そう言う事で背中の痛みが薄らいできたら今度は風邪気味である。これも数日会社を休暇してぐっすり眠ったら快方へ進んでいる。人間には休暇が必要だ。で、休んでいる間によく夢を見た。普段は殆ど見ることのない夢である。大昔の友人たちが脈絡もなく大勢出演(?)してきてあれやこれやと大騒ぎしていった。時間軸がごちゃごちゃで小学校の頃の友人と大学の頃の友人が一緒に出てくるのだ。・・・しかし今頃みんなはどうしているのだろうか? また会いたい(?)と思うが多分同じ夢は見られないだろう。 最近聴いた Mats Up というユニットの『Something About Water』という盤を紹介したい。
これはTBC 同様最も信を置くスイスのJHMレコードからの作品である。相変らず古く2000年の作品だからきっと聴いた方もいらっしゃるかと思う。が、何せこのジャケットはいけない。何故かは分からないがジャズ盤にスキューバ・ダイビングの写真は違和感がムンムンである。ほぼ8割(?)の人はこのジャケを目にしただけでスル―するだろう(笑)。それ故聴く人も少ないのではないかと勝手に踏んでいる。しかし何事も先入観は禁物 #1 "Something About Water" 表題曲を耳にした瞬間の一撃・・・単調なリズムとバスクラのリフが哀感のメロディを先導し加わる管楽器の糾いが、その判り易さ故の一途さが、涙腺を刺激して止まないのである。Franco AmbrosettiのライナーによればユニットはSwiss Youth Jazz Orchestra のメンバーを中心に優れた若手7名の面子で構成されている。何にせよ4管のアンサンブルのカッコよさと Leo Tardinなるピアニストのリリカルさにすっかり参ってしまった。勿論 製作総指揮はジョン・ハイダーである。
Mats Up/Matthias Spillmann Septet 『Something About Water』 (2000年録音 JHM Records JHM3620)