無料カウンター 満天ジャズCD倶楽部 2009年11月
 
 
 

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    ■2009/11/30(月) 森の生活

    Benjamin Koppel(Saxphone)とKenny Werner(Piano)のデュオ盤『Wolden』は最近入手した盤の中ではとても相性の良い盤である。録音は今年2009年4月、コペンハーゲンでの録音盤であるので、私の紹介盤では極めて異例の最新盤と言って良い。幾枚か(M.Biscegliaのプロデュース盤等々)新録盤は入手しているのだがブログに掲載する気力はない。しかし、これは心の奥深くまで来た(?)珍しく沁み入る盤である。

    『Wolden』と言えばサブタイトルを『森の生活』としたHenry David Thoreauの代表的著作である。背景はマサチューセッツ州の森で、ソローは確かアメリカの作家(?)であった筈だ。CDの解説には何も記していないので、皆目この盤のコンセプトが判らないのだが#6 "Life in The Woods"とあるので多分ソローに由来した盤に違いあるまい。そうであるならこの際、コペンハーゲン録音のこの盤の国籍などさて置き、陽光に満ちた森、静謐な森に佇む湖、紅葉の落葉樹と針葉樹の深緑、森に続く美しい小径と野辺に咲く花々、湧き上がる泉と清流、鮮烈な流れが長閑な小川と変貌する様、等々・・森のイメージを思いっきり膨らませて聴くのがルールであろう(?)。

    #1 "Wolden" 何と見事な旋律であることか、見たこともない自然の霊気さえ感受できるほどだ。ピアノとアルトの絡みが堪らなく美しい。 #2 "Rumors from an Aeolian Harp" ピアノの横糸に縦糸のソプラノがメロディを美しく紡ぐ。 #3 "Cows in Emerson's Pasture" 緩やかなアルトがひたすら優しい。最も好きな曲である。  #4 "Where I Lived, and What I Lived for" 哲学的な題名だが旋律は美しく明快である。  #5 "Life Without Principle" メロディが悲しいほど美しく泣ける。 #6 "Life in The Woods" 少し昔のECM的に暗い。 #7 "The Poet's Delay" これも少しECM的。#8 "Paradise (to be) Regained" 陽光がさし込む森、向日的演奏。オレゴン風演奏。 #9 "Walden (in Early Winter)" 静謐でひたすら美しい。アルトのフレージングが終曲に相応しく渋い。

    さてところで、今回"美しい"と云う言葉を何回言っただろうか? (笑)

             Nov28#04
         
          
    Benjamin Koppel ・ Kenny Werner 『Wolden』
          (2009年録音 CowbellMusic #51)
            

          


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    ■2009/11/29(日) 疾走系ピアノ・トリオ

    過日この方向性のないブログを少し整理整頓しようと思い、盤の分類をしたのだが、整理後にも関わらずだらしのない私は又しても違うジャンルの盤を混在させてしまった。いやはや困ったものである。又しても記事の修正である。

    私の嗜好性は大雑把にまとめるといくつかに括ることができると思う。その大きな部分を占めるのが切れのある疾走系である。

    今回は既出の内容を受けて切れのある疾走ジャズ・ピアノ・トリオ盤特集としてリニューアルしたい。

     

    Kaltencker Trioでは1st盤『Rainy Films』が定評であるがこの2007年録音の『Winter's Tale』が私的には圧巻である。こういう盤を聴くと最早ジャンルはどうでもよい事だと感じてしまう。どの曲も好いが #8 "Paris, 1972" が最高か。

            Nov15#01             
       
    Kaltenecker Trio 『Winter's Tale』 
      (2007年録音 R&V Records RV002 )  

    Prysmの4枚の盤では『On Tour』と双璧で優れた出来ではないかと思う。1st盤にして既に完成の域に達している。但し時として聴き飽きると云うことはある。

             Sep21#01
              Prysm 『Prysm』   
        (1995年録音 Blue Note 4955882 3)

     



    23:29 | トラックバック(0) | コメント(0) | Piano | Page Top


    ■2009/11/29(日) Ray Brown の魅力

    ベーシストと云えばRay Brownである。"燻し銀"ジャズ・ミュージシャン投票をSJ誌でやったら必ずや上位入賞は間違いあるまい。Ella Fitzgeraldとの結婚歴や O.Peterson との共演歴にその類稀な技巧が 窺われるのである。(Ella との結婚歴は関係ないか・・・笑) しかし、リーダー作よりもサイド・メンとして参加した盤に優れた演奏が聴けるというのがそれほど熱心なファンでない私の私見である。

