無料カウンター 満天ジャズCD倶楽部 2008年05月
 
 
 

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    ■2008/05/31(土) ピアノ・トリオ入門盤について

    雨の週末の午後である。最近、出張続きで殆どゆっくりと音楽を聴く機会もない、これは絶好のスチュエイション、まさに慈雨と言える。が、しかし前記のとおりCDデッキがイカレている。4曲も聴くと突然臍を曲げてブッと再生を放棄する。ゆえに頭数曲が素晴らしい盤をピック・アップして聴くと言うイジマシイことをしている。集中して前半部に好い演奏が入る盤に思いを巡らしている訳である。

    以前どこかの雑誌に入門者用のピアノ・トリオ盤として紹介されていたのが、このBrian Dickinson『Live At The Senator』である。確かに紹介者が言うように判り易い選曲と演奏ではあるが、これぞピアノ・トリオの核心的なエッセンス、要素をギュッと詰め込んでおり、なかなかこう言う盤には巡り会えるものではない。故に紹介するのも解らぬでもないが、軽々しく入門者用のピアノ・トリオなどと言われると少し憤りを感じるのである。これと言った特別なことを演っている訳ではなくとも、ズッシリとこころに沁みてくる何かがあるのである。で、そういう得も言えない陰影を含んだ感動に触れず、どこかショート・カットして入門盤などと括られては困るのである。

    それは例えばエヴァンスの黄金トリオの緒作などをピアノ・トリオ入門盤として紹介する安易な風潮に大いなる憤懣を持っているが、多分それに近しい感情である。

    Brian Dickinsonはこのライブ盤に先立ち、自らの名を冠したタイトルのアルバムを92年に吹き込んでいて、こちらも長い間の愛聴盤である。私好みのスタンダーズがずらりと並んでいるのも好い。

    昨今、オリジナル曲なくして真の(?)ピアノ・トリオ盤ではないと言うようなオリジナル曲崇拝の風潮、スタンダーズを演ったものが軽視されるかの感じを何となしに受けるが、それも一理あるにせよ、まだまだスタンダーズの山を登る価値はあると思うのである。

    こうして様々な思いが錯綜する雨の昼下り、3曲目、”Lover Man”の深い感動は突然中断されるのである。

            Jun02~02    Jun02~01


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    20:39 | トラックバック(0) | コメント(2) | Piano | Page Top


    ■2008/05/06(火) 喜びと落胆のマドゥセン

    嘗て記したが、カトリーヌ・マドゥセンを最初聴いたのは98年録音のKatrine Madsen『You Are So Beautiful』というアルバムである。そこでの彼女の深い包容力ある歌唱に一聴ですっかり参ってしまった。特に一曲目、自身の作品”Early In The  Autumn”での哀愁漂う旋律が心の深かみにゆっくりと落ちてゆく食感(?)が堪らない快感となった。続く”You Are So Beautiful To Me” でのたゆとうような歌唱のより深味を増す奥深さ。そして3曲目”When Nightbirds Sing”に訪れる驚きのハーモーニー、彼女の絶妙な歌唱にトーンが僅かに異なる別の歌唱が静かに寄り添っている。それは最初、自身の声を幾分変えてオーバー・ダブさせたものと思っていたのだが、Svante Thuressonなる老齢の男性ヴォーカリストのものであるとライナーを見て分った。後年(2005年)クラエス・コロナ・ピアノ・トリオをバックに2人の最高傑作アルバム『Box Of Pearls』が結実するのだが、この一曲を聴けばそのアルバムが如何に優れた感動的なものかが想像できる。そんなカトリーヌ・マドゥセンであるから、この盤よりも前に2枚の初期盤があるのだと分ると、是が非でも入手し、聴きたいと思うのはマニアでなくとも当然な成り行きであった。 しかし、皮肉なものである。これらの盤は既に廃盤。あらゆる手を尽くしウェブを探しても入手の糸口は得られなかった。ためしに*茶*DUの中古部門のおやじさんに(私もおやじだが・・)この2枚の初期盤は入荷したことがあるかと訊いたら、入荷は無い、但し、私は個人的に持っているけどねぇ とのこと・・・おい、ひと言余分であろうと、思わずムッとしたことが思い出される。

    しかし、願えば叶うものである。某中古CDショップでこの2枚を見つけた時、思わず ”おおぉ”と声を出して周りを驚かせたものであった。市場に出ているころに買っておけばこんな骨折りはせずに済んだものを、我が身の先見のなさを嘆くばかりである。しかし、この労なくして喜びもまた無いのである。

    Moonksの文庫本にも掲載されているこの初期2枚、1作目と2作目それに感動の3作目を加えたジャケ写である。 初期2枚はプラ・ジャケで、3作目以降は全て経年変化に無力なデジ・パック仕様となる。                         

      May06~01  Mar12~02   May06~02

    あくまで私見であるが、最後にこれだけは言わなくてはならない。この初期盤2作、ジャケ写の出来の良さもプラ・ジャケであることも以降の作品を大きく凌ぐのであるが、内容はどうしても3作目の『You Are So  Beautiful』に到底及ぶことはできず、聴き比べると稚拙さが目立てしまうのである。もともと声域が狭いゆえ、歌唱の限界をカバーする何かが絶対に必要なのであるが、熟するのに幾分尚早、その何かが成形されるのには実に3作目まで待てねばならなかった。標題、喜びと落胆のマドゥセンの所以である。


    23:17 | トラックバック(0) | コメント(4) | Vocal | Page Top


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