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    ■2015/09/19(土) Long Good Bye

    長いご無沙汰になってしまった。ブログごと削除になってしまったのではと危惧したが、幸いにして在った。

    なに故のブランク?と問われればもう既に何度も記事にしたので執拗だが、答えは明白。年寄りの冷水でロード・バイクを始めたらこれに嵌ってしまったのだ。乗って間もないころ試しに山へ向かった。バイクや車で登ったことのある近所の低山である。しかし舐めてかかったのがいけなかった。バイクや車はエンジンがあるがこのロードバイクのエンジンは自らの身体。貧弱な出力のチャリンコは数百メートル登ってギブアップした。なんだか鉄の壁に突き当たった感じである。へそ曲がりな私は限界という言葉をリアルに感じながら爾来、気候にもよるが週1回くらいの割合で近くの峠を登り苦しさは快感に繋がると言うことを体で理解している(?) どうやら人間は幾つものことに集中できない仕組みらしい、以前のように頻度高く音楽を聴くことがなくなった。それでもチャリで走っているとジャズの好みの曲が頭を流れてくることが間々ある。

    さて お留守のジャズであるがこの前の休日、家人の実家に行ったついでに中古CDショップを訪ねると思わぬ拾い物をした。で、最近この盤がヘビーローテとなっている。女性ヴォーカル盤である。私的にはジャズ・ヴォーカルという区分けをしているが演奏するご当人達はユニットと言う認識らしく"The Minimum Trio"と称している。録音は2009年バルセロナ。古い盤ではないが発売から5年は経っている。勿論この盤についての情報は一切なく何時ものことであるが試聴一発でKOされ即買いした。そのトリオ、魅力的なヴォイスの歌姫(Laia Porta)にピアノ(Francesc Capella)とペット(Damon Brown)の奏者が加わるという編成でまさにミニマム。何はともあれLaia Portaという唄い手の歌声が実に好い、しっとり艶のある彼女の声質にすっかり惚れてしまった。ヴォーカル盤の優劣は声質が全てと言っても過言ではない。少しぐらい伴奏がお粗末でも唄い手さんの声質が好ければ許せるがその逆は駄目だ。如何に演奏が超一流でも唄(声質)が好みとかけ離れていてはいけない。しかしこの盤に関しては演奏も好い。しかもヴォーカルに似合うシンプルな構成。そうそう、よく見たら Jordi Vidal がミキサーを担当している。唯一彼だけ知っている。

    #1 標題曲" I'm Confessin' That I Love You" この曲と言えばモンク。ソロモンクでのモンク節が絶対的な印象をもつので他の演奏を思い浮かべることができない。しかしこの唄はその神話を覆すかも知れない。ゾクゾクするほど好い。
    #11 "Polka Dots And Moonbeams" これも好きな曲なので様々な唄を聴いてきたが、中でもなかなか好い出来の方だと思う。

    この2曲が出色か。

            
    Sep17_03.jpg
              The Minimum Trio 『I'm Confessing』
        (2009年バルセロナ録音Nomad Jazz Records NJR002)



    もう一枚。
    とりあえずジャケ写だけアップ。今日は遅いので・・・詳細は後日。

             
    Sep18_01.jpg

               Vanessa Bley 『Twin Danger』


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    ■2014/12/30(火) Lina Nyberg の熟成はいつなされたのか?

    またも またも またも(もうひとつ?)更新を怠ってしまいスポンサーの宣伝がトップに出るようになってしまった。この原因は偏に私のジャズに対する熱意の低下に外ならない。前から云っているようにジャズが然して面白くないのだ。これは面白く感じない私の問題だと思っている。しかしジャズの側に問題はないのだろうか?と幾許かは考えないこともない。何れにせよだからどうということではない。けれど私的には追求のしがいがある事象である。しかしここでは追求しない、続きはまた後日、別の場所で。

    近頃アイフォンの英単語学習アプリ(?)に嵌っている。ゲーム的な要素が多くて子供じみているが昔覚えた英単語を思い出すツールとしてはお手軽だ。受験の頃を思い出しながら忘却曲線に逆らってトライしている。少しづつだがレベルが上がると不思議なもので嬉しくなってくる。どうやら人には何らかの達成感が必要なのだろう。現在レベルA+に到達して喜んでいたがAの上にSがあるらしい、もうひと踏ん張り頑張らなくては・・・。その内にお気入りのジャズ・スタンダーズを情感込めて唄えるようになるかも知れないな。(笑)

    2、3週間ほど前になるだろうか、これがシーズン最後になるだろうとの覚悟で峠越えのサイクリングに行った。日蔭の路面の凍結が怖かったが駄目なら引き返そうと思いながら走って行ったが結局は峠を制覇してしまった。峠の小屋には2名のライダーが座って休んでいる。身体はガチガチに凍えていて上手く喋れない程だったが仲間に加わる。1名は私より高齢のデ・ローザ・ライダー、もう1名は30~40代のトレック・ライダー、それぞれ単独で来られたようだ、後に20代と思しき若いスペシャ・ライダーが加わった。これが今シーズン最後ですねと寂しそうに話していると曇った空から白いものがちらほらと落ちてくる。雪である。休むと益々身体が冷えてくる。話していたかったが直ぐさま降り始める。恐る恐る降る途中、雪は益々降ってくる。しかし民家の見える辺りまで降りて来ると不思議に跡形もなく雪は止んでおり山の天候の不思議を感じた。ガチガチに凍えた身体を温めるためにいつも立ち寄るうどん屋で暖を取った。地獄に仏とはこのことか! 嬉しい。

                       
    __ (7)    
                        ◎ 地獄に仏のうどん屋さん風景

    さて、今回はジャズ・ヴォーの話題で行きたい。

    Lina Nyberg 『Smile』 を聴いたのは数カ月前のどこぞの出張帰りのどこぞのDU。久しぶりの漁盤、たまたま試聴しその素晴らしさに驚いたのである。再三云っているがジャズ・ヴォーは・・・いやジャズはと云っても好いが・・・上手さでは決してない。味わいである。得も言えぬ滋味である。得も言えぬという喩がその奥深さを自ずと語っている。ビヨンド・ディスクリプションなのだ。

