが余興で吹き込んだ盤との話は事実だろう。内容はやはり執着した程の価値は全くなかったが、強いて価値があるとするなら稀少性という一点である。

             ジョイ・ブライアン『メイク・ザ・マン・ラブ・ミー』
          (1961年録音 ビクター音楽産業 Contemporary VDJ-1677 )

    ズート・シムズは何故か日本人には根強い人気のあるサックス吹きである。浪花節が好きな国民性ゆえの趨勢かも知れない(笑)斯く言う私もジャズを聴き始めて以来のズート・ファンである。2001年5月5日吉祥寺DUにて購入。ズートのリーダー作は一段落すると、参加作品にまで手を延ばしたくなるのが人情、これはジミー・ラッシングが1971年に吹き込んだ、ズートやアル・コーン、それに密かなファンでもあるバド・ジョンソンの参加も得た名盤である。ジミー・ラッシングの優れた作品としても充分鑑賞に値する。   

            ジミー・ラッシング『ラスト・アルバム』
            (197年録音 BMGビクター R25J-1037) 
     
    サックスでは少しマニアックなジャズ・ファンが行き着くのがズート・シムズであるなら、ピアノ好きにとってのエヴァンスは老若男女、間口が広い。そのうちの一握り、固執するマニアが行き着くのがサイドでの参加盤となる(?)。それ程のマニアでない私も幾つかエヴァンスの参加盤を漁った。2002年師走、店名と日付は記録し損ねたが、エヴァンス参加盤ということだけでこのガンサー・シュラーの難解盤を求めた。今だこういう得体の知れない盤に悩まされているのは、仕事の例えの様で嫌だが、いつまでもスキルが上がらないためだろう。ジャズを聴くにもきっとスキル・アップが必要なのだ(笑)

                ガンサー・シュラー
           『ブランダイズ・ジャズ・フェスティバル』
             (1957年録音 CBS 25DP-5327)

    一度目にしただけだが既に心奪われている。一目惚れという云い方もあるが、このアール・ボスティックのジャケ写の魅力はまさにそれである。エキゾチック・サウンドの一連のジャケに似てもいるが、やはりこの盤の素晴らしさは際立っている。他の盤でアール・ボスティックのコテコテさはわかっていたにも関わらずである。2000年12月2日お茶の水DUにて入手。今でも私のCDラックの美人ジャケコーナー(笑)に鎮座しているが、殆ど聴くことはない。

         『ベスト・オブ・アール・ボスティック』
      (録音年不明 アメリカーナ・レコード25C-7008)


    23:54 | トラックバック(0) | コメント(4) | Various  | Page Top


    ■2010/07/04(日) 漁盤アナクロニズム1988

    1988年。この年も私的に超絶多忙であった。しかし、多忙である事が充実している事とは限らない。

    バリトン・サックスが異常に好きである。バリトンが参加しているとないでは雲泥の差。バリトンと言えば、私にとってはペッパー・アダムスを筆頭、あのゴリゴリ感が堪らない。食物に食感がある様に音楽だって聴感(?)があるに違いない。新宿に八月社というジャズレコードの中古店がある。事前に電話をして開店の有無を確認し、急な階段を昇ったところにある変わった店である。1999年12月19日、その八月社にて購入したのが、ペッパー・アダムス/ドナルド・バード『アウト・オブ・ディス・ワールド』、それ程希少な盤ではない。が、まさに『アウト・オブ・ディス・ワールド』的なお店で購入したので想い出深い盤となった。

          ペッパー・アダムス/ドナルド・バード『アウト・オブ・ディス・ワールド』
                 (1961年録音 センチュリー・レコード20ED-5068)

    マーク・コープランドは最近のピアニストと思っていたのだが、既にキャリア的には相当なものだろう。2001年5月5日吉祥寺DUにて購入。当時はマーク・コーエンと名のっていた頃の初期作品である。ピアノ・トリオに旧知のギタリスト:ジョン・アバークロンビーが参加したJazz City シリーズである。この盤あたりからリアル・タイムでCD化が活性化されたのだろうか。手放せない一枚である。

           マーク・コーエン『マイ・フーリッシュ・ハート}
                      (1988年録音 ポニー・キャニオン D28Y-0206)

