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    ■2014/05/11(日) 様々な"Time Remembered"

    "花に嵐の喩もあるさ、サヨナラだけが人生さ" とは元が誰の言葉で誰の翻訳だったか忘れたが蓋し名訳である。深い意味はさて置き即物的な話で色気もないが気候のからくりで春は強風がよく吹く。せっかく咲いた花々をじっくり鑑賞することもなく散らされた無念を幾度も経験した。その経験から学べば開花に立ち会えた一瞬の僥倖を貪らなければならず、又の機会はないのだと心得なければならない。ここで言うところの花は安直なイメージしか持てないので桜以外思い浮かばない。そして青空に咲く満開の桜は何故かビル・エヴァンスの名曲 "Time Remembered" を想わせる。いやはや強引な展開で"Time Remembered"に話を着地させてしまった。

    そう言う訳で私のアイポッドには様々な奏者による "Time Remembered" が30曲以上収録されている。もちろんこの曲が好きなのだ。静謐を湛えた美しい旋律。淡色でありながら深みを帯びた色彩ある演奏はそれぞれに微妙な色合いを異にしている。その何れも個性があって好い。しかし自分の中では自ずと序列が出来上がっている。エヴァンスの演奏(これも数曲あるが)を除外するとやはり私的には Stefano Battaglia 、Tad Britton、Arrigo Cappelletti 、Eric Frey 、
    Trio Acoustic(Zoltan Olah)、Wolfert Brederode、Gösta Rundqvist 、Kenny Werner、Alfredo Remus、Joey Calderazzo、Sic trio(Isabel Membrilla)、Roberto Olzer、Marco Marconi、Piero Frassi、Gary Schunk、Ken Rhodes、Joe Simon、Chano Domínguez、Roland Batik …ピアノ・トリオではおおよそこんな好みの順である。が、
    最近このブログでも紹介した Dave Buehler Trioを聴き込むと異変が起きた。ステファノ・バタグリアや タッド・ブリットンを抑えベスト・フェイバリッツの座を射止めている。

    さてインターバルが随分になってしまった。

    この"Time Remembered"については音楽のスキルがあるならばハーモニー/コードの面白さとメロディについて気の利いたことを言及できるのであろうが私にその知識はない。唯一言えることはエヴァンスの美意識が凝縮した最もエヴァンスらしい作品だということ。その緩やかさと深さを湛えた美しい旋律には何か云いようのない思想が宿っているような気がしてならない。それがどういうものであるかこれも上手くは言えない。いやはや これでは何も語ったことにならないな。勘弁。

    閑話休題。

    休日の今日 絶好の日和に恵まれた。勿論 最近嵌ったサイクリングの日和である。

    朝起きると早速風呂に入る。湯船の中で今日のサイクリングのルートをあれこれ想定する。今日は無念にも途中で力尽き引き返してしまったあの峠をなんにしても制覇しようと思う。そんなことを考えながら湯舟に浮かぶ。朝食を摂りイソイソとビブ・ショーツとジャージに着替える。すると何故か得も言えないものがこみあげてくるのを感じる。そう平坦に云えばワクワクしてくるのだ。もう何十年も感じたことのない感情だ。嬉しい。

    そう言う訳で今日は非常に辛く厳しかったがどうにかあの峠を制覇した。エンジンはこの肉体だが如何せん半世紀以上落ちのポンコツだ。大勢の若いライダーに抜かれながらもどうにか頂上を極めた。峠の休憩所で私より6つ年長のライダーの方と話をした。その方のバイクはクロモリで実に渋い。最近はスピード第一のロード・バイクばかりでねぇと少し困った顔で仰った。斯く言う私のそれも自転車屋さんに薦められて購入した今流行りのカーボン製、若干の違和感を覚えているのは否めない。実は私も風景を眺めながら気に入った写真を撮るような輪行をしたかったのだと云うと、それではもう一台そういうバイクを買えば好いですねと云う。なるほどそう言う選択もあるなぁと目から鱗が落ちるように思い至る。なぜこれほど簡単なことを思いつかなかったのだろう。

    帰り道近所の坂道を登った。登る度にキツイなぁと思う坂だったが大きな峠超えを達成した後なので何の苦もなく登り切った。これを進歩/向上と云うのだろうね。まだまだやれるさ・・・。 