    かのLina Nyberg という名前であるが何処かで聞いたことがあるような ないような・・・恥ずかしい話、記憶にない。で早速件の盤を購入し自宅で紐解く。幾分おどろおどろしいジャケである。単純な白人ではないなと思う。グーグルで検索すると何と数枚所持している。いや所持していた。所持しているのは『Time』(2003年録音)。所持していたのは『Close』(1993年 デビュー盤)。後者は売却した記憶がある。しかもこの『Smile』(2000年録音)以降 『Time』を含め11枚ものアルバムを吹き込んでいる。『Smile』(2000年録音)以前は『Close』を含め6枚もある。都合総数で16枚もの盤を吹き込むベテランであるのだった。いやはや私はジャズ・ヴォー・ファンなどと自称出来ないな。しかしその一因はこのジャケ写(?)である。これでは同一人物か否か判別ができないだろう。他のジャケ写と別物だと言い訳したい。でも試聴したのだからねえ。。

    記憶が朧だがデビュー盤とされる1993年録音の『Close』はかのESTで高名なEsbjorn Svensson とのデュオであったが内容がイマイチ。ヴォーカルが硬質過ぎた記憶がある。それ故迷った末に手離したのだった。そして7年経て『Smile』での熟成となった・・・といえば話が簡単であるが上述通り16枚ものアルバムがある訳で、少なくとも『Close』~『Smile』の間に4枚もある。一体この熟成はいつ為されたのだろうか?・・・来年に持ち越す課題としよう。・・・いやはや持ち越しばかりだ。。

          
    Dec30#04
                Nina Nyberg 『Smile』
          (2000年録音 Prophone Records PCD055)

    余すところ今年も今日明日を残すのみとなった。
    では好いお年を・・・



    13:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | Vocal | Page Top


    ■2013/10/31(木) 秋の夜長、モニカとエヴァンス共演盤を聴く

    私が最も多感(笑)な頃:70年代は勿論CDの登場する以前のことである。レコードが当たり前な音源でターン・テーブルに乗せた円盤の端に神経を集中し厳かに針を落として聴いたものだった。またオープン・デッキやカセット・デッキ、後にDAT:デジタル・オーディオ・デッキ(?)も出たが一般的な活用としてはレコードから(・・・エア・チェックという方法もあったが)それらのデッキに録音して好きな音楽を繰り返し聴いた。録音されたテープも出回っていたのだろうが私にとってはやはりレコードが中心であった。で、今でも思い出すのはあのレコードに音を針を落とす瞬間の緊張感と期待感…あの何ものにも代えがたい感触である。

    CDを聴くようになって何を得て、何を失ったのだろう。扱いが簡便、長時間収録可能、雑音のないそこそこ高音質(?)というCDのお手軽なメリットを手に入れ、片や前述した緊張感とそれゆえに高まる期待感と感動とを喪失したと考えるのは些か短絡的だろうか。

    今日 久しぶりにエヴァンスとモニカ・ゼタールンドを聴いた。勿論最初にこれを聴いたのはアナログである、しかし現在の私はCDで聴く。流石に針を落とすときの高まりはないが聴き進めば不思議に嘗て聴いた頃の情景が想い起こされる。音楽を聴くことは単純に収録された再生音の羅列を聴くだけではない。それは私的背景をも含めた総体的な再生の行為であると思う。音楽はライブに限ると声高に云う人もおり昂じて再生音楽を一級低く見る方も一部にいらっしゃる。しかし再生音楽でしか得られないものは厳然とある。CDの再生音楽でも然りである。そう思いたい。

    エヴァンスが唄伴をつとめたのは数枚しかないのでどの盤も一期一会の感慨がある。なかでもやはりモニカとの盤がエヴァンスがエヴァンスらしくて一番好いと思う。か細くて切ない歌唱がエヴァンスのリリカルなピアノに力まず馴染む。何事もそうであるが『これしかない』と思わせるものこそ大事だ。最近そういうものには滅多に出会えない。

    気付くと幾種類かの盤が手許に集まった。どの盤にも想い出がある。


    Oct30~01Oct30~02Oct30~03Oct30~04
     
    Monica Zetterlund / Bill Evans 『Waltz For Debby』 (1964年8月23日ストックホルム録音)
    00:22 | トラックバック(0) | コメント(0) | Vocal | Page Top


    ■2013/06/23(日) 自戒:偶には漁盤をしないと好い盤には廻り逢えないぞ

    残念なことだが職場が異動になり頻度高く漁盤ができなくなったことは以前に書いた覚えがある。それよりも残念なのはたとえ漁盤に行けたとしてもそれほどの漁果がなくなってしまったことも最近記した記憶がある。しかし、今回はそれとは真逆なことを書こうと思う。一貫性のない私には良くあることだ。時々の思いつきでものを言ったり書いたりするのでこのようなことになる。そういう事象の積み重ねで人のイメージは出来上がるのであるとしたらブレる人間だと思われている原因はここらにあるに違いない私だ(笑) まぁ今更しょうがないことだが。

    で、今回は『偶には漁盤をしないと好い盤には廻り逢えないぞ』 という主旨の話である。つまりは久しぶりにブログを書いてみようという想いを奮発させるに値する好い盤に邂逅したぞという嬉しい話でもある。

    いつもの漁盤コースはお茶の水を最優先にしているのだが偶には逆コースを辿ろうかと思い新宿三丁目に向かう。副都心線の開通以来何だか別世界のようにお洒落になり都度出口が見つからず困ってしまうA1 出口からグルリと回り込むいつものDUコースだ。

    2Fの中古売り場に登りこれぞの盤を選ぶ。大方の盤は見知った盤である。ある顔見知りのジャズ漁盤仲間に言わせれば『石ころ』である。成程、玉石混淆という言葉があるくらいである。無礼な表現とは思うが感心した表現である。その言を借りればまさに『石ころ』ばかりである。そんな中で古びたアンテナにピンとくる盤を数枚漁ることができたのはまさに僥倖である。

    その一枚。もしかしたら有名な盤かも知れないので知っていたらご免ねと最初に言い訳しておこう。

    The Laurie Lewis Quartet With Heather Stewart 『A Sense Of Wonder』というなんだか得体の知れない盤である。無知と勉強不足を暴露するようで恥ずかしいがLaurie Lewis も Heather Stewart も伴に知った名前ではない。Loral Records なるレーベルも知らないし。CDを裏返せばオーストラリア:メルボルン録音の盤である。然もありなん知らなくて当然であろうと思うが、近々の豪州ジャズ興隆を考えると安易にはしていられない。それにセンス・オブ・ワンダーとはマニアックなネーミングではないか。早速試聴すると飛び出したキュートな女性ヴォーカルに先ず痺れる。幾分ベヴァリー・ケニーを彷彿とさせる歌唱、それにボサノバ・チックな唄も好い。これは『石ころ』ではないな。ダイヤモンドとは言わないが『水晶』ほどの価値はあるだろう。推奨と掛けるつもりはないけど(笑) 

