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    ■2014/07/10(木) 最近のお気に入りペット盤

     出張で訪れた不案内な街の喫茶店で期待することなく注文したブレンド珈琲の旨さに吃驚することがある。香り立つ風味、苦味と酸味との絶妙な調和•••優れたブレンドとは斯くも深いのだよと静かに諭してくれる一杯との出会いである。

    同様な邂逅がジャズ盤にもある。勿論ごく稀な出会いである。CDショップで数曲試聴すると突然なにかがすくっと私の内側で立ち上がる。それは釣り人の投げた鮮やに尖った"ウキ"が素早く水面で垂直を保つのに似ている。或る瞬間"ウキ"はぐっと沈み込む。魚影は不確かだが明らかな釣果の予感に胸が踊る。この感覚は真に名盤邂逅の予兆に等しい。感涙の哀愁感を纏い、時として繊細そして優美に、時に圧倒的な感動量をもって。しかし口説いようだがこのような出逢いは極稀。つまり滅多に怒らない、いや起こらない。けれど決して皆無ではない。 

    これほど稀有な盤にめぐり合う確率の低さを力説した後に確信的にして作為的なパフォーマンスだが私のお気に入り盤を紹介したい。但し、前段に記したような極めついて優れた希少盤ではない。極ありふれた盤かも知れないが甚く気に入ってしまったのである。つまり前振りはその紹介できる嬉しさの演出と思われたい。

    さて、DJAZ Records からトランペッター:Philippe Laudet のリーダー盤 『Beautiful Love』 である。DJAZ はジプシー系の音楽を扱うお気に入りのレーベルだがそれだけではないようだ。相変らず録音は古く1994年フランス、既に20年も過ぎた昔の盤となってしまった。こうして紹介するにも関わらず検索もしておらず勉強不足も甚だしいのだが他の作品:ディスコグラフィや来歴を全く知っていない。唯一バックを固めるピアノ・トリオが振っており、あのLaurent De Wildeである。彼のトリオ・フォーマット作品は数枚所持しているがこの作品のバック演奏の方が寧ろ自身のピアノ・トリオ盤よりも好ましく思える。この盤の好さの半分は彼のピアノ演奏に依る。そう云っても過言ではないと思う。

    Philippe Laudet のペットは総体解り易い演奏である。解り易いとは基本的なジャズのイデオムに沿ったという意味である。しかしありふれたという意味では決してない。#4 "Bossa pour septembre" の演奏を聴いて欲しい。何の衒いもない端正なペット演奏である。が、何故にこれほどの浸透力があるだろう?チェットのように掠れもしなければ、Wショウのように高い音域もない。表題曲一曲を除き全てオリジナルで曲作りの才もある。他作品も是非注目したい。 

               
                    
    Jul08#04                                               
                     Philippe Laudet 『Beautiful Love』
                  (1994年仏 録音 DJAZ Records DJ525-2)





          

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    ■2012/01/01(日) 新年に聴くテッド・カーソンは渋い

    大晦日、家人達はそれぞれ某コンサートに出かけたり、友人の家に出かけたり、親戚へ出かけたりと、家には息子と私の2人が留守番となった。男所帯ではしょうがないので夕食は年越し蕎麦でも食おうかと出かけたが結局近くのラーメン屋に落ち着いた。息子はつけ麺を、私はラーメンを食べ、帰路コンビニでデザートのハーゲンダッツを買った。何とも寂しい大晦日だった。 "こんな日もあるよ" と息子が言い、"そうだな" と私が答えた。

    新年は年に一回だが学生時代の友人たちと一杯やるのがここ数十年の慣例となっている。大体正月の2日がそれに当たるので、親戚の挨拶や何かを促々と終えいつもの台湾料理屋へ向かうのである。近況を語り合う内に何時か昔の関係に戻っていくのも毎年のことである。


    新年の聴き始めはテッド・カーソンからだ。
     
    テッド・カーソンというトランペッターがいる。いや、いた(かな?)。1935年生まれだから存命されていれば76歳を超える年齢になっている筈だ。往年の演奏は幾つか思い浮かべることができるが決定盤に迷う。そう言う意味ではマイナーなトランペッターと言える。彼の盤では1973年にMargeに遺したジョルジュ・アルバニタス・トリオにクリス・ウッドを加えた2管の盤がある。カーソンのハイ・ノートなソロにクリス・ウッドの強烈アルトが絡むモーダルな演奏や片やスローなバラッズに朴訥なソロを聴かせるなど痺れる秀逸盤で、アナログでは目にするがCDではなかなか目にすることがない。それにしてもクリス・ウッドは強烈なアルトを吹く・・・最近(?)のマルコ・デ・マルコ盤とは大違いである。私の様なへそ曲がりが正月の初聴き盤としてはお似合いではないか。
         
