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    ■2010/03/23(火) 魅惑のウィズ・ストリング盤

    それらの括りを正式に何と呼んでよいのか判らないので、ある楽器(管楽器が主)に弦楽器(ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロなど)が彩りを添えるような盤をとりあえず『ウィズ・ストリング盤』と呼ぶことにする。古くはチャーリー・パーカー、ベン・ウェブスター、クリフォード・ブラウン、キャノンボール・アダレー、コールマン・ホーキンス、ジョニー・ホジッス、スタン・ゲッツ、ジョニー・グリフィン、レニー・ニーハウス、バド・シャンク、アート・ファーマー、ソニー・スティット、ハル・マクシック、アート・ペッパー、ボブ・ブルックマイヤー等々、作品を挙げたら枚挙に暇がない。どこかで読んだことがあるが、弦楽を入れるには経費も掛るので古くからミュージシャンの間では『ウィズ・ストリングス盤』が吹き込めたら一人前との意識もあったらしい。そういう『ウィズ・ストリング盤』であるが管楽器奏者ばかりでなくピアノ・トリオを基本にした作品もあり、最近では(と言っても70年代だが)キース・ジャレット『ブルー・モーメント』などと言う壮大で美を極めた大作があり、(これはヤン・ガルバレクの参加も大きく関わるのだが・・)今でも聴く都度深い感動に酔わせてくれる。

    しかしこれら『ウィズ・ストリングス盤』であるが、一歩誤れば趣味の悪い歌謡に堕する危険と隣り合わせであるのも事実、上記のビッグ・ネームの諸作でさえ大半は陳腐な作品にしか感受することができない。勿論これは偏狭な主観で、寧ろそういう陳腐さが好いのだという感受性だって有り得る。陳腐さなど根拠なき主観に過ぎない。

    ストリングスの描く絶妙な彩色のドラマチックな演奏に一時でも接したならその極め付きの美の虜になるのは容易い。例えば今回紹介の盤など、或る曲を聴くと震えるような感動が喚起される。相乗効果というには余りに味気ないが、強いて言えばそういうことなのだろう。陳腐さと美の危うい狭間。

              Dec27#05 
                Thierry Maillard 『Vision』
          (2002年録音 RDC Records REF:6401262)
           #1 Sur Les Monts Irlandais
           #2 Sans Fin
           #8 Passionnément À La Folie...
           #11 Clic-Clac

              Feb15_01.jpg
                Jim Ridl’s 『Door In A Field』
          (2003年録音 Dream Box Media DMJ-1065)
              #4 Six Hours Later
              #5 Door In A Field


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    ■2009/05/17(日) 弦楽入りジャズ盤について

    人でも物でも、その対象への愛(慈)しみがなければ、それに対して語ることは浅くなってしまうだろう。また、それは自然発生的、必然的でなければ嘘っぽくっていけない。どこかで誰かが、評論とは畢竟そのものへの限りない愛情であるような主旨の事を書いていたが、それは評論に限ることはあるまい。そうであるなら、何かに対してモノ言うのは幾ばくかの時間・・・冷静な冷却期間が必要で愛情もクールダウンさせないと暴走してしまうに違いない。そういう意味において今回の紹介盤は相当の冷却期間を置いている訳だが、言葉に変換しようとすると迸る何かが未だ上手く制御できない。回りくどい言い方をしてしまったが、つまり今だ熱愛中というお愛でたい盤な訳である(笑)。クラシック方面は暗いのだが弦楽による重奏が何故か好きで、オーケストラを聴けばいいのにと言われるが、どこか貧乏臭い私は、このコンパクトで完結した小宇宙的なユニット(?)に堪らない魅力を感じている。そういう訳で今回は弦楽入りのジャズ盤の特集である。