    加えて表ジャケットにポートレート写真がないところも以前特集(?)した "恥ずかしがり屋の歌姫たち" の路線で好ましい。実は内ジャケにある写真どおり素晴らしく美形/キュートなのだけれどもね。キュート派ヴォーカル・ファンの方は是非目にしたらゲットを推奨したい一枚である。因みにアマゾン等で入手は可能な模様。

                           
    Jun22~01            Jun22~02
                    
                     The Laurie Lewis Quartet With Heather Stewart        Heather Stewart    
                             『A Sense Of Wonder』                  (Beverly Kenny 似?)
                       (2004年録音 Loral Records LORCD 001)


    15:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | Vocal | Page Top


    ■2012/11/12(月) 恥ずかしがり屋の歌姫たち

    今日は少し時間があったので表題どおりヴォーカル盤でありながらジャケットに己が姿を出さない盤を特集する。大雑把で確たる根拠のないことだが、ヴォーカル盤の殆ど、99%位はそのジャケットにポートレイト写真、或は同様な絵画を使っていると思う。若くて美しい唄い手さんなら好いが、少しヴィジュアル的に難のある人には辛いものがある。また、誰しも年老いればその美貌に陰りが出てくるので若かりし頃のそれと比較するとこれもまた辛いものがある。しかし唄い手さんには旬を過ぎ年老いてもなお歌唱に味わいがでて聴ける人もおり、そういう人は無理してポートレイトをジャケにアップしない方が好いと思う。

    先ずは殆どのジャケに自ら描いた絵画を使っているメレデス・ダンブロッシオを紹介したい。初期の盤に一枚だけ自らの写真を使っているのがあり、また一枚だけジャケの絵画の片隅に小さく自らの顔だけを描いたものがある。他の十数枚は全て個性的な彼女の絵画がジャケとなっている。また旦那のエディ・ヒギンズのCDジャケにも数枚彼女の絵画が使用されている。光と影の対比、構図の素晴らしさ、ファンタジー漂う作風、どのジャケも飽きさせることはない。

                  
    Nov11$19.jpg
               Meredith D'Ambrosio 『Little Jazz Bird』
                (1982年録音 Sunnyside SSC1040D)


    ジャケ買いをしてしまった。充分なキャリアを感じさせる渋い親爺2人がピアノとベースに向かうセピア色のポートレイトである。これには一目惚れしてしまい思わず試聴したところ飛び出してきた音が実にキュートで艶やかな女性ヴォーカルで驚いた。裏ジャケのクレジットを見れば解りそうなものをと思われるかも知れないが残念、訳の分からない他国語、類推を拒む異国語である。Bohem Musicなるロシアの怪しいレーベル(?)であるがこのレーベルでは他に幾枚か優れた盤を所持しており、これでまた一枚フェイバリッツ盤が増える勘定だ。この盤はどうやらジャケに写る2人がリーダーで取り巻きを入れて録音されたらしい。3人の美人ヴォーカリストと1人の老練女性ヴォーカリストが豪華なストリングスまで入れてヴォーカル盤に仕立てている。残念ながら氏名を記すことができないが AHHa 何がしという女性ヴォーカルが全10曲中6曲を上述どおり実にキュートで艶ある声質で歌う。特に#2 "Anos Dourado" を一聴すればKOされることは請け合い。幾分歌謡チックであるがジョニー・ソマーズを上手にした感じと言えば遠からじか? 目にしたら即買いをお薦めしたい。

                  
    Nov11$24.jpg
        
                         タイトル等上記参照
               (2002年録音? Boheme Music CDBMR211252)



    どうやらジャケットにはポートレイトは載せないぞ と固く決めごとをしているらしいのがこのStephnie Haynesだ。内ジャケの写真を見るとなるほどそれ程の美形ではない。(注・・・個人的な嗜好の領域なのだからしょうがない。)確かファースト盤には本人のポートレイトが使われていたと記憶するが何やらピエロのような様相であった。(注・・CD盤ジャケでしか知らない) 故に本人も嫌になり以降風景画にすることを固く決めたに違いない。(注・・・全くの推測) もう一枚所持する盤は夕暮れの湖と木立の絵でもの凄く暗い。(注・・・嫌いではない) しかし歌唱は本格指向。エラ・サラ・カーメンの路線を行く正統派と言って差し支えないだろう。シダー・ヲルトン・トリオのバックも秀逸。何故か手離せない一枚。 

     
                  
    Nov11$23.jpg
     
                         Stephanie Haynes
                     With The Cedar Walton Trio          
                       『Here's That Rainy Day』       
                  (1988年録音Trend Records TRCD-556)

    続くNita Sell なる唄い手のジャケットも暗い。満月の海辺の夜空を描いたものらしいが海と空のむこうの闇を見つめていると何か哀しくなってくる。救いは数点の星、それに流れ星だろう。消えないうちに何か願い事をしなくては・・・これも本人のペインティングらしい。歌唱は素晴らしく声質は幾分のハスキーさにまろやかさがのっていてしめやかな唄が似合う。殆どの曲は自曲オリジナル、己が声質に合った陰りあるサビの効いた好い曲揃いだ。バックはピアノにAstrid Cowan のトリオが参加。ベーシストが時にアコギで参加し好い味を出している。ジャケ裏の微笑した写真を見る限りとても可愛いのだが恥ずかしがり屋なのだろう表に出たがらない。#10 自曲"If I Don't Leave"がこの盤を象徴するかのように儚く美しく秀逸。ひたすら心地好い。

                  
    Nov11$21.jpg
                       Nita Sell 『Night Sky』
                (2002年録音? Andaluz Productions 02-001)