            Jan01$01.jpg
                Ted Curson『Cattin' Curson』
                ( 1973年録音 Marge 01)
                      #All Tunes


    また、テッド・カーソンでは1978年、1979年、1980年の音源を記録したTrend盤がある。特筆すべきはディズ・リースとの共演が収録されている点であろう。また、クロード・ウィリアムソン、サム・ジョーンズ、ロイ・へインズの参加も素晴らしく、マイナー盤ではあるが絶対に手放せない盤である。

             Dec3003.jpg
              Ted Curson Group With Dizzy Reece
                  『Round About Midnight』
        (1978年、1979年、1980年録音 Trend Records TRCD-559)  
                       #All Tunes
                          

    03:18 | トラックバック(0) | コメント(0) | Trumpet | Page Top


    ■2011/02/27(日) これはジャズではない・・・

    今更もう考えることも滅多に少なくなったが、ジャズをジャズとしているものとは何だろう? ルーツ的な事を言えばブルーズや労働歌(同じことか?)等々の泥臭いところが底の底の方に流れている事なのかなぁとぼんやり思ったりしている。そんな泥臭さをどこかに含有していないとジャズとしてはどうやらイケないようなのである、誰が決めたか定かではないが。

    それらの不文律な決めごとは入門書にもそのエッセンスの含有率、何%のエッセンスがあればジャズとするのかについては言及されていない。しかし、恐ろしいことに時たま偉いジャズ評論家の先生が『これはジャズではない・・・』と声高にまた或る時は説得力のある口調で説かれたりすると成程、そういうものなのかと思ったりしてしまう。同時に心の片隅には "どうなんだろうなぁ"という小さな疑問符が揺れる。

    例えば私のような素人のジャズ入門者が覚えたてのテンション・ノートを少し塗したりすれば下手クソなピアノだって如何にもジャズ風な感じがして嬉しくなってしまうが、アジアの片隅に土着的に生息するモンゴロイドに前出の泥臭いジャズのサムシングを表出させることなど土台不可能である。そんな感想をもっている。

    『これはジャズではない・・・』と言う、少なくとも異国のプロのミュージシャンに対して断言する根拠とは一体どういうものなのだろう? それらはスイング感が感じられない、ノリが悪い、私には好みでないという位が関の山で、『これはジャズではない・・・』などとは言えるものではない。モンゴロイドであるジャズ評論家に不信感を表する所以である。

    今日、椅子をハイバックの少しリッチなものに買い変えた。その椅子を前後にスイングさせながらジャズを聴いている。 この至福のひと時に聴く音楽がジャズであろうとなかろうと大きなお世話だ、などと不良中年が大人げないことを考えている。

    泥臭いジャズもそうでないジャズも私たちは美味しい珈琲を賞味しながら快適な環境で聴いている。『これはジャズではない・・・』というあなたはきっと驚くほど高価な再生機で享受しているに違いない。何か上手く口に出来ないが途方もない違和感を感じてしまうのだ。斯く言う云う自分にもあなたにも。

    さて、最近の購入盤でコメントしたいと思うのは又してもマイナーな盤で、そして又してもワンテンポ遅れた盤ばかりである。私的には充分『今』な感じの音だと思うが、最先端のジャズを聴かれる方には2000年の録音はどう感じるのだろうか? で、今回はChris Kaseというトランペッターの盤である。と云っても私はこのトランペッターを良く知らない。実のところ購入動機は参加のケニー・ホイーラーとアルバート・ボバーの名前をジャケ裏に認めたからである。伴に大好きなトランペッターとピアニスト、思わず手が伸びる。一聴するとこれも大好きなトランペッターAlexander Sipiaginの傑作盤『Images』を想起させる。あの盤もそうであるが、北欧的な哀愁感を湛えた静謐・・・私的にはケニー・ホイーラー系と勝手に命名しているが(笑)・・・どこまでも遠い寂寥感に満ちた音楽である。そしてまさにこの盤には当のご本人ケニー・ホイーラー太祖が参加されている。どこまでがホイーラーで、どこからがケースなのか定かではないが、只管その哀愁と寂寥に浸るしかないのだ。そして忘れてならないのがアルバート・ボバーである。ボバーと云うとあの名作『Live In Jamboree』。キレのいい粒立ったピアノに疾走されたら言葉を呑んで感動に身を任せるしかない。そんな優れた下準備の整った盤、これがジャズであろうが無かろうが全く関知することではない。全曲アイポッドに収録した奇跡的な私的名盤である。

            
    Jan2701.jpg
            Chris Case 『A Song We Once Knew』
       (2000年バルセロナ録音 Satchmo Jazz Records SIR CD 00021J)

    13:55 | トラックバック(0) | コメント(7) | Trumpet | Page Top


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