    今はどうかわからないが、当時、国分寺には3軒の珍屋があった。一軒はトヨタDrの角を入ったところにある、古ぼけたガラス戸が渋い店で、何時も店の前に車を止めさせてもらい、他の2軒の店を廻った。2件目は花屋の隣にあり、店のCD棚の上にいつも猫が横たわり客を眺めていた。3軒目は2軒目から少し行った路地の反対側にありジャスは少なかった。今回のラズロ・ガードニーの盤は2002年4月28日花屋の隣、猫のいる店で遭遇した。後年、レア本に真っ先の4★で取り上げられ、急激に市場から消えた。もともと玉数の多い盤ではなかったので希少さが激増したのだろう。

           ラズロ・ガードニー『シークレット』
         (1986年録音ポリスターP33D-28015)

    2000年8月17日、新潟に居たのは、この盤を購入した記録から確かな事だった。夏休み、確か家族を連れて車で出かけたのだった。それよりも確かな事は、レコード・マップを片手に探した、新潟の街中から離れたところにあるアールストックという中古レコード屋の事である。殆ど目ぼしいものは無かったが、このウォーン・マーシュ盤一枚だけを購入した記憶だけは判然としている。案の定、ザナドゥ盤らしく音質も悪く、がっかりの盤であるが旅先の中古CD店を想い出す一枚である。多分あの店はもうないだろうなぁ。。

        ウォーン・マーシュ『ライブ・イン・ハリウッド』
        (1952年録音クラウンレコードBRJ-4555)

    熱病に魘されるように何かの盤を求めることがあった。その盤が優れているとか、感動的な盤であるとかの判断とは全く別なところからその蒐集欲のエナジーが湧きあがってくるようであった。今から思えば愚かな事であったとも思える、が、また別な見方をすれば、一種羨ましい若さの発露であったのかも知れない。そう言う訳でこの盤は殆ど聴きもしない盤であるが、逆にどうしても手放せない盤でもある。2000年5月5日、吉祥寺DUにて。ジャケの素晴らしさは今でも際立つ。

            『ジョアン・グラウアー』
        (1957年録音バップMode 85039- 30)


    23:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | Various  | Page Top


    ■2010/07/04(日) 漁盤アナクロニズム1987

    1987年については一度アップしたのだが、気に入らなかったので削除し、今回改めた。この年以降の数年間は個人的に多忙を極めた年だったので国内盤で入手漏れが多いと思う。この年のアナログ盤の発売は70枚しかなく、1452枚のCD発売と比較すると殆どアナログ盤の発売は皆無と言える。時代の変遷である。

    スティーブ・キューンのビレッジ・バンガード・ライブ盤(OWL)はレア本に5★掲載され脚光を浴びたが、片割れのブラック・ホークのこの盤も捨てがたい盤である。2000年3月4日吉祥寺DUにて入手。ジャケ写の素晴らしさはOWL盤よりこちらの方が数段優れている。アルファから国内盤で発売された。

        スティーブ・キューン『ライフズ・マジック』
         (1986年録音 Black Hawk 32XB-130)

    ミッシェル・ペトルチアーニの盤はピアノ・トリオ盤を中心に蒐集したが、幾つかのデュオ盤など探すのに難儀した。最近、と言っても数年前、ペデルセンとのデュオ盤が出た時は驚いた。こんな良質なデュオ盤が隠れていたとは・・。ペデルセンの交流の広さに驚くが、伴に既に今は亡い。 さて、この盤は2000年9月10日、浦和DUにて入手したもので、ロン・マクルーアとのデュオ盤でOWLから発売された。割と渋い。

         ミッシェル・ペトルチアーニ『コールド・ブルース』
              (1985年録音 OWL DIW-123 )

    ヴォーカルに嵌った大昔、キャロル・スローンはCBSの代表的なあのスタジオ盤とライブ盤の2枚を聴いて虜になった。あの2枚、昔は容易に入手できたので享受したが、後年、白人ヴォーカルの人気高騰から入手困難となった。そして後、CBSからは初期の盤があることを知り、探し回った。邦題では『ボディ・アンド・ソウル』となっていたがオリジナルでは『Early Hours』である。2002年5月16日、高田馬場『タイム』にて初々しいキャロル・スーンの微笑に奇跡的に巡り合った。ジャズ・ヴォー盤を入手するのは、忘れられない女性に再会するような一種特別な喜びがある。残念(?)だが、これも最近紙ジャケで再発された。