    因みに今日は何故かルグランの名曲 "What Are You Doing The Rest Of Your Life"が頭に鳴っていた。木漏れ陽のなか鼻唄しながら帰ったのであった。
      
       
    __ (10)      __ (11)       __ (13)

        峠の途中の地蔵様/ヘッドフォンか?  欅の老木/重厚感がウッド・ベースの様   川沿いの心地好い下り道/登るから下れる  
     





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    ■2012/09/22(土) フラナガン "Star Crossed Lovers" の話

    とうとうトミー・フラナガン"Star Crossed Lovers"の演奏盤をゲットした。

    昨日出張帰り、何気に寄ったお*水DUのピアノ・トリオ特集のコーナーでゲットしたのである。以前も記した通り、トミフラの演奏については村上春樹が小説『東京奇譚集』で採りあげており、私自身大好きな曲だったのでとても驚いたものだったが音源として目にしたこともなく諦めていたのだった。Tommy Flanagan 3 『Montreux
    ’77』と題されたそのCDは驚くことにOJCからの発売、しかもレーベルはパブロ。OJCと言えば本で例えればハード・カバー本が文庫化されたようなもので、遍く行き渡っていると考えても良いだろう。しかし不思議なことに嘗て一度も目にしたことがなく、またも私の漁盤の網の目が粗かった訳である。また惜しむらくは単独の収録でなくメドレーであること。またまた惜しむらくはトリオ演奏でなくソロ演奏、後半相方のメドレー曲"Jump For Joy"に至ってトリオ演奏になるという何とも残念な構成である。そういう事でトミー・フラナガンの演奏はゲットしたのだが今一であったという話である。勿論彼のソロ演奏は素晴らしく、これにベースの緩やかで想いを込めた演奏を添えたら各段に素晴らしいものになるのになぁ・・・今一残念と言うのはそういう意味である。

                     
    Sep22$01.jpg
             
                       Tommy Flanagan 3 『Montreux ’77
                      (1977録音 Pablo Live OJCCD-372-2)
                       #3 "Medley :Star Crossed Lovers/
                                  Jump For Joy"



    11:45 | トラックバック(0) | コメント(0) | Favorite Tune | Page Top


    ■2011/06/26(日) 続々"The Star-Crossed Lovers"

    恒例(?)の一枚の写真。

    今回は光と影との織りなす絶妙な早朝の風景(実物は極めて感動的だった!)を写真に切りとってみた。朝の生まれたばかりの産毛の様な光と森の深い影が対照的な美を生み出している。感動の幾許かが伝わればいいと思う。

           006 - コピー 

    さて写真にばかりウツツをぬかしていると表題の看板を降ろすようなので、今回は廃盤セールの話。

    過日某DUで廃盤CDセールがある旨のメールを受け取った。最早それ程の期待をしていないのだが心のどこかでまだ廃盤への思いは継続している。しかし嘗てでは考えられないことだが開店15分前頃に到着するという、やる気のなさ。熱気のある頃には少なくても2時間前には並んでいたものだったし、もっと早くに並んでいたマニアもゴロゴロしていた。それがどうだろう、開店15分前に着きこんな遅いのでは整理券どころじゃないと思っていると店員さんから 2盤、いや2番目の整理券を配布されたのだ。嘗ての『熱狂』の廃盤セールと比較すれば  "えッ!” という世界の変わり様である。例のレア本が惹き起した一連の騒動(?)も終息したのだなとつくづく思った。

    もちろん個人的な意見だが、廃盤セールのこれからを期待したいと思っている。ここからの新たな展開、本当に優れた稀少盤・廃盤の探索である。ジャズの裾野は想定しているよりも遥かに広く深いと思っている。数十年聴いてきたが知らない演奏家はザクザクしているし、優れた盤だって未知なものは多い。だからこそ夢を見たくて"廃盤セール"へ足を運ぶのである。或る意味一時の熱狂は去ってくれた方が好ましいのである。

    既に2回特集している話題。以前も記したが、ことさらウェブ検索してまで積極的に探しているわけではないが(・・・というより検索した時点で盤蒐集の面白味が半減する)私的名曲"The Star-Crossed Lovers" 収録の盤を探している。しかし、この曲はプレイヤーの演奏欲(?)をかき立てる何かが足りないらしく収録盤に巡り合う事が少ない。そういう訳で、たまさか珍しくその収録盤に巡り合うと "オオッ" という感嘆の声をあげてしまうのである。