    最近(?)バックに軽い演奏陣をつけて小奇麗な唄い手がユニットを組むというのが流行っている気がするが如何か?例えばSeelaの『Torch』、Lisa Bassenge のTrio、Nadja StollerのTrio 等々。曲は決まって軽いもの、スタンダーズで言えば "Fly Me To The Moon" や "You Go To My Head"、"Once Upon A Summertime" や "Old Devil Moon"、 "Get Out Of Town"、"Time After Time"、 "Everything Happens To Me" など軽妙であるが唯それだけでない絶妙の域にある曲を採りあげる。しかもその歌唱、演奏がセンシティブ極まりなく心憎いばかりのもの。そういうユニットが沢山出てきて嬉しい限りである。今回採り上げるJune Korneliusen Trio などもまさにその一つだろう。裏ジャケに写る容姿を見る限り凄く美人だと思うがやはり恥ずかしがり屋なのだろう。とても好い感じなのに残念とは思うがそれはそれでよいのかも知れない・・・。

                   
    Nov12$02.jpg    
                       June Korneliussen Trio
                           『Gentle Rain』
                (2001年録音 Platearbeiderne PLACD-2001 )

    題名を面白可笑しくしたため趣旨にそぐわない盤もあるが寛容にして頂きたい。
     まだ沢山の恥ずかしがり屋盤があるが後日・・・

    00:34 | トラックバック(0) | コメント(5) | Vocal | Page Top


    ■2012/07/30(月) 熱帯夜、ジュリー・ウィルソン 初期盤CD化を祝う

    余りの暑さに終日エアコンのかかった和室でゴロゴロしていたら何故か体調が思わしくない。身体の骨格が軋むように痛い感じがする。まさに言葉通り座布団を3枚ほど敷いてゴロゴロ横になってオリンピックの面白いところを観たり、興味のない場面では手持ちの本を読んだりしていたからで、無理な姿勢と効き過ぎるエアコンの冷気にやられてしまったのだ。

    そう言う訳で今日は外出しなかったのでテレビと読書のひきこもりの一日となった。

    ジャズの話題。

    ジュリー・ウィルソンのCameo盤『Meet Julie Wilson』 は昔アナログで何度も聴きこんだ特別な盤である。Cameo というマイナーなレーベルから出された盤はペラペラなチープな作りでオリジナル盤であっても安価であったので2枚所持している。ジュリー・ウィルソンは同じジュリーでもジュリー・ロンドンなどと比べると人気は各段の差で、マイナー・レーベルの人気のない盤なのでCD化は無理だろうとずっと諦めていたものだ。 ところが過日、何気にCD店を覗くと驚くべきことにかのジュリー・ウィルソンの盤が小さなCDサイズになって店頭を飾っているではないか!!手に取ってみるとやはりあのスペインの好事家レーベル(?) LP Time Records 製。嘗てこれも余りのジャケの好さでアナログ盤を所持している Priscilla Paris や Peggy King もこのレーベルから出たCDだったと想い出す。その時のブログ記事でジュリー・ウイルソンの初期盤もCD化しないものかと書いた記憶がある。もしそうであるなら実現が叶った訳である。このLP Time Records の優れているのは忠実にジャケを再現している点だろう。但し、唯一の不満はオリジナル・レーベル名がLP Time Records と変えられてしまっていることである。まあ、小さなことはしかたがないか・・・こうして気楽に聴けるようになったのだから。

    もうひとつ、『Meet Julie Wilson』の優れたところはその歌唱(B.ホリディの影響が大であるが・・・)であるのは言うまでもないのだが、加えて大きな要素は唄伴がエリス・ラーキンス・トリオであることだ。声高には言わないが、実にこのエリス・ラーキンスは好いピアノを弾く。入手できるものはできる限り聴くようにしているが、その馴れ初めとなったのはこの盤を聴いて以来である。唄伴に優れたピアニストは好いピアノを弾くという定理を証するピアニスト。緩急強弱、間の取り方、タメの利かせ方、そして何より歌詞を含んだうえでピアノを弾くという習慣が聴く側の心の奥底にまで届く演奏となるのだろう。


                   Jul28$01.jpg
                     Julie Wilson 『Meet Julie Wilson』
             (1960録音 Cameo Records原盤 LP Time Records LPT1193) 
                            #All Tunes

    00:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | Vocal | Page Top


    ■2012/03/14(水) ジャズ盤蒐集についての雑感

    『熱し易く冷め易い』とは私の事を指す言葉だ。いっとき夢中で取り組むが、ふと我に返ると何故か急にばかばかしくなって来て投げ出してしまう。ここでの話題:ジャズ関連で言えば数え切れないほどの愚行を繰り返してきた・・・つまり色々な括りで蒐集してきたがどれも中途半端と言う事である。

    例えば一般的な蒐集対象であろう演奏家に絞ったもの、月並みなところで言えばビル・エヴァンスであり、チェット・ベーカーであり、ズート・シムズであり、スタン・ゲッツであり、ポール・デスモンドであり 等々・・・これら突飛に素晴らしいと思ったミュージシャンはサイドメンでの参加や一曲だけ参加した盤までを含め全てを蒐集したいと思った。しかしビッグ・ネームの蒐集に至っては正規盤にブートを加え余りの盤の多さに辟易したし、マイナーな演奏家では逆に玉数は少ないが初期の自主製作盤など非常に入手が困難で、たまに市場に出ても下手をすれば6桁にも達するかの異常な高値に跳ね上がることもあったり、これにも辟易した。

    また、レーベル別の蒐集にも憑依(笑)れたことがある。勿論大手のレーベルではなくマイナーなレーベルである。これは時間がかかるが意外といけるものだと思う。但し蒐集が成った時感ずる達成感:ピークは一瞬のこと、後の鑑賞での感動量とは別物という認識が必要だ。

    またまた、これぞの名曲(勿論自分にとっての・・)の収録盤蒐集も随分やってきた。例えばコルトレーンの"My Favorite Things"の収録盤蒐集や単品のお気に入り曲の収録盤では枚挙に暇がないほどになる。が、どれもウェブで検索すると知らない収録盤がありまだまだ不完全な状態だ。かと言ってシラミつぶしに蒐集するようなことも嫌なので、これほど多岐に手を広げてしまったのできっと生きているうちにコンプリートはあり得ないというのが諦感を込めた目測だ。

    それにジャケの好さ:美人ジャケ、車ジャケ等々拘りの蒐集も一度手を染めたらやめられなくなるので注意が必要だ。これなど内容は二の次なので割り切っているぶん精神的には負担が少ない。好きか嫌いかの世界だし。

    そういう事でビッグ・ネームの蒐集は中途半端であるし、マイナーの蒐集も中途半端になっていると云うのが実情だ。いつも心のどこかでもう足を洗いたいと思っているのが本音だ ( "足を洗う" っておよそ悪事について言うよな・・)。これは昔やめるのに苦労した煙草の悪癖に酷似しているな。

    蒐集は収集とも書けるけれどやはりここでは蒐集なのだろうな・・・鬼がいるもの。

    ってことで蒐集の不甲斐なさを言い訳してしまった。完璧でなければ蒐集とは言えないよなぁ・・・そんなことをブツブツ思いながら、言いながら、明日からも又彷徨うのだろう。

    閑話休題、話題急変。

    今回はヴォーカル盤を紹介したい。又しても古い盤であるが聴く度にブルージーでレイジーな気分にどっぷり浸れるのが好い。彼女の声質はピアノよりもB3に馴染む。オルガン盤はこれ一枚しかないのだろうか?