       キャロル・スローン『ボディ・アンド・ソウル』
         (1958~59年録音 CBS32DP-794 )


    21:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | Various  | Page Top


    ■2010/06/28(月) 漁盤アナクロニズム1986

    1986年頃になると前年ではイーブンな感じだったCDの発売点数はRDのそれの3倍強と遥かに凌ぐ勢いになっていた。しかし、正確にカウントしてはいないがRDソースのCD化の方が、オリジナルのCD録音よりも圧倒的に多いのではないかと思う。それにしても音楽ソースとしてのCDが主流を占めたのがこの1986年で、或る意味変化点の年であった。

    レア盤にも収録がなかったのだが、オークションに出れば必ず5桁は必至で、ピアノ・トリオ・マニアの間では伝説的な盤となっていたのが ジャン・ピエール・フケー『レイルロード』である。ベースがマークジョンソン、ドラムスがピーター・アースキンという最強のリズム陣、現代ピアノ・トリオ真芯の正統派のお墨付きである。1985年録音であるのでCDでのオリジナル音源奔りのような記念碑的作品と言える。とある筋金入りジャズ・マニアが密かに探しているがなかなか入手がならないとボヤいていた盤である。私も後年大枚を叩いて輸入盤を購入した。内容的には荒削り或は瑞々しいという形容が似つかわしい。残念ながら(笑)この盤も再発されてしまった。

        マーク・ジョンソン~ピーター・アースキン~ジャン・ピエール・フケー
            『レイル・ロード』 (1985年録音 35DIW-101CD)

    最近では割りと普通に目にする盤である。しかし、10年ほど前、ビル・エヴァンス関連では本人作品は一段落し、本人以外の作品を一生懸命蒐集していたのだが、この作品とエジル・カプスタッドのトリビュート盤だけがなかなか入手できなかった。馴染みのエディ・ゴメズやジム・ホールの参加にも惹かれた。1999年6月9日国立DUにて入手。1985年秋バークリー録音とあるのでCDオリジナル作品であろう。

         クロノス・カルテット・プレイズ・ビル・エヴァンス
              『ワルツ・フォー・デビー』
            (1985年録音 Landmark VDJ-104)

    アコギが好きであれば、きっとジプシー系の哀愁感溢れるギターの好さはわかって頂けると思う。中でも天才ギタリストなどと名打たれればどうしても聴きたくなるのが人情である。このビレリ・ラグレーンも早熟の才能を如何なく発揮した天才である。後年JazzpointやDreyfus等ジプシー系の怪しい盤やジャコ・パスとの共演、アコギでの早弾きギタリスト達との共演などから聴き始めたが、13歳での初吹き込み盤がどうしても入手できずにいた。この盤は忘れもしない2000年2月2日 武蔵小金井 珍屋 で入手した盤である。ここ数年あの店、と言うより珍屋の全店に行ってはいないが、各店は健在であろうか? 昔の友人の消息の様に気になる存在である。あの雰囲気の好さは捨てがたい。某店の猫は元気であろうか?

          ビレリ・ラグレーン『ジャンゴへの道』
          (1980年録音 Antilles J33D-20009)

    ヘレン・メリルは演歌チックで好きではない、と言うと、ヘレン・メリルのファンに叱られるだろう。しかし、以前どこかに書いたが、イタリアで録音した盤や幾つかのアルバムを除き、殆どが聴いていてもセンスを疑いたくなる盤ばかりである。一時、ジャズ・ヴォーならなんでも手当たり次第に入手していた時期があった。そんな時期に入手したヘレン・メリルの本邦企画盤的な時代を感じさせるアルバムである。今思うと随分遠くまで足を延ばしていたものだ。2001年9月20日藤沢レコード社にて購入。今でもこの店はあるのだろうか?