    Bill Evans のと云うよりHarold Land、Kenny Burrell、Ray Brown、Philly Joe の私的名盤『Quintessence』である。ここでもRay Brownの重厚で木の香りがするベースは盤全体を底支えしている。例えば #2 ルグランの名曲"Martina"。K.Burrellの哀愁ソロに寄り添うR.Brownのベースは偲び泣き、H.Landの悲愁ソロには堪えて嗚咽するかのようである。勿論Evansの静謐で煌びやかなソロの背景を彩るのは寂び色のベースで、その対比美に言葉を失う。Ray Brownのベースは実にハード・ボイルドなのである。

                Nov29#02

                  Bill Evans『Quintessence』

           (1976年録音 Fantasy Records VDJ-25042)



    さて、続いては若き(当時)俊英のピアニスト Dado Moroni を起用した1989年録音『Two Bass Hits』、フランスのベーシスト:Pierre Boussaguet との双頭のベース盤である。このドラムレスの変形ピアノ・トリオ盤収録、#3 "Emily" の素晴らしさはどうだろう。Ray Brownの木の温もりある一音にDao Moroni の和音が重なり、続いて指先から零れ落ちるような旋律が絡まる一瞬、その素晴らしさに心震える・・・ジャズを聴いてきて本当によかったと思える瞬間である。弦を走る指先のスキップ音や軋みさえ音楽と聴こえる・・・何という深い感動盤であろう。 

    Nov26#07 

           Ray Brown-Pierre Boussaguet-Dado Moroni

                   『Two Bass Hits』

           (1989年録音 European Music Production EPC881)






    Ray Brown はワールド・ワイドである。オーストラリアの超絶技巧ピアニスト:Joe Chindamo との1995年録音ピアノ・トリオ盤にも参加している。嘗てO.Peterson でならした腕は揺るぐものではない。#1 "What Is This Thing Called Love?" 、J.Chindamo 怒りの(?) 超速ソロにも余裕で応じる。これは技巧を堪能する盤である。

               Nov29#01

           Joe Chindamo『A Brief History Of Standard Time』


           (1995年録音 Festival Records D31135)








    16:35 | トラックバック(0) | コメント(2) | Bass | Page Top


    ■2009/11/28(土) ピアノ・トリオ クリスマス盤特集

    街はクリスマス・ツリーのイルミネーションとクリスマス・ソングで賑わい、クリスチャンでない人々までも心浮き立たせる不思議な国の冬を迎えようとしている。この季節、訳のわからない廉価のクリスマスソングCDが駅のコンコースで賑やかに売られ、それ故ジャズのクリスマス・ソング集を見てもそんな類のCDを連想してしまうので手にすることはなかった。しかし、長くジャズを聴いていると、奇跡的にこれぞの盤に巡り合うこともある。それほどの拘りがある訳ではないが今回はそう言う極めつきの盤を何枚か紹介したい。

    先ずはポーランドのピアニスト:Andrzej Jagodzinski が1994年 Polonia Records に録音したピアノ・トリオ盤、そのものずばりのタイトル『Christmas』である。#1 "Cicha Noc" とあるのは "Silent Night"のことで、一聴、その虜になった。優れた技巧に裏打ちされた凛とした抒情的な演奏は流石の北欧産のピアノ・トリオである。それにしてもAndrzej Jagodzinski は何と読むのだろうか?最近はこうした名前も発語できないピアニストばかりを聴いている。この盤はたまたまクリスマス・ソング(キャロル)を演奏したのだが、素材云々を超えて素晴らしい。脱帽である。

                      Nov26#12
              Andrzej Jagodzinski Trio 『Christmas』
                            (1994年録音 Polonia Records CD 032)

    Claes Crona は派手さはないが、聴けば聴くほどに惚れこんでゆく真に深みのあるピアニストである。最初に聴いたのが Dragon records 99年吹き込みの『Crown Jewels』で、落ち着いたカクテル・ピアノを連想させる地味なジャケゆえ余り期待をしなかったのだが渋い演奏を一聴し、これはそう売れるピアニストではないだろうが、また盤が発売されることがあれば密かに買っていこうと云うぐらいの小さなファンとなった。後年、『Didima』という紅葉(?)をジャケにしたような盤やいくつかサイドで参加した盤をゲットしたが、相変わらずブレイクはしないだろうし、しないほうが好いピアニストである。そういうピアニストのクリスマス・ソング集、静かにお勧めの逸品である。

                  Nov26#11 
                 Claes Crona Trio『Winter Wonderland』
               (2000年録音 Dragon Records DRCD359)

    そしてこのScott Oakleyであるが以前1996年録音『Come Home Bother Johnson』という盤を聴いたことがあり、特に#2 "Raucous,Sexy,Smart"が素晴らしかったので、この『Jazz For The Holidays』を目にした時は迷うことなくゲットした。聴くと期待に違わない出来で満足している。優れたピアニスト、ユニットが演奏したものは素材の如何に関わらず素晴らしいと云うことだろう。クリスマス・ソングを聴いてゾクゾクと感動するのはこの盤をおいて外はない。