                      Mar09$01.jpg
                          Katie King 『Side Trip』
                    (1998年録音 MNOP Records MNOP1018-2)


    19:15 | トラックバック(0) | コメント(0) | Vocal | Page Top


    ■2010/12/06(月) 人気ラーメン店と素っ気ないヴォーカル盤について

    最近何かと話題のYouTube、こんな画像をお気に入りに入れて見ている。恥ずかしがり屋で照れ屋(?)のラルフ・タウナーは演奏の前に必ずおでこのあたりに手を持って行って何かに祈りを捧げるような仕草をする。どの曲でも必ず見られる。癖なのか或は本当に何かに祈っているのか? 私は祈りであると思いたい。それにしても何と素晴らしい演奏であろうか!
      ● 
    ラルフ・タウナー演奏 "ナルディス"映像    
      ●  
     ラルフ・タウナー演奏 "ジャマイカ・ストップオーバー"映像

    こういう素朴な外見に反し深い演奏をするミュージシャンが好い・・・ラルフ・タウナーなど一歩間違えば***レスではないか。そう言えばラッキー・トンプソンは実際に***レス生活をしていたと言うし、フラッと姿をくらまし放浪したり破綻的な行状や奇行のエピソードをもつジャズ・メンは採り上げるのに事欠かない。今度そういう特集をするのも面白いかもしれない。

    過日、いつか食してみたいと思っていた噂のラーメン屋に行ってみた。少し早い時間に着いたので空いているだろうと思っていたのだが、結局30分近く並んで待った。狭い店内にはカウンター8脚、これでは混む訳だ。駅から近い訳ではないし車も3台くらいしか置けないが、不思議とどこからか湧いてくるように人が集まってくる。やっと店内に入ると食券を買ってくださいと奥さんらしき人が丁寧に教えてくれる。これほどの人気店にしては気遣いが細やかである。厨房には旦那さんと思しき30代位の若き店主が一生懸命な感じで働いている。なかなか好感のもてる店である。基本はラーメンが中心のシンプルなメニューにコンセプトの確かさと自信が窺える。スープは澄んだ鶏がらベースに腰のある縮れ太麺が絡む。ネギは太め、チャーシューは小ぶりで味がしみ込む。メンマは少し細めで薄味。具材は少なめでスープ命といった感じのラーメン屋である。県内一番人気だけの好い味わい、若干脂っこい感じは否めないが、最近の趨勢の中ではさっぱりした方だろう。またいつか元気のある時に並んでみよう。

    その足で久しぶりにDU**へ行ってみる。欅並木通りを走るのも目的の一つである。どういう訳か不思議と好きな通りが昔からある。その道を通りたいがために、わざわざ用事を作ることだってある。そういう道沿いに好きな店があれば一挙両得だ。

    Andrea Mann『Photograph』という初耳のヴォーカル盤を入手する。調べると去年発売されたばかりの彼女のデヴュー盤、結構話題になったようだ。HMVに寄せられた評価も高い。情報の過疎地にいるとこうした不幸もあるが思わぬところで巡り合えると言う幸福だってある。実にものは考えようだ。

    彼女の声質が好い。HMVに寄せられた評にもアン・バートンやメレデス・ダンブロッシオを思わせるとあったが、成ほどである。それら評価は殆ど高得点である。しかし唯一評価の低い人がいて、その歌唱の一本調子を指摘していた。これも成るほどである。しかし、あのラーメン屋がスープ命と絞り込んだように、この盤のコンセプトは一本調子なのだ。ライナーに一文字さえない素っ気なさが何かを物語っている・・・それも好い。 

       
    Dec13_08.jpg
           Andrea Mann『Photograph』
           (2009年録音 AMPHOTOCD1)

    21:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | Vocal | Page Top


    ■2010/10/21(木) ノラ・ジョーンズ のパパはラビ・シャンカールか?

    異動で勤務先が変わって以降、都内のDUに行くことも殆どなくなった。端的な変化はクレジットの数字に現れ、支払いは一桁も減額した。家庭的には極めて良好な事なのだろう、家人との関係も至って良好である。反面、趣味的には優れた稀少自主製作盤やら将来の大物廃盤を確実に逃している事は明白、心中穏やかではない。

    さて、今回は久しぶりのヴォーカルの話題で行ってみたい。

    私は上記の理由や生まれついた怠け者であるので、今何が熱い話題となっている盤か、ブレークしている唄い手なのかを把握していない。最新盤と云えばTorun Eriksen、Cara Campanelli、Nicki Parrott、Sophie Milman、Kate Davis くらいなもので、それとてもう時代遅れになっているかも知れない。勿論新作のエデン・アトウッドは買っていない。どうしてもその気になれないのである。

    さて、そこでノラ・ジョーンズである。今更のと云うのがオン・タイムなヴォーカル・ファンの感想であろうが、採り上げるのには訳があった。過日どこかで読んだか聞いたかしたのだが、彼女の親父:パパはラビ・シャンカールであると言うことなのである。ラビ・シャンカールと云えば今から遡ること30年以上前になるだろうか、結構嵌って聴いたシタール奏者だ。ラビ・シャンカール=シタールという位に代名詞的な存在である。当時ラビ・シャンカールはいい歳であったと思うから、もし本当に実親父であるならノラ・ジョーンズは相当な高齢での子供に違いない。