          『ヘレン・メリル・シングス・フォーク』
         (1966年録音 Paddle Wheel K32Y-6071)

    18:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | Various  | Page Top


    ■2010/06/27(日) 漁盤アナクロニズム1985

    冷静に考えればあの一連のレア盤ブーム、レア盤を周知し稀少性を煽り、市場価格を高騰をさせ、格付けを定着化したところで、小出しに再発盤を出すという、或る一つの戦略ではなかったのかという穿った見方さえ可能である。『多寡がCD』である、アナログと違い再発が簡単で音質も変わらないのは最近の超幻級のレア盤再発ラッシュで明らかに証明されたと思う。しかし、ブーム前から蒐集してきた私としては、『されどCD』という心意気がない訳ではない。

    前回の1984年に続き今回は1985年発売の盤から特に印象深い盤を紹介したい。今まさに音楽配信の趨勢の真っただ中、アナクロを承知で懐古的な想いを込めて記したい。
      
    ロレツ・アレキサンドリアはキュートなヴォーカリストばかりがもてはやされる中、なかなか厳しいポジショニングだと思う。見てくれもサラ・ヴォーン系であるので彼女の一途なファンはマイノリティであろう。初めて彼女を聴いたのもキングから発売されていたジャケ写が美形白人モデル(かな?)の魅惑的な盤であった。当初本人のジャケ写と思っていたので、白人にしては心持ち黒っぽい感じが混じっていて、逆にそこが魅力であった。後にジャケは本人のものではないと知ったが、初期盤は不思議な淡白さを持つ魅力的な歌唱であった。2002年6月8日大阪へ行った折、阿倍野のビッグピンクで入手した。
       
       ロレツ・アレキサンドリア『ハーレム・バタフライ』
           (1984年録音 Discovery DSCD-905)

    ジョージ・ケイブルスはアート・ペッパーの来日公演で初めて聴いた。当時つきあっていたピアノを弾く女性とふたりで聴きに行ったのだが、帰り道、ペッパーよりもミスター・ビューティフル:ジョージ・ケイブルスの素晴らしさばかりを興奮して話しながら帰った記憶がある。スティプル・チェイス等入手可能な限り彼のピアノ・トリオを聴き漁ったが、この盤の入手はずっと後年となり、2000年12月26日、池袋DUにて奇跡的に入手できた。今でも入手時の嬉しさは覚えている。
           
       ジョージ・ケイブルス『ビッグ・ジャズ・トリオ』
     (1984年録音 東芝EMI East World Jazz CP35-5022)

    ミルト・ジャクソンはMJQ時代も勿論好いが、ソリストとして色々なミュージシャンと共演した中にも、これぞという好いものがある。特にパブロなどに真にジャズらしい盤があり目が離せない。そう言う優れものの一枚、ジョー・パス、レイ・ブラウンと演った『ザ・ビッグ3』は2001年7月19日、柏DUでゲットした。

         ミルト・ジャクソン、ジョー・パス、レイ・ブラウン『ザ・ビッグ・スリー』
               (1975年録音 ポリドール(Pablo)J33J-20021)

    11:17 | トラックバック(0) | コメント(0) | Various  | Page Top


    ■2010/06/25(金) 漁盤アナクロニズム1984

    探しに探すこと数年、あちらの店こちらの店をかけずり回り、若干の諦めが入った頃、ふと、期待もなく訪れた中古店のラックの片隅、偶然にもそれを発見するという事が何度かあった。余りのあっけなさに言葉も出ない程の嬉しい邂逅である。勿論ジャズ盤の話。そういう時代に逆行するような今は昔となってしまった漁盤の話を書いてみたい。

    先ずは国内盤CDについて記したい。唐突だがはっきり言えるのは、国内盤CDだからと侮るのは大きな間違いであるということである。国内盤CDでは先ごろ廃刊となってしまったスイング・ジャーナルのデータ・ブックという強い味方がある。データ・ブックには1984年からCDのデータが記載されているが、CD発売当初、諸事情から購入に躓いた私は初期CD盤の蒐集に大きな欠落があった。そう言うことでデータ・ブック的には輝かしいCD盤記載の初年となった1984年から始めよう。

    先ずは2001年8月7日高田馬場の老舗"タイム"で入手したジョージ・デューク『アイ・ラブ・ザ・ブルース』である。1975年録音のこの盤は勿論アナログで聴きこんだもので、ジョージ・デュークの高度なテクニックと幅広い音楽性、それにユーモアが感じられる、今聴いても些かの古さも感じられない文字通りコンテンポラリーな盤である。豪華な参加ミュージシャン一人ひとりに時代の背景を感じるごった煮的な作品。が、私にはトータル的に明確な時代の輪郭を感じる盤である。MPSというレーベルには何故か拘りがある。この盤も何枚かの盤を2枚組CDに纏めた中に収録されていたが、やはり単体で所持していたい特別な盤である。近年再発されたか? 
            