                     Nov28#03
                   Scott Oakley Trio『Jazz For The Holidays』
               (2002年録音 Invisible Music Records IM2027)

    実はもう一枚、スイスのピアノ・トリオによるクリスマス・ソング/キャロル盤があった筈なのだが見当たらない。青い山脈のイラストをジャケにした、極めてハイ・スキルな演奏であったのだが。最早在庫管理が人的な記憶だけでは追いつかなくなってきた。塙保己一化しなくてはならない(笑)

     


    01:34 | トラックバック(0) | コメント(0) | Piano | Page Top


    ■2009/11/24(火) 続 "The Star-Crossed Lovers"

    Billy Strayhornのロマンチックな名曲 "The Star-Crossed Lovers" のこだわりについては以前記したが、あれから何枚か手持ちの盤にその収録を発見したり、また、新たに収録の盤を入手したりとかで十数枚が手元に集まったのでアップしたい。

    この曲との馴れ初めは(前回記したが・・)ペッパー・アダムスの『エンカウンター』という盤で、ペッパー・アダムスとズートの2管が甘露な演奏を聴かせてくれる訳であるが、村上春樹の不思議な小説に登場するトミフラ・トリオが奇しくも『エンカウンター』でバックをつとめているという肝心な事を書き忘れてしまった。また、今回採り上げる盤のリリアン・テリーもバックはトミフラ・トリオである。よっぽどトミ・フラはこの曲が好きなんだろうなぁ。するとどこかにトミフラ・トリオの音源があるんじゃないかという思いもあながち的外れなことではない様な気がする。

    Nov24#01 Nov24#02 Nov24#03 Nov24#04

    Nov24#05Nov24#06 Nov24#07 Nov24#08


    Nov24#09 Nov24#10 Nov24#11 Nov24#12

    続く・・


    00:35 | トラックバック(0) | コメント(0) | Favorite Tune | Page Top


    ■2009/11/15(日) 秋の閑居便り

    秋の好い日であったが珍しくどこも出かけることなく日がな一日、ジャズを聴き、本を読んだ。昼過ぎにメール便でヴェント・アズールからCDが届く。過日頼んでおいたCarlo Uboldi というピアニストの『Ely's Dream』という盤で、個人名義ではなくPizzatrioというグループ名で発売されている赤唐辛子3本を掴んだ手のジャケ写がポップで印象的な盤である。

    実はこの盤、過日、地下鉄神保町駅から直ぐの老舗の喫茶店の先に数年前出来たジャズ喫茶を訪ねた際、何か最近好い盤は無いかと無礼にもマスターに尋ねると、これ等どうですかと親切にも教えてくれた盤である。Carlo Uboldi では渡り鳥の盤(『Free Flight』)は所持していたが、これは初見。なかなか好いジャケであったので直ぐにその足で、お茶の水DUに行って探す。しかしどこの店舗にも在庫は無く、益々所有欲が掻き立てられ、終にはヴェント・アズールの在庫に辿り着いたという訳である。

    さて、この盤であるが、実に落ち着いた盤で、私の大好きなドラムレス・トリオの要件をきっちり備えている。 ピアノ:Carlo Uboldi 、トランペット&フリューゲル:Luca Calabrese 、ベース:Antonio Cervellino 。 そんな手練に"The Nearness Of You" などセンシティブな曲をじっくりとスローなテンポで演られてはひと堪りもない。いやはや極上な好い盤をお教え頂いた。マスターのセンスが窺えるというものである。そう言えば、訪ねた時にSoren Moller 『Playlist』が演奏されていたが、実はもう一枚あるリーダー盤のゆったりした演奏が好いと仰っていたが、まさに同感である。しかし、もう一枚聴かせて頂いた、管入りの盤(コルトレーン・トリビュート盤?)は、私にはコルトレーンの演奏が骨身に沁みている(?)ので申し訳ないが頂けませんでした。また、好い盤を紹介してもらおう。

              Nov15#08
              Pizzatrio 『Ely's Dream』
            (2007 Music Center BA239 CD)