    今回の盤もそう言った一枚である。それぞれ内容も抜群のできの好さ。廻り合った時、思わず "オオッ" という感嘆の声を上げたのは言うまでもない。

    Jun1501.jpg                 Jun2603.jpg
          Albert Bover                                       Mark Vinci
      『Old Bottle、New Wine』                                   『Interplay』
    (1999年録音 Sachimo Jazz Records)                         (1990年録音Flat Cat Records)


    19:43 | トラックバック(0) | コメント(2) | Favorite Tune | Page Top


    ■2009/11/24(火) 続 "The Star-Crossed Lovers"

    Billy Strayhornのロマンチックな名曲 "The Star-Crossed Lovers" のこだわりについては以前記したが、あれから何枚か手持ちの盤にその収録を発見したり、また、新たに収録の盤を入手したりとかで十数枚が手元に集まったのでアップしたい。

    この曲との馴れ初めは(前回記したが・・)ペッパー・アダムスの『エンカウンター』という盤で、ペッパー・アダムスとズートの2管が甘露な演奏を聴かせてくれる訳であるが、村上春樹の不思議な小説に登場するトミフラ・トリオが奇しくも『エンカウンター』でバックをつとめているという肝心な事を書き忘れてしまった。また、今回採り上げる盤のリリアン・テリーもバックはトミフラ・トリオである。よっぽどトミ・フラはこの曲が好きなんだろうなぁ。するとどこかにトミフラ・トリオの音源があるんじゃないかという思いもあながち的外れなことではない様な気がする。

    Nov24#01 Nov24#02 Nov24#03 Nov24#04

    Nov24#05Nov24#06 Nov24#07 Nov24#08


    Nov24#09 Nov24#10 Nov24#11 Nov24#12

    続く・・


    00:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | Favorite Tune | Page Top


    ■2009/04/25(土) 究極の一曲

    最近電車がよく止まる。言うまでもなく故障が原因ではない。今朝、まさにその悪運に遭遇してしまった。止まった分の滞留で混雑が半端ではなく、車内でアクロバットのような姿勢を強いられる。苦行の中、様々な事を考えさせられるが出口のない思考ばかり、最早身体の一部と化したアイポッドで絶品のチューンに逃避するしかない。

    そういうことで今回は、再生回数のベスト10、絶品の一曲とその収録盤をアップしたい。特にピアノ・トリオに特化してみたが、どれもその奇跡的な旋律美が言葉による形容を冷笑している。

                                                                 

           Apr25#01 #4 『Las Vegas Tango』

    オーストラリアと言うとジョー・チンダモがレア本を介してピアノ・トリオ界を席捲した感があるが、このMark Isaacsも忘れてはならない。1993年録音『For Sure』#4に収録されたGil Evansの名曲『Las Vegas Tango』。何度聴いても、いや何百回聴いたとしてもその感動は薄れることはない。わかりやすいマイナーなメロディの繰り返しが泣けと言わんばかりに幾重にも心に打ち寄せる。わかりきった感動の導入手口だがこの哀愁のドラマ仕立てにいつもしてやられる。8分にわたる大作が3分位の小曲にしか感じられず、何故か昇華という言葉が連想される。

             Apr25#03  #7 『Wild Is The Wind』

    Beegie Adair は女性ピアニストの割に(失礼・・)奥行きと滋味のあるピアニストである。女性ピアニストの特性は繊細なタッチに加え肌理細な絹で紡いだような旋律美が挙げられるが、ことBeegie Adairに関してはそれに加え琥珀色した老練なピアニストの側面が感じられる。そこが他の女性ピアニストと大きく異なるところであろう。例えばそれは『Wild Is The Wind』のイントロに鈍く光るジャズの切り口を見れば一目瞭然である。

            Apr25#13  #3 『Waltz For Ahmad』

    過日も採り上げたばかりのジャック・ウィルソンである。先ず言えるのはこの盤、『Waltz For Ahamad』の魅力に尽きる。イントロのリフレインを聴くだけでイチ殺である。メロディが美しいのは言うまでもないが、中盤、この年代のピアノ・トリオ盤には画期的なテクで弾き切るアドリブが感動的である。ジャック・ウィルソンここに極まりである。歩きながら聴いていてジャック・ウィルソンと分かっていながら思わず立ち止まりテロップを確かめてしまうことが何度もあった。パーカッション入りなので厳密にはトリオ演奏ではない。