        ジョージ・デューク『アイ・ラブ・ザ・ブルース』
        (1975年録音  ポリドール MPS 817-4882)
          "Chariot"  "Giant Child Within Us - Ego"
           "I Love the Blues, She Heard My Cry"
     
    そして、続くは1975年、バリー・ハリスがタッド・ダメロンの作品をトリオで奏った『プレイズ・ザ・タッド・ダメロン』である。2001年9月8日お茶の水DUにて購入。流石な渋い盤である。バリー・ハリスという伝統的なピアニストは数え切れないくらいの参加盤とそれに比しては少ないリーダー盤があるが、この盤は最後まで手放せない一枚である。イラストも趣味が好い。 近年紙ジャケで再発されたらしいが、それまでは希少性の高い盤であった。
     
         バリー・ハリス『プレイズ・ザ・タッド・ダメロン』
        (1975年録音 日本コロンビア Xanadu35C38 -7224 )
          
    ビル・ワトラスがカール・フォンタナと1984年に吹き込んだ味わい深い盤がある。ビル・ワトラスには数枚、聴けば聴くほど好いと思えるリーダー盤がある。それ程人気のあるトロンボニストではないが私的には外せないプレイヤーである。ジャケ写の赤い車も印象的。 入手日は不明だが、入手した時の嬉しさは鮮明に残っている。

         『ビル・ワトラス&カール・フォンタナ』
          (1984年録音 ユピテル AC 35-8 )


    23:19 | トラックバック(0) | コメント(0) | Various  | Page Top


    ■2009/04/15(水) 天使と悪魔

    ヴォーカル盤と見紛う幼さの残るイケ面ジャケのFrancesco Cafiso 2005年録音『Happy Time』はその軟弱な印象を見事に裏切る圧倒的な感動盤である。これだけ密度の高いアドリブの波状攻撃をうけるのは久しぶりである。過日、知人のピアノ・トリオ好きにこの盤を薦めたが、こういうのはちょっと好みと真逆なんで・・と言う小曲的、いや消極的なリアクションが帰ってきた。私の感想で言うと耽美的なピアノ・トリオと両端に在るとは考えられない、寧ろ緊密に近しい、まったく違和感のあるものではない。アドリブの極北、激しさと美とは根源的に同質だと思えるのだ。多分バップ・イデオムに違和感があったのだろう。

              Apr07#07

    古いギター盤である。スリリングな楽器の筆頭はギターと考えるが、その中、これぞの盤が1994年録音 Ferenc Snetberger 『Signature』である。特にDavid Friedmanのヴァイブとの絡みが息を呑むほど感動的で、聴くたびに何故に人気がないのか不思議に思う盤である。ジャケ写が悪魔のようだからかな? 確かにギターが悪魔的に凄い。。

                              Apr12#05


    01:36 | トラックバック(0) | コメント(2) | Various  | Page Top


    ■2009/02/23(月) ドライブに聴く音楽

    休日の今日は珍しく車で遠出をした。もう少し陽気が良ければカブリオレで出かけたいものだが、まだまだ外気は冷たい。

    ドライブには音楽である。音楽が聴きたいからドライブするのかも知れないが。そう言う訳で今日は3枚のCDを持っていった。

    一枚は過日、多方面の音楽に精通するブログ
    Todo Sobre Mi Musica を運営するmusicomaniaさんに紹介頂いたガル・コスタとカエターノ・ヴエローゾの『ドミンゴ』と言う盤である。ヴォサ的には超有名らしいのだが、初心者の私は幸いにして未聴であった。いやはやこのような優れ盤をなぜ今まで聴かなかったのだろう。よき盤にめぐり会え本当に嬉しい。この場を借りてお礼を申し上げる。