    23:53 | トラックバック(0) | コメント(0) | Drumless Trio (Piano+Bass+Horn) | Page Top


    ■2009/11/08(日) 欧州の暗さについて

    今、乾正雄著『夜は暗くてはいけないか』という本を読んでいる。朝日選書という入門書のシリーズであるが、この"暗さの文化論" 的な本はそれほど出回っていないので希少だ。冒頭私の好きな絵画 ピーター・ブリュゲール『雪中の狩人たち』を題材に欧州の暗さを論じていて思わず引き込まれた。また、ここでも近代日本唯一の暗さを論じた『陰翳礼賛』に当然言及してくる。しかし面白いのは本筋の話ではなく突飛に興味深いエピソードである。あれだけ陰翳を礼賛していた谷崎であったが実生活では徹底的にモダンな西洋風。横浜外人街の畳の部屋一つもない家で西洋料理のコックをおいて、靴のまま生活をしていたそうである。このエピソードは実によくわかる。実生活と理想の背理、陰翳の中で生活する者に理想とする陰翳は語れないのではないかと思うのである。

    突飛な話、もし谷崎が少し時代をずらして存在していたなら、きっと間違いなくジャズを聴いていたのではないかと想像する。谷崎とジャズ…悪くない取り合わせだ。

    ところで現代の暗さは、西洋>米国>日本の順で、日本が一番明るく陰翳礼賛どころではないそうである(笑)

    さて、これも廉価盤の餌箱に捨て置かれる口ではないだろうか。それほど名のあるミュージシャンの参加もなければ話題性もないジャズ盤である。しかし、一聴すれば如何に優れた盤なのか直ぐに感受できる。ベーシスト Tom Knificが Fred HerschやAndy La Verne、Roland Hanna、Gene Bertoncini等と極上の演奏を紡ぐまさに隠れ名盤。特にGene Bertonciniのギターとのデュオで伴奏するSunny Wilkinsonの”Estate”は、この曲の5指には入るであろう名演名唱と確信している。甘露甘露、まさにこれは生涯盤。空想の"谷崎ジャズ・コレクション"の一隅に鎮座する逸品である。因みにこの盤は米産であり、谷崎のモダンな生活に似合うと考える。  

               Dec18$03.jpg
              
       Tom Knific 『Siena』
           (2004 Sea Breeze Records SB-3069)

    * 編集のため過去の書き込みに手を入れました。


    13:21 | トラックバック(0) | コメント(2) | Bass | Page Top


    ■2009/11/08(日) 鳥は今どこを飛ぶのか?

    ジャズの楽しみは何かと問われれば、グルーヴィな演奏にテクニックの粋を極めたセンス溢れるアドリブのリアルな堪能であると言っても大きく違わないだろう。ジャズの醍醐味は一回性のアドリブの妙である。勿論、偶には小さなお店でグラス片手に手垢のついたカクテル・ピアノだって悪くはないし、キュートな女性ヴォーカルにお酒以上に酔うのも悪くはない。しかし、ここまで再生文化(?)の進んだ現在において、生演奏の享受だけがジャズの醍醐味で無いのは長いジャズの再生文化の存在(ジャズ喫茶・レコード・CD等々)が明確に物語っている。ライブの副次的要素としてレコード(CD)があると思っている人もいるだろうが、私の様にそれは全く別だと思う者だっている。できれば沢山の優れた演奏を聴きたいものだと思うが、それは物理的に無理であるなら再生文化としてレコード(CD)の享受を肯定したいのである。

    何を言っているのか判らなくなった。

    つまりはこういう名も知れぬ(…知らぬは私ばかりかも知れないが…)名盤があり、気付かぬうちに通り過ぎていた悔恨がわんさと存在する事実である。(…意味不明) 1996年吹き込み、既に10年以上も時間を無駄に浪費している訳である。

    このCDは過日、よく行く中古ショップで何気なく手にした一枚である。ジャケの様子もよく、ジャズでは名の通ったスイスのレーベルであるが不勉強ゆえ演奏者についての情報を全く持ち合わせていなかった。しかし一聴、この素晴らしい演奏に完全にKOされた。そして今では自信を持って推薦できる私的な名盤となっている。

    ベーシストPavel Pesta のリーダー作品でスイスPlainis phare レーベルから1996年の吹き込み。 " Re-Bop Quintet "と名のるくらいなのでビ・バップに新たな息吹を吹き込むコンセプトなのだろう。産地がアメリカでないところに何か物語るものがある。確かに切れのいいペットとテナーのフロント2管が小気味好く、加えてPatrick Mullerの宝石のように光るセンシティブなピアノ演奏にあっけなく脱帽してしまう、他にリーダー作があるなら期待できるピアニストである。ジャズかくあるべしと固い確信を持つことができる稀有な盤である。

    ジャケットに写る渡り鳥が哀愁感を誘う。鳥は今どこを飛んでいるのだろう?

              Sep19#01
                 
    Pavel Pesta Re-Bop Quintet
                 『Some Places』(1996)

     * 編集のため過去の書き込みに手を入れました。


    10:37 | トラックバック(0) | コメント(0) