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    ■2009/07/12(日) バリトン・サックス盤

    最近、古本屋を巡るのが楽しい。世は活字離れな風潮であるので、私の狙いどころ、好みの本が一般の価値観の埒外に置かれ、つまりは冷遇されているため、驚くような安価で入手できるという実に喜ばしい環境となっているのだ。どいつもこいつも辛気臭い本は読まないのだ。例えばその証左に本屋で若い書店員に本を尋ねてもまともな返答が帰ってくることは殆どない。まあ、斯く言う私も碌でもない本しか買っていない訳だし、また、まともな本(?)を買ったとしても隅々読んでいる訳ではないので、偉そうに言える身分ではないのだが。

    そう言う訳で最近、もっぱら蒐集のベクトルは古本に向かっている。この前も翻訳家でジャズ好きな随筆家、柴田元幸氏の面白ろくも滋味深い本がゲットできて喜んでいる。彼の本はマイナーな出版社からのものが多く、時たま法外に安い値段で放出されることがあり、ポツリ・ポツリと買い集めていたらほぼ全数の著作が揃った。このジャズ好きな翻訳家、柴田元幸氏は今をときめく作家(?)村上春樹氏との共著がどこかの新書で発売され、好評で2作まである。二人は翻訳とジャズ好きという共通項繋がりだろう。

    さて、今日は表題どおりバリトン・サックス盤について少しだけ言及したい。ちょっと暑苦しい感もあるが、暑い時に飲む熱い茶の美味のたとえもある、まあ、好しとしてもらおう。

    そのバリトン・サックス、聴いた順を時系列で列挙しようとしたのだが・・・先ず最初はペッパー・アダムス、B/Nの参加盤かサヴォイ盤あたりだったであろうか、次いでマリガンだろうか、いやあれはもっと後年だ、サージ・チャロフが先であろうか、そう言えばギル・メレもB/Nに吹き込んでいたし、欧州ではラース・ガリンもいたな・・・などと前後の整理がつかない団子状態になってしまった。

    特にバリトン・サックスの好きな訳は、肉体労働的な汗が最も感じられる楽器だからである。まだCD化はなされていないが77年吹き込み、ニック・ブリグノーラのセクステッドにペッパー・アダムスが参加した『バリトン・マッドネス』というBee Hive盤があり、その筋(?)では有名な盤であるが、私もこれには震撼させられたクチである。これなどまさに肉体労働的、ゴリゴリの演奏に驟雨のようにシャワーを浴びる感覚で聴き入るしかない。また、片や対極はジェリー・マリガンの『Night Lights』に於ける切ないほど抒情的な演奏で、こういう繊細な表現の可能性をも併せもつバリトン・サックスという楽器は実に奥深いのである。

    バリトン・サックスと言えば隠然たる(?)圧倒的神格的人気を一部のマニアに誇るサヒブ・シハブである。彼の演奏はサヴォイやブラックライオン、スキーマ等に吹き込みがあるが、なるほど、あの名盤『And The Danish Radio Jazz Group』の圧倒的な演奏に接すれば、ただただ只管平伏するしかないのである。それにしても、この哀愁を込めた陰影ある鮮烈な演奏をどう表現したらいいのだろう。上述した2枚の盤の融合的な演奏にブラス・アンサンブルの妙薬を塗したとでも言うと平板すぎるが、これが私の表現の限界である。

    バリトン・サックスは思慮深さの滲み出た重厚なベテラン俳優の台詞回しに似ている。一音を発した瞬間、その場の空気を変える圧倒的な存在感が際立つ、そういう楽器であると思う。

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