            Apr25#05 #7 『Three Men in A Boat』

    Three Men in A Boat』にゾッコンである。又しても私好みの哀愁感漂うメロディアスなピアノ導入部が心に迫りくる。続く重厚なベースソロが渋いラインを紡ぐ。三者対等な現代(?)ピアノ・トリオの 鉄壁な連携である。『ボートに乗る3人』とは何とシュールな題名だろう。輝く湖面の彼方にボートが浮かび、3人のシルエットが黒い影となって伸びている・・・そんな絵柄を想起させる名演である。

             Apr25#06   #1 Biedermeier Waltz』 

     A Trio名義なのでピアニストはStefano Battagliaだが三者対等のスタンスなのだろう。殆どの曲はベーシストStefano Colpiの手になる。今回、ここに採り上げる『Biedermeier Waltz』もStefano Colpi の作品であるので、欧州の沈鬱な表情は薄れどこか楽天的な曲想になっている。例えれば曇り空から徐々に青空に変わりゆくような感じ、陽光が徐々に明るさを増してゆくかの印象を受ける。緩い和音と一音一音を迷いながら探してゆくかのメロディとが得も言えない寛ぎを醸す。どこかキースの初期の音を思わせたりするのも好ましい。

             Apr25#07   #9 『Nothing Compares』 

    これはあのPrinceの曲らしいが、原曲を知らない。知らないを幸い、この演奏だけで善し悪しを判断できる。奇しくもStefano Battagliaの演奏する前曲に通じる同質な明るさが感じられるのが嬉しい。このAvein Olav Herstad は他にも優れたアルバムがあり、どちらかと言うとこの盤はそれほど話題にはなっていないようだが、完成度の高さでは相当なものであると私的に評価している。スタンダーズ#4、#5も豊饒。

             Apr25#08   #6 『A Cloud In The Sky』 

    これは澤野商会からも発売されているようであるが、その1980年録音のオリジナル盤である。6曲目、収録時間2:43という短い小品である。美しいメロディが印象的でジャケ写の気難しそうな顔からは想像ができない演奏である。いつかどこかで聴いたことがあるようなデ・ジャヴを想起するメロディが際限もなく美しい。基本的には殆どアドリブの入る余地はない演奏だが、それはそれで好い。     

               Apr25#09   #6 『Norrland Guld』

    近作が話題であったが、前作であるこの盤の完成度は半端ではなく、これを超えられなかったのではないかと思われる。この6曲目、独特なグルーブ感のある演奏をのっけから飛ばす。中盤のアドリブもフリーキーな個所を交え熱いものを感じる。惜しむらくはデジ・パック。

               Apr25#10  #7 『Living A Lie』 

    ドラマーをリーダーにしたグループの第二弾オリジナル盤『フェザー2』。ヴァレリー・グロホフスキーのピアノが俄然光る。ロシアのジャズは決して侮れない。表題曲の何と重厚でいて麗美なことか。粒立つピアノの一音一音が美しい連鎖で輝いている。セルゲイ・マヌキャンの力量、恐るべしである。これも惜しむらくはデジ・パックである。

            Apr25#11  #7 『Tacha』 

    これも澤野商会から発売になった盤のオリジナルCDで女性ピアニストPerrine Mansuy Trio『Autour De La Lune』である。あたかも水琴窟の響きにも似た美しいピアノの数音が零れ落ちるように旋律を形作り、それを包み込む様にベースが重く鳴る、徐々にそれは呪術のように熱を帯び、やがては静かな終焉を迎える。一幕の物語を見るようなドラマティックな音楽である。

     

     


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    ■2009/03/26(木) The Peacocks

    異動の季節、去る人、来る人、悲喜交々である。過日も海外に行く同僚を送って飲んだ。向こうには芋焼酎はあるまい。

    脈絡がない話で恐縮だが、以前より"The Peacocks”という曲が好きで、収録盤があるとついつい買ってしまう。勿論最初に聴いたのはジミー・ロールズ自身のアルバムで、ゲッツが参加した盤である。切ないメロディ・ラインが堪らなく郷愁感をかきたてる。以前書いたかも知れないが、彼の幾つかのアルバムは忘れ去られたとしてもこの一曲でジミー・ロールズは名を残すに違いない。それにしても西洋人である彼のどういう心性がこういうメロディを書かせたのであろうか。

