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山帽子
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    ■2009/03/29(日) 美曲を求めて

    美旋律なピアノ・トリオというのがここのところの私的流行であるが、世のトレンドでもあり、発売される盤の半数はそういう系(?)であろうか。

    良く考えると、私の性癖(?)は昔からそうであった。オールド・スタイルのジャズ、ハード・バップやクール・ジャズ、ビッグ・バンド、フュージョンでさえ、まぁ括りは何でも良いのだが盤の中には一曲か数曲、砂中の砂金のように光る美旋律曲が埋もれている、いや、作る側もそういう暗黙のルールじみたことがあるのだろう。そういう曲を掬っては拾い出すことに今だ夢中になっている訳である。

    で、最近の美旋律盤であるが、例えばECMのTord Gustavsen Trio などは全部が全部そういう曲で埋められている。抒情的、内省的、耽美的 これら3つの形容に哀愁感と寂寥感を加え、うまくブレンドしたような盤である。これにはきっと拒絶反応するジャズ・ファンが半数はいるのだろうなぁと思う。その反応の根底にあるのは、ジャズかくあるべし、或いはかくあるべきものがジャズであるという職人の伝承のようなものであり、それらが遺伝子のように体に染みついて離れないのに違いない。それをどうこう云う気は毛頭ない、むしろある部分賛同をするものである。それらの根底には単純な旋律の美しさだけでは片付けられないもの、所謂ジャズがジャズ成らしめているウネリ、グルーヴ、それにブルージーさが必要なのだとの主張があるに違いない。確かにそうした片鱗がない盤は生き存えていない。しかし、逆にゴリゴリなグルーブ感一色で押しまくる盤も顰蹙で、要はバランス感覚なのであろう。畢竟、それらは個人の好みに依るので全く断定できるものではない。

    そうい事で今回の盤は、密かな愛聴盤、Norman Simmons 『Midnight Creeper』である。何とも黒っぽい盤であるがこういう盤にふと、″I Fall In Love Too Easily” "Emily” "Easy Living"などの美曲が置かれている。この3曲のためだけにゲットする価値が十分ある盤、緩やかな時間が美しく流れて行く。

               Mar29#06

    追記:アナログには ″I Fall In Love Too Easily”  "Easy Living" は未収録か?


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    11:18 | トラックバック(0) | コメント(2) | Piano | Page Top


    ■2009/03/26(木) The Peacocks

    異動の季節、去る人、来る人、悲喜交々である。過日も海外に行く同僚を送って飲んだ。向こうには芋焼酎はあるまい。

    脈絡がない話で恐縮だが、以前より"The Peacocks”という曲が好きで、収録盤があるとついつい買ってしまう。勿論最初に聴いたのはジミー・ロールズ自身のアルバムで、ゲッツが参加した盤である。切ないメロディ・ラインが堪らなく郷愁感をかきたてる。以前書いたかも知れないが、彼の幾つかのアルバムは忘れ去られたとしてもこの一曲でジミー・ロールズは名を残すに違いない。それにしても西洋人である彼のどういう心性がこういうメロディを書かせたのであろうか。

    そう言う訳で、私は捻くれ者なので、知名度はないが一聴すればその秀逸さにきっと驚くに違いないドイツのピアニスト(?)Werner Lener 1998年作品 『Personal Moments』という盤を取り上げたい。この盤収録の"The Peacocks”ではピアノの素晴らしさも然ることながらPierre Paquetteという吹奏者の抑揚のあるクラリネットが泣ける。是非お勧めしたい盤である。

            Feb25#01

    そして、エバンス等の優れた演奏を制して現在の私的ベストの演奏がPhillippe Noireaut Trio 『Terrain Vague』に収録された"Peacocks”である。その何の力みも衒いもなく自然な演奏はあたかも優れたゴルフ・クラブを力まず振った感触に似ている。素直に振ったヘッドが意図しなくともボールを真芯に捕らえ、弾道が美しくどこまでも伸びて行く様がイメージできる。その軌跡こそ類い稀な美を極めたメロディに他ならない。

    この Phillippe Noireaut Trio 『Terrain Vague』、数年前ノーマから発売された当時、それほど騒がれることのない盤と記憶するが、今となっては殆ど市場から姿を消してしまっている。聴くほどに優れた好い盤であるのできっと来るべき幻の名盤たり得るのではないかと考えている。        

            Mar27#01

     


    23:21 | トラックバック(0) | コメント(4) | Favorite Tune | Page Top


    ■2009/03/22(日) Brian Trainor の話

    廃盤ジャズを標榜しているからには、たまには廃盤について言及しなくては存在意義がない。

    今回は、お気に入りのピアニストBrian Trainorの92年録音の初期盤をラックの奥から探し出した。レア本等、一部のマニアに騒がれる前、どこかで入手したものだが決してBrian Trainorというピアニストを目的にした訳ではない。一聴してその筋の良さ(好さ)に惚れ込んだのと、一曲だけ清純な女性ヴォーカルが入っていて、これはいけると思わずゲットしたものだ。