    彼女の盤、確か一枚ぐらいは所持していたなぁと思いラックを探ると、この盤が出てきた。当時正規盤ではなく何か訳ありの盤だと思ったが、忘れた。久しぶりに聴くとこれはカントリー色が随分強いなぁと思った。しかしどこをどう捻ってもラビ・シャンカールとの関連性は見つからない。

    ここまで記して、続く・・・と小休止したのだが、その間に不幸にもパソコンが壊れた。壊れたパソコンを購入先の山田電気、いやヤマダ電機へ持っていくと、幸いにも5年の延長保証をしていたので無償での修理ができそうである。なにやらマザーボード、基盤が壊れたらしい。もちろん理由などはわからない。修理は2週間ほど掛かるらしい。息子がアップルのPCを持っているので貸せと言うと嫌だと断られた。おい、プロバイダー接続は俺が払っているだろうと言うと、無線ランの機器は僕が買ったのだからと、訳のわからないことを言う。PCの支払いだって大本は親父である俺が払っているのだと言おうと思ったが厄介なのでやめた。

    今、出張中で、これはホテルのインターネット・サービスから書き込んでいる。実に便利な世の中である。

    そういうことで少しの間、更新はできそうになく、野良・ジョーンズ、いやノラ・ジョーンズとラビ・シャンカールの関係もペンディングとなる。

    東北の小都市に仕事で来ている。健康のため2時間ほど散歩をした。雲が低く垂れ、風が冷たく、これはまさに冬だなぁと思った。散歩途上ブック・オフがあったので寄り、森 詠の本が数冊あったので買う。彼の古いハード・カバー本はあまり目にしないし、それに驚くほど安価であったので心だけはホクホクである。


                
    Oct21_01.jpg


    23:28 | トラックバック(0) | コメント(2) | Vocal | Page Top


    ■2010/06/25(金) キュートなGitte 

    最近はあまり好い盤と廻りあっていない。CDショップに足を運ぶ機会が少ないのが大きな理由なのだが、その反動で仮想のショップで購入することが多くなっている。勿論出来る限り試聴をしているのだが、それが出来ない盤は目を瞑ってレコメンドや雑誌の評に頼るしかない。それ故、好い盤に巡り合う確率は極めて低いのである。やはり店頭でジャケを手にとって試聴するに越したことはない。また、内容の悪さ以上にショックなのは、ジャケを手にとることもないので届いた盤が嫌いなデジパックであったり、或はスリットにCDが裸で差し込まれた、信じられない低品質の輸入紙ジャケであったりする。実に情けない状況である。

    そんな情けない状況で、やっぱりこれは好いぞという盤は必然古い盤になってしまう。今回の盤はヴォーカル盤であるが、私のセオリーから外れる数少ない盤である。ヴォーカルのバックはピアノ・トリオ等小編成が好ましいという盲目的な信条を何故か持っている。それも昔どこかの雑誌で読んだ誰かからの借り物の嗜好だった。しかし実際、ビッグバンドやストリングスをバックにしたヴォーカル盤で、吃驚するほど感動した盤は数少なかったのも事実。勿論趣味の好い管が数本入る唄伴や時代の薫陶を受けた例えばポール・ウェストン等の魅力的なバンドの伴奏等、格別なものはある。何事にも例外は存在する。

    そう言う訳で今回の盤は基本的に跨ぐ盤であったが、この魅力的な歌唱を耳にして一発で惚れ込んだ盤である。後で知ったことであるが、この盤はその筋(?)では有名な盤らしく、熱狂的なファンも多いと聞く。それはバックを務めるKenny Clarke-Francy Boland Big Band に拠るところもあろうが、Gitte Haenning のキュートな魅力に負うところ大であろう。最近ではFelicia Carterなどを思わせるある種アンニュイさが伴うところにも惹かれる。それにしてもBenny Baily、Dusko Gojkovic、Jonny Griffin等々を擁した何とも贅沢なバック・バンドである。

    因みに、このCDジャケはアナログ盤のオリジナルではなく、別なジャケをCD化したものである。また、最近発売されたCD盤では全く違ったジャケとなっている。実のところオリジナルのアナログジャケも、最近のCDジャケも余り好みではない。出自は怪しい盤であるが、断固私はこのジャケ盤が好みである。歌唱を聴きながらジャケを眺めれば、どれが相応しいか判るというもの。オリジナルではなくセコンド・ジャケや怪しいジャケが好いと思う盤は幾つかあるが、これもそういう盤の一枚である。

           Jun24_01.jpg
         Gitte & The Kenny Clarke Francy Boland Big Band
               『Out Of This World』
           (1968年録音 Verabra Records No.20)
          "November Girl" "Marriage Is For Old Folks"
          "Out Of This World" "Imagination"  
          "A Sack Full Of Dreams"
         


    00:39 | トラックバック(0) | コメント(0) | Vocal | Page Top


    ■2010/02/24(水) ジャズ・ヴォー・アラウンド(2)

    やはり落ち着くのは人の声である。どんな楽器も敵わないなぁと思う。今流行りのキュートなジャズ・ヴォーも悪くはないが、深夜、ひっそりとヘッド・フォンで聴くのは深くて寛ぎのあるヴォーカルに限る。最近ではHalie Loren がピカイチの出来だろう。奥深い陰影ある艶やかな声質に表現力豊かなセンシティヴな抑揚のある歌唱力、歌伴をシンプルなピアノ・トリオ中心にしているのも好い。まさに痺れるヴォーカルとはこういう盤である。"Summertime"を一聴して全くKOされてしまった。ジャズ・アラウンドを題した手前、これ以上の紹介は避けるが、ジャズ・ヴォーには陰影が必須である。

    さて、今回の盤であるが Halie Loren により深みと包容力を加えたかのブラジルのヴォーカリスト Alda Rezende の作品である。ブラジルと言えばブラジリアン・ミュージック、勿論彼女はジャズ・ヴォーの唄い手ではない。しかし、上手い唄い手は素材を選ぶものではない。殆どがブラジル産の音楽であるがジャズ色のフレイヴァーが香ばしい。歌判はニュージーランドのセンスあるピアニストJonathan Crayford のみであるが全く不足を感じさせない。これにはピアノのジャズ的技量も然ることながら、圧倒的に存在感あるヴォーカルに拠るところは大である。何という深みある寛ぎ。多分キュートなヴォーカルだけを良しとするファンには理解されることはないだろう。

              Feb20_04.jpg   
          Alda Rezende&Jonathan Crayford
                『Madrugada』
     (2003、2004録音 Do Brasil Musica DBR0014)
      