    そう言う訳で、私は捻くれ者なので、知名度はないが一聴すればその秀逸さにきっと驚くに違いないドイツのピアニスト(?)Werner Lener 1998年作品 『Personal Moments』という盤を取り上げたい。この盤収録の"The Peacocks”ではピアノの素晴らしさも然ることながらPierre Paquetteという吹奏者の抑揚のあるクラリネットが泣ける。是非お勧めしたい盤である。

            Feb25#01

    そして、エバンス等の優れた演奏を制して現在の私的ベストの演奏がPhillippe Noireaut Trio 『Terrain Vague』に収録された"Peacocks”である。その何の力みも衒いもなく自然な演奏はあたかも優れたゴルフ・クラブを力まず振った感触に似ている。素直に振ったヘッドが意図しなくともボールを真芯に捕らえ、弾道が美しくどこまでも伸びて行く様がイメージできる。その軌跡こそ類い稀な美を極めたメロディに他ならない。

    この Phillippe Noireaut Trio 『Terrain Vague』、数年前ノーマから発売された当時、それほど騒がれることのない盤と記憶するが、今となっては殆ど市場から姿を消してしまっている。聴くほどに優れた好い盤であるのできっと来るべき幻の名盤たり得るのではないかと考えている。        

            Mar27#01

     


    23:21 | トラックバック(0) | コメント(4) | Favorite Tune | Page Top


    ■2009/01/11(日) My Favorite Songs

    そういう訳で、最近はもっぱらI Pod である。
    曲も順次収録中で現在1,121曲。ピアノ・トリオが中心である。これから少しづつ管盤や唄盤などを収録してゆくつもりだ。

    今日、収録のデータ・ベースでどんな曲が多いのか抽出してみた。現時点では以下の通りの順番である。少し意外な曲もあるが、まあまあ自分の好きな曲順かなぁという感じである。これからまだまだ入れてゆくので追加となる曲や順位の変更はあるだろうが。。特に唄盤を本格的に収録した時点で大きな順位変動があるだろう。

    2曲収録は山ほどあるので3曲までで止めた。"Cicle Waltz”はすべてドン・フリードマンの演奏である。

    肝心な事を記し忘れた。

    確かに"I Fall In Love Too Easily"は断トツのマイ・フェイヴァリットである。しかし、名もない曲でも燦然と輝く個人的な名曲はある。逆にそういう曲こそ愛でたいのである。    

    1位  I Fall In Love Too Easily     (10曲)

    2位  My Foolish Heart
        Stell
    la By Starlight               
        Never Let Me Go           (8曲)

    3位  Time Remembered
               Skylark
               Lover Man
               If I Should Lose You
               Estate                                    (7曲)

    4位  Summertime             (6曲)
        

    5位  Nardis
        Black Nile
        My Funny Valentine         (5曲)

    6位  Polka Dots And Moonbeams
              The Man I Love
              Blue In Green
              Body & Soul
              Darn That Dream
              The Peacock
              I Should Care
              My One And Only Love
            Our Love Is Here To Stay
              Round  Midnight 
              You Don't Know What Love Is 
              You Go To My Head
              Beautiful Love                             (4 曲)

    7位  The Day Of Wine & Roses
        You & The Night & The Music
        What Are You Doing The Rest Of Your Life
        Turn Out The Stars
        Star Crossed Lovers
        You Must Believe In Spring
        Autumn Leaves
        Angel Eyes
        Everything Happens To Me
        Every Time We Say Goodbye
        For All We Know
        Giant Steps
        Gloria's Step
        Goodbye
        How Deep Is The Ocian
        I Can’t Get Started
        I Love You
        I Love You, Porgy
        I Remember Clifford
        In A Sentimental Mood
        In The Wee Small Hours Of The Morning 
        Circle Waltz                (3曲)

     


    20:32 | トラックバック(0) | コメント(8) | Favorite Tune | Page Top


    ■2008/11/12(水) “The Star-Crossed Lovers”

    時の流れと自身の変化で好みの曲は幾多変遷してきた。今でも幾つかこれはと言うゾッコンの曲がある。ここ数年"The Star-Crossed Lovers"という曲に惚れ込でいる。で、収録されている盤に出会うと殆ど無条件で購入している。だからと言ってその曲ばかりに特化し、ウェブ検索し、アルバム名をリスト・アップして探すということまではしていない。偶然の出会いを大切にしているのである(笑)