    この盤であるが、以前読んだどこかの本に、ジョアン・ジルベルトがアストラッドに、チェット・ベーカーと3人で組んで歌おうか・・とか言って口説いた話が書かれていた。もしそれが実現していたなら、さぞやこんな音なのかなぁと想わせるような盤なのである。儚く切なく遣る瀬無く、サウダージ(?)溢れる音楽、まさにドミンゴ、軽い歌声の向こう側に昼下がりのけだるい陽光と木漏れ陽が強烈に喚起される。 

                                          
    Feb22#05           

    さて2枚目であるが、最近店頭で見つけて即購入した、イタリアのギタリスト、フランコ・チェリの『From Cathetus To Cicero』という盤である。知名度の割にCD化がないギタリストでだいぶ前に『Today』という盤がCD化されたが、他はアナログになってしまうのだろうか、不勉強にして知らない。まあ、そう言うことはどうでもいいが、総体イタリアの古い盤に低通する哀愁感をどんな言葉で表現したらいいのだろう、聴くたびに言葉を失う。心の奥底に堆積した年代物の悲哀が撹拌されるとでも表そうか。数曲フェイドアウトされたりと作りが雑なのだが、そういう些事を超えてなお心迫る哀愁感が鼻の奥をツンとさせる。ジャケ写は明らかにレスポールと奥の女性が合成されている。いっそ女性は不要だろうが、まあ、好いか・・
              

                        Feb25#03

    3枚目は少し毛色が違う2002年録音の少し古い盤、『Bajo Cero』。タンゴを基調にしているが味付けは極めてジャジーそのもの。ピアノとアコギにバンドネオンが加わるトリオ編成。特にピアニスト、パブロ・シーグレルは生粋のジャズ・ピアニストで、卓越したテクニックが息を呑む、それに加えてキケ・シネシのギターがピアノに比肩する技量、出自が一時ディノ・サルーシ・グループに参加で、なるほどの音作りである。素晴らしい!

                        Feb25#04

     


    02:14 | トラックバック(0) | コメント(3) | Various  | Page Top


    <<前のページ |


    07 2020/08 09
    - - - - - - 1
    2 3 4 5 6 7 8
    9 10 11 12 13 14 15
    16 17 18 19 20 21 22
    23 24 25 26 27 28 29
    30 31 - - - - -


    ■Recent Entries

  • ■Marcos Jimenez~ソロピアノの魅力(11/24)
  • ■ゆえあってエヴァンス・ヴィレッジヴァンガード・コンプリート盤を聴く(09/27)
  • ■アコギの夏 ~ラルフ・タウナー(08/08)
  • ■『Signal Sessions』の話 (07/17)
  • ■Grant Levin ~ジャズ盤蒐集再燃~(06/28)
  • Jazzお茶ノ水博士と幻のピアノ・トリオ盤の話(05/30)
  • Long Good Bye(09/19)
  • 海辺の再会盤の話(02/22)
  • 珍屋 ~"猫棚"稀少盤の話~(02/22)
  • 骨折とドン・トンプソンの話(01/25)
  • チャーリー・ヘイデン・フォーエヴァー!(01/12)
  • フランスのスタンダーズ盤 その他(01/07)
  • 謹賀新年(01/01)
  • Lina Nyberg の熟成はいつなされたのか?(12/30)
  • 深夜に聴いたピアノ・トリオ盤のこと(11/14)


  • ■Recent Comments

  • 山帽子(11/16)
  • Tetsuo Shimizu(10/13)
  • 山帽子(07/17)
  • Mae-chan(07/14)
  • 山帽子(07/11)
  • Tetsuo Shimizu(07/09)
  • 山帽子(06/27)
  • バード(06/09)
  • 山帽子(04/01)
  • バード(03/20)


  • ■Recent Trackbacks

  • 中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar:ピアノもヴァイブもいけてるDon Thompson(07/03)
  • 中年音楽狂日記:Toshiya\'s Music Bar:Ralph Townerの魅力(05/01)