       #1  Joana Francesa   #3  Janet
        #4  Besame Mucho   #6  Ne Me Quittes Pas
       #7  Virtual         #10  Big Foot    

    そしてもう一枚は、知る人ぞのシャンソン歌手(?)Juliette Grecoのローマでの50年代ラジオ音源集。5年ほど前、ジャケの様子が好いので不純な思いで購入したが、聴いてみてこれまた一発でKOされた。小悪魔的なキュートさと場末の飲み屋にいる娼婦の様な蓮っ葉さが堪らない魅力となった。ところどころに自身による曲紹介のナレーションが入っている。言葉は理解できないが、何を語ろうとしているのかは凡そ判る気がするのが面白い。因みにアイ・ポッドではアルファベットで行くと彼女の前がJulie London になり、甘さの次にくるJuliette Grecoの堅い苦さが堪らない。

           Feb20_03.jpg
                 Juliette Greco
              『Rive Gauche On Radio』
    (1952、1953年録音 Twilight MusicTWICD AS0416) 
                  All Tunes 

    *予告の一枚は後日のアップとさせて頂きます。


    23:39 | トラックバック(0) | コメント(1) | Vocal | Page Top


    ■2010/02/21(日) ジャズ・ヴォー・アラウンド(1)

    この上ない美形が唄うハスキーなジャズ・ヴォーを聴きながら美味しい紅茶でも飲み、まったりとした昼下がりを過ごすのが正しい休日の過ごし方ではなかろうかと愚にもつかぬことを考えたりする。思うにピアノ・トリオを聴く態勢とヴォーカルを聴くそれとでは明らかに違いがある。嘘のような本当の話に、動物の象を見ると血圧が下がるという話がある。おおらかな体型に安心感を感じるからだろうか。かように血圧は極めてメンタルな事で数値が動くと言われるが、ジャズを聴くときの血圧を計測すれば明らかにピアノと比べヴォーカルを聴くときのほうが低下すると思う。んっ、いや、逆かも知れない?(笑)

    そういうことで、今回はジャズ・ヴォー盤を特集したいと思う。しかし、これぞジャズ・ヴォーというジャズ・ヴォーも好いが、外周にある小味の効いたジャズ風味のある盤も捨てがたいものだ。へそ曲がりな私は寧ろこういう盤にこそ惹かれてしまうのである。

    ボサ・ノヴァは嫌いではないが、それほど詳しくはない。今回の盤はNorma Benguell 『Ooooooh!Norma』という1959年録音の盤である。こうした盤に巡り合うと、シルヴィア・テレスやナラ・レオンばかりがボサ・ノヴァではないのだと思い知らされる。これはビル・エヴェンスばかりがピアノ・トリオでないのと同じで、どんなジャンルにも奥行きがあるのだろう。

    その手の本を見るとNorma Benguell はショーガール、セクシー女優らしく、そんな女優さんの企画的なボサノヴァ盤とのことである。ここで注目すべきは1959年という録音年である。ボサノヴァの先駆と言われるシルヴィア・テレスのLP初盤が1957年、ナラ・レオンでさえ1964年がデビュー盤となる。また、あのジョアン・ジルベルトの初盤が1959年であることを考えると如何に先駆的な盤であるかがわかる。しかし本業でないところが災いしてか評価は低いようだ。それにしても、このハスキーな声質はどうだろう、#1 "Sucedeu Assim"を聴くと、このままジャズ・ボー歌手として何枚かアルバムを発表していたなら、後世に名を残すジャズ・シンガーとなったであろうことは想像に難くない。それほど魅力的な声質であり歌唱である。

    片やこの一枚という幸せ・・・古き盤に巡り合う時、この今ある魅力を最大限満喫するのが礼儀であろう。
    "光あるうちこの光の中を歩めよ" とは誰の言葉であったか?

                    Feb20_02.jpg            
                           Norma Benguell          
                          『Ooooooh!Norma』
                        (1959年録音Odeon 541532 2)
                    #1 "Sucedeu Assim"
                    #4 "On The Sunny Side Of The Street"
                    #5 "Eu Preciso De Você"
                    #7 "Sente"
                    #8 "Fever" 
                    #10 "You Better Go Now"
                    #12 "Drume Negrita"


                  
       

     

      
    01:46 | トラックバック(0) | コメント(0) | Vocal | Page Top


    ■2010/01/15(金) 声質について

    少し変わった本を読んだので紹介したい。伊坂幸太郎著『死神の精度』という短編の連作小説集である。かの作家は少し変わったものを書くので以前から少し気になっていた。サスペンスと言う大雑把な括りでは包含できない純文学的(?)な要素を多分に含んだ感じが面白い。この連作集では死神が主人公で、姿なりは人間の格好で、或る指定された人間が死に値するかどうかを一週間で判断し報告するするという仕事(?)をしている。つまりこの人間は死んでも良いだろうと判断すると死ぬし、そうではないと判断したら寿命を全うするという、そういう死か生かの判別が仕事なのである。死神の唯一人間界での楽しみは音楽を聴くことであり、仕事より音楽を優先するところもあり(笑)実に共感ができる。 

                  Jan14_18.jpg 
                伊坂幸太郎著『死神の精度』
                  (2008年 文春文庫)

     連作の1編目、表題でもある"死神の精度" では、電機メーカーの消費者窓口に勤める風采の上がらない・・・これは男性への形容だろうか?・・・それ程美しくない22歳の女性が判別の対象であった。彼女の仕事は消費者窓口、つまりは苦情処理で、クレイマーなどの対応で精神的にもボロボロになっていて、これは死に値するだろうとの判断に傾きかけていた死神だった。しかし、その女性が或る偏執的なクレイマーに責められ、会うことを強要されている現場に遭遇した。このクレーマー、実は音楽関係者で、たまたまクレームの電話をした際、彼女の声に惚れ込んでしまい歌手へのスカウトをしたかった訳である。が、ストレートな申し出では真の声質が確認できないことから、しつこくクレーマーを装っていたという設定。物語の詳細は省くが最終的に、何より人間界での楽しみが音楽鑑賞である死神は彼女の唄が聴きたいとの理由で死の判別を 『見送り』とした訳である。オペラ歌手のキャスリン・フェリアが電話交換手であった話も挿入されていたりして面白く読んだ小説であった。