    言うまでもなくD.エリントンとB.ストレイホーンの手になるこの曲はエリントンの演奏が元祖である。しかし出会いはバリトン・サックス奏者で高名なペッパー・アダムス『エンカウンター』というアルバムで、心に深く刻まれたのはこの盤を聴いてからである。このアルバムにはもう一人のアイドルであるズート・シムズが参加している。ペッパー・アダムスとズート・シムズ、この2管が醸す絶妙なブレンドと夢見ごこちの美曲に心底酔い痴れたのである。

    後年、村上春樹がこの一曲にまつわる短編小説を書いた。物語の詳細は朧だが確かアメリカのどこかのジャズ・クラブでトミー・フラナガン・トリオを聴いていたのだが、この曲を演らないかなぁと筆者が思っていると、奇しくもまさに"The Star-Crossed Lovers"を演奏したというような話が挿話されていて、一種深い共感を感じたのであった。

    そういう訳で過日、この曲の収録盤、一体どのくらい蒐集したのかと思い、一同に集めてみると意外にも2桁になっていた。この曲は確かにメロディ・ラインの美しさは感じるが全体平坦な感があり演奏には少々起伏が欲しいなぁと感じるピアニストも少なくないのだろう。中にはそれほど出来が良くないものもあるが収録した心意気(?)を感じ、手許に置いている。但し、残念ながらトミフラ・トリオはない。(トリオでの盤はあるのだろうか? ご教示を乞う) 

    Nov16~03   Nov16~06   Nov16~07    Nov16~08

    Nov16~09   Nov16~10    Nov16~11   Nov16~04

    Nov16~05   Nov16~12    Nov16~13   Nov16~17

    Nov16~14   Nov16~15    Nov16~16     Nov16~18


    07:32 | トラックバック(0) | コメント(4) | Favorite Tune | Page Top


    ■2008/11/09(日) Wish You Were Here

    ピンク・フロイドの『Wish You Were Here』というアルバムは国内盤では『炎』という題名で発売され、彼らの後期に位置する盤で私的には特別なアルバムであった。当時プログレやロックに幾許かの倦怠を感じ初めていた私は徐々にジャズ色の音楽へ移行しつつある段階であった。その盤は燃える人間がジャケットを飾り、ダリやデルボー、マグリットなどの絵画にも通じる不条理なやるせなさを音とジャケットで強く表現しており、それはさながら蝋燭の炎が最期一時高く燃える様を連想させた。そのアルバムはジャズにのめり込んでいる現在でも深く記憶に刻まれる盤となっている。

    過日、中古CDショップでJohn Nazarenkoというピアニストの自主制作盤と思われるピアノ・トリオ盤を拾った。発売当時買い逃したので嬉しい発見であった。早速聴くとスタンダーズが目白押しで演奏も好く、無難な盤という印象であったのだが最終曲で思わず唸ってしまった。これはどこかで聴いた曲、よく知っている曲であるのだが、一体なんであるのかがわからない。それは古い友人に思いもかけないところ・・・例えば新宿駅の雑踏の中・・・で遭遇した時、よく知っていた筈なのだがどうしても思い出せない感じに良く似ていた。これは何と言う曲であったか?思わずジャケを裏返すとロジャー・ウォーターズとデヴィッド・ギルモアのクレジットを見て思わず声を上げた。但し、演奏は極めて淡泊、まあ、原曲が”ブルー・スカイ・イズ・ペイル~”なのであるからしょうがない。

    さて、その数日後、お茶*DUに顔を出すと、入店早々 ”これ聴きましたか?” と一枚のCDを顔見知りの店員さんが差し出す。彼の推薦盤はメロディアスにして静謐な傾向なものが多く、密かに信を置いているので、早速試聴させてもらう。その一曲目を聴き進み思わず ”ん?” と言ってしまう。John Nazarenko ほどストレートではなくバイアスがかかっているのだがこれはまさしくあの曲である。一度出会っているから認知は早い。又してもピンク・フロイド、、即購入したのは言うまでもない。

    そういう訳でピンク・フロイドの昨今なのである。その内イエスな昨今にならないだろうなぁ・・

             Nov08~06      Nov08~07


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