  • ■Category

  • 音楽/嗜好別の分類 (0)
  • Favorite Rare CD (52)
  • Favorite CD Jacket (5)
  • Favorite Tune (9)
  • 音楽/楽器別の分類 (191)
  • Piano (73)
  • Bass (10)
  • Drums (0)
  • Organ (1)
  • Baritone Sax (4)
  • Tenor Sax (11)
  • Alto Sax (2)
  • Soprano Sax (0)
  • Trumpet (3)
  • Trombone (0)
  • Clarinet (0)
  • Flute (0)
  • Guitar (6)
  • Vibraphone (3)
  • Harmonica (1)
  • Accordion (3)
  • Harp (1)
  • Strings (2)
  • Vocal (20)
  • Various  (28)
  • 音楽/編成その他の分類 (23)
  • Duo (8)
  • Old Piano Trio (Piano+Bass+Guitar) (2)
  • Drumless Trio (Piano+Bass+Horn) (2)
  • Female Musician (7)
  • Japanese Musician (1)
  • Bossa Nova (0)
  • Rock/Folk (0)
  • 2Horns (2)
  • 3Horns (0)
  • 4Horns (1)
  • Big Band (0)
  • Jazz Around (0)
  • 音楽以外/その他の分類 (29)
  • Book (4)
  • Cycling (1)
  • Photo (12)
  • Essay (0)


  • ■Archives

  • 2016年11月 (1)
  • 2016年09月 (1)
  • 2016年08月 (1)
  • 2016年07月 (1)
  • 2016年06月 (1)
  • 2016年05月 (1)
  • 2015年09月 (1)
  • 2015年02月 (2)
  • 2015年01月 (4)
  • 2014年12月 (1)
  • 2014年11月 (1)
  • 2014年09月 (3)
  • 2014年08月 (1)
  • 2014年07月 (3)
  • 2014年06月 (4)
  • 2014年05月 (2)
  • 2014年03月 (2)
  • 2014年02月 (2)
  • 2014年01月 (3)
  • 2013年11月 (3)
  • 2013年10月 (1)
  • 2013年09月 (1)
  • 2013年08月 (1)
  • 2013年07月 (1)
  • 2013年06月 (4)
  • 2013年05月 (1)
  • 2013年04月 (3)
  • 2013年03月 (1)
  • 2013年02月 (2)
  • 2013年01月 (3)
  • 2012年12月 (2)
  • 2012年11月 (3)
  • 2012年10月 (1)
  • 2012年09月 (2)
  • 2012年08月 (1)
  • 2012年07月 (2)
  • 2012年06月 (1)
  • 2012年05月 (6)
  • 2012年04月 (3)
  • 2012年03月 (2)
  • 2012年02月 (2)
  • 2012年01月 (4)
  • 2011年12月 (4)
  • 2011年11月 (7)
  • 2011年10月 (5)
  • 2011年09月 (3)
  • 2011年08月 (6)
  • 2011年07月 (5)
  • 2011年06月 (5)
  • 2011年05月 (3)
  • 2011年04月 (4)
  • 2011年03月 (2)
  • 2011年02月 (3)
  • 2011年01月 (6)
  • 2010年12月 (4)
  • 2010年11月 (4)
  • 2010年10月 (6)
  • 2010年09月 (7)
  • 2010年08月 (5)
  • 2010年07月 (8)
  • 2010年06月 (8)
  • 2010年05月 (3)
  • 2010年04月 (4)
  • 2010年03月 (5)
  • 2010年02月 (8)
  • 2010年01月 (5)
  • 2009年12月 (6)
  • 2009年11月 (10)
  • 2009年10月 (5)
  • 2009年09月 (4)
  • 2009年08月 (2)
  • 2009年07月 (1)
  • 2009年06月 (4)
  • 2009年05月 (3)
  • 2009年04月 (5)
  • 2009年03月 (5)
  • 2009年02月 (2)
  • 2009年01月 (5)
  • 2008年12月 (1)
  • 2008年11月 (4)
  • 2008年10月 (5)
  • 2008年09月 (2)
  • 2008年08月 (4)
  • 2008年07月 (5)
  • 2008年06月 (1)
  • 2008年05月 (2)
  • 2008年04月 (2)
  • 2008年03月 (3)
  • 2008年02月 (1)
  • 2008年01月 (2)
  • 2007年12月 (3)
  • 2007年11月 (1)
  • 2007年10月 (1)
  • 2007年04月 (1)