    この小説のミソ、或は教訓は、歌は声質であるということ(・・・これはあの寺島氏もどこかで書いていたが)と勝手に解釈した。歌にとって音感とか歌唱力は二の次であるとの意見には大賛成である。歌は上手くなくて結構なのである。

    そういう訳で声質の好い盤を紹介したいのだが、こればかりは個人差の大きいジャンル故、難しいところである。好きなヴォーカリストは沢山いて古いところは割愛するが、近々では(と言っても少し古いが・・) Melody Gardot や Clems、それにHilde Marie Kjersem の声質などは好いと思える。何にせよヴォーカルは好みで別れるところ大である。今回はどちらかと言うとフォーク系とも括れる盤である。ファースト盤も好いが、やはり一曲一曲の完成度の高い2作目を挙げたい。Siri Gjare のヴォーカルも切ないが Tord Gustavsen のピアノが真に泣ける。絶品である。

               Jan15_02.jpg
                 Siri Gjare  Tord Gustavsen 
                    『Aire & Angels Ⅱ』
          (2002年録音 Bergland Productions BE 008-2)

                     


    01:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | Vocal | Page Top


    ■2010/01/04(月) 近々のヴォーカル盤 

    増殖したコレクションは精神衛生上、極めて芳しくない。そればかりか身体的にも危ない。それは過日、草森紳一氏の随筆『本が崩れる』(文春新書472)を読んで感じたことである。冒頭、本が崩れ風呂場に閉じ込められたエピソードが紹介されていて身に沁みた。我が家はそこまで行っていないが玄関を入ると直ぐの左側の広間は二つの本棚に奥と手前2重に本が溢れて来客者を脅かし、客間に続く廊下の片側は天井まで本棚で埋められている。勿論自室はいっぱいで、本来衣類を入れるクローゼットには本棚をしつらえ埋め込んである。それに加え運が悪いことに家人のコレクション(?)は衣類で、余り処分するのが嫌いらしくこれも増殖の一途で、さながら家人と私の陣取り合戦の様相を呈している。家人は子供を金品で手懐け子供部屋のクローゼットに衣類を格納(?)しているようだ。そういうことでリスク・マネージメントが必要な我が家の戦場である。困ったものである。

    そういうことで増殖したコレクションであるが、心底惚れ込んだ物なら納得はするが、世評に流されて購入したものばかりが目だって来ると、何か心がモヤモアして来るのである。しかも本であるなら読んでいなかったり、CDであれば聴いていなかったりすると、なお更嫌な気分になってくるのである。早いところ読むなり聴くなりして取置くか処分するかを決めなくては進退が儘ならない。(本の場合は読まなくても様子が好いだけで良しとするのが多々ある・・)

    さて、今回は久しぶりのヴォーカル盤を特集したい。最近のジャズ・ヴォーは昔の分かり易いジャズのイデオムにそったものばかりではなく、フォーク、ロック、カントリー、ボサノバ、タンゴ等ワールド・ワイドな様相を呈しており、少しは慣れてきたつもりでいるが驚いてしまうこともある。実のところ聴く側も昔ながらのストレートなジャズ・ヴォーを期待してはいないのではと密かに踏んでいる。

    そこで最近の愛聴盤。括りはラテン、ボサノバであるが、演奏の随所にジャズ的なところやPメセニー:Tオルタ的な音作りが見えられ面白い。それにしたって心の芯まで沁みる歌唱に惚れ込んだのが根底にあるのは言うまでもない。Noel Rosa、Gilberto Gil 等の作品が素晴らしい。歌詞が理解できたら一層好いだろうに。

               Jan03_01.jpg
          Zizi Possi『Sobre Todas As Colsas』
        (1991録音 Estudio Eldorado ELD.CD.7074)

    また、こんな盤も感動的であった。又しても古い盤なのだが・・。若いだけでは表現できないものがある。成熟した歌唱が生ギターを中心にしたシンプルな演奏に映える。

               Jan04_03.jpg
                  Susie Arioli Band Feat. Jordan Officer
                                    『That's For Me』
                  (2003年録音 Justin Time JUST 195-2 )

    Marielle Koeman とJos Van Beest Trio の2001年録音盤は澤野商会から発売されているが、私は拘りのオリジナル盤を入手した。後年(2004年)のアルバムも捨てがたい。素晴らしい歌唱と伴奏がよくぞ巡り合った。奇跡的なセッションと言える。

                                 Jan04_04.jpg 
          Marielle Koeman &Jos Van Beest Trio
                『From The Heart』
         (2001年録音 KAP Records KAP2102)


             


    20:02 | トラックバック(0) | コメント(0) | Vocal | Page Top


    ■2009/12/03(木) 最近嵌っているヴォーカル盤

    今日『不毛地帯』というテレビ・ドラマを見ていると終曲にトム・ウェイツの曲が流れていて思わず懐かしくなってしまった。デビュー盤のLPを聴いた頃から時は既に30年は過ぎている。当時出版社に勤める年上の女性の友人からピアノに寄り添うトム・ウェイツのジャケ写のデビュー盤レコードを借りて聴いたのが昨日のことのように鮮明に覚えている。後、アッサイラム・レーベル時代のものをよく聴いたが渋いヴォーカルと演奏のテイストはロックというよりはジャズに近く、ロックからジャズに移行する頃と符合する。

    さて、最近少しお洒落なヴォーカル盤を数枚中古屋さんで拾った。多分その筋(?)では有名な盤であろうが、近頃それほど熱心なヴォーカル・ファンではないので疎い。例えばエデン・アトウッドの新譜だが、あれほど好きだった彼女の盤にどうしても腰が重くなってしまい今だに入手していない。試聴してみたのだが、何故かスイッチが入らないのである。ここ数年、盤購入に際し出来る限り聴いたうえで厳選しているが、全体感動の質が低下しているのではないかと感じられてならない。或は感動的な好い盤を聴き逃しているのだろうか・・・このことは最も懼れることである。

    そういうことで今回の盤である。決して感動盤ではないが、雰囲気や醸し出すイメージを楽しむ、味わう盤である。続く・・

                 Nov26#09  
                Palmyra & Levita With Joao Donato
                『Lucy In The Sky With Bossa Diamonds』
               (2004録音 Rambling Records RBCS-2101 ) 

                  Nov26#10
                    Toco 『Outro Lugar』
               (2006年録音 Schema COCB63583 )


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