    後、2002年に吹き込んだ『Tangled Roots』という盤でその演奏の素晴らしさに感動した。11曲収録中5曲を例のアイ・ポッドに収録するという異例な完成度。粒立ちの好い流麗なアドリブ・ラインが印象的な"The Dance Commences”、また"As She Sleeps”や"Scars Of Ironwood And Ash”など心の襞に沁みる抒情的な小曲に深く感動し、他にも吹き込みはないものかと探しまくる魘され時、同内容のデジ・パックを勇み足で買ってしまった。

    このBrian Trainorというピアニスト、これだけの腕を持っているのに、『Tangled Roots』にしても裏ジャケにパンチホールがある廃盤だし、今回とりあげた92年録音『Wind,Water、Stone』にしても多分自主製作盤でそれほど認知度がある盤とは思われない。管楽器を加えた盤も、レア本紹介されたが中古ショップでは廉価で捨て置かれている。その後の動向を良くは知らないが、この冷遇が続いているのであれば実に残念でならない。   

                        Mar09#01 


    13:21 | トラックバック(0) | コメント(2) | Favorite Rare CD | Page Top


    ■2009/03/18(水) 鉄人再会

    昨日、あの"鉄人"にお会いした。

    久しぶりにお茶*DUに行き2Fの中古フロアで見栄えのしない品揃え(最近は好い入荷がないのかな・・)を眺め、聴いたことのない盤数枚を試聴後、お決まりの3F新品フロアへ行くと、やはり"鉄人"が居たのである。この前お会いした時、4枚ほどお薦めのピアノ・トリオ盤を購入したが、実のところ全部スカだったので、正直その旨を話すと、 "私はジャズ・ピアノの王道的なものが好み" で、あまりモーダルなものやトリッキーなやつは好みではないとのこと。但し、余りに真っ当なものでは面白くなく若干の"捻り"が欲しいとのことである。う~ム、なるほどである・・・フィギア・スケートで言うと、無理して回転するトリプル・アクセルではなく、無難な技ではあるがどこか一味違う美しさでソツなくこなすようなのが好みなのかなぁと憶測した。

    そして今回、またしても推薦頂いた盤2枚がこれである。

          Mar18#02   

    一枚は例外的に好きなドラマー、Jeff Hamilton が参加した盤でベースがこれも以前リーダー作を聴いたことがある Lynn Seaton 、そしてピアノが Brian Piper という多分相当なキャリアとスキルがあるピアニストによるトリオのライブ音源である。拍手からおもむろに"Cheek To Cheek”が始まる。ご存知なスタンダーズのど真ん中、エラ&ルイの"Heaven、I'm In Heaven~♪♪"が頭に鳴り出して困る。収録の殆どがスタンダーズである中、唯一Brian Piper のオリジナル"Carlene”が際立って美しく感動的である。また、ルイス・ボンファの名曲"Black Orpheus"の重厚なベースと静謐で流麗なピアノのソロの絡みが嘗てない解釈の"黒いオルフェ"を聴かせてくれる。私的にはこの2曲が聴き処。

         Mar18#01 

    さて、もう一枚。

    ESP Trioなどと、どこかで聞いたような名前だが、あの様な(?)ピアノ・トリオではなく、至極真っ当なピアノ・トリオである。2曲目にある"Long As I Can See The Light"は昔のロック・ファンなら知っている人もいるかもしれないがC.C.R.の熱くて重い感動的な演奏曲である。そして続いてはピアノ・トリオ盤では定番な"Nardis"、クレジットもマイルスでなくエヴァンス作としているところに何かが窺える。今時珍しい全曲スタンダーズな盤で、総体まとまりの良いピアノ・トリオ、数曲にアルコ演奏が入るのが気になるが奇を衒わない真っ当な名演奏、こういうのが鉄人好みなのだろう。

     


    23:08 | トラックバック(0) | コメント(4) | Piano | Page Top


    ■2009/03/11(水) 映画音楽

    ジャズ・ミュージシャンが演る映画音楽が好きだ。例えばエヴァンスである。彼の代名詞的演奏"My Foolish Heart"も50年代同名のヴィクター・ヤングの映画音楽であるし、数えていったらきりがないくらい映画音楽の名曲をものにしている、いや、彼が演奏したから名曲たり得たのかも知れないのだが。後年では"マッシュ"とかマニアックな曲を演っていたが、あれも好い曲であった。

    さて、そういうことで映画音楽である。今回紹介をする盤はJazz'n(e)motionというシリーズ(?)で発売されたマニアックなジャズ・ピアニストによるシネマ音楽集である。総数何枚あるのか良く知らないのだが、たまたま出会ったこの2枚のCDがお気に入りで座右の名盤となっている。

    スティーブ・キューンとアラン・ジャン・マリー、コアなピアノ・ファンに熱烈な人気を誇る、なかなか入手難の盤が多い二人である。幸いなことにフォーマットはソロ・ピアノ、それ程入手に困難はない。しかし内容に至っては流石テダレの演奏、Sキューンの奏でる"Last Tango In Paris”では思わず落涙するほどドラマティックであるし、AJマリーの"My Favirite Things”での斬新なコード・ワークには深く感動させられる。

    読書をしながら聴くのに向いた音楽内容であるが、時として活字を追う代わりにメロディを追うはめになるので酔う、いや要注意な盤でもある (笑)

                  Mar10#01           Feb08#01


    00:21 | トラックバック(0) | コメント(4) | Piano | Page Top


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