                   May17#07

    先ずはこの盤、幾度も取り上げていて、このブログではお馴染みな盤、Hal McKusick Octet 『In A Twentieth-Century Drawing Room』である。弦楽四重奏の編成ではないが、チェロの4層に亘る重厚なアンサンブルを加えたピアノ・レスのオクテット編成、多分真っ当なジャズ・ファンは鼻も引っ掛けない盤である。余りに酔狂故、アレンジ重視のウェスト・コースト・ジャズでも異端的、今まで評価したものを知らない。高踏的で頽廃的、11曲全て捨て曲なしだが、特に#1"My Inspiration”の絶妙な弦楽使いからMacKsickのクラりネットの導入に至る件は鳥肌が立つ感動、頽廃的な快感の極みである。また、Manny Albamの手になる#8 "Alto Stratus"における弓とピッキングによる弦楽演奏は優雅この上なく、この盤が1955年の吹き込みであることに驚愕を感じる。この同じ匂いを嗅いだのは最近、少し作為が過ぎるが、何とか野ばら(名前失念)なる書き手の本を読み感受して以来。マイノリティな存在であるが、絶対に外せない盤である。

                   May18#01 

    Lars Gullin 『Portrait Of My Pals』の弦楽使いには驚かされる。#1、表題曲でもある"Portrait Of My Pals”の冒頭、9人編成の弦楽と自身を含む5人のブラスがガチンコにぶつかり合うアレンジであるが進行につれ融和する様が好い。最初は違和感を感じたが何度も聴くうちにその意図する面白さの虜になり、とうとうガリンの術中に嵌ったかとニンマリした。荒っぽいバリトンと優雅な弦楽、このコントラストを逆手に取ったガリンは只者ではない。1964年、ストックホルムのスタジオで誕生した逸品である。因みにアナログは数多あるがこのCD盤は希少か。目にしたら入手をお勧めする。

                     May17#06  

    ピアノ・トリオに弦楽の彩りの必然を感じるピアニストもいることに嬉しくなったのはESTのモンク集『EST Plays Monk』での#1 "I Mean You”の頭、絶妙な導入部を聴いた時である。この曲から減額、いや弦楽を引いたらどうなるのだろうか? 魅力は半減するだろうなぁ。蛇足だが、ライブのような会話が薄く聴こえるのはどうしてだろう?実はそのささやき声、それさえも快感になり困っている。弦楽は感情の起伏の軌跡である。1996年吹き込みのこの盤には細やかな感動の方程式の解がある。

                     May17#01 

    Eric Legnini の参加がなかったら、きっとこの盤を聴くことはなかった筈だ。1997年の作品(らしい)この盤もまた、弦楽四重奏が参加している。#1 "Time Is Now”の冒頭から特異な世界へ誘い込む。そしてドライブの利いた演奏は益々熱さを増し、もうひとりの牽引者 Erwin Vann の剛直なサックスが炸裂する頃には相当な高みに達している。そして再び弦楽が入る後半、元のしめやかな演奏に戻るという芸の細かさ、脱帽である。#2 "Yellow And Some Dark Green” も#1同様サックス奏者 Erwin Vannの作品で、極めてドラマチックな仕立てである。この盤に於ける双頭の雄Eric Legniniと Erwin Vann の演奏を陰影をもって支えている影の立役者が弦楽であるのは言うまでもない。捨て曲一曲とてない極上盤の極。 

     

                          May17#05  

    Paolo Di Sabatino と言うとメリハリのあるタッチで粒立ちの良い音を聴かせる疾走感あるピアニストという印象が強い。盤としては自身の名を冠した『Paolo Di Sabatino』と『Threeo』が聴き応えがあるのだろうが、この盤の変幻自在な魅力に取りつかれると最早手放せなくなってしまう。この盤も『Threeo』同様エレベが幅をきかせていて、弦楽との相性が良いので驚く。表題曲 #1 "Ostinato”での映画のBGMに直ぐ被せられるような意表を突く出だしと牽引力あるピアノ・ソロが圧巻である。そして最も嵌っている曲が#3 "A New Reflection"である。リリックでいてどこかコミカル、緩急自在なピアノとベースのソロが縦横に飛び交う万華鏡的な世界に圧倒される。音楽の楽の意味を開眼させる盤と言うと大袈裟だろうな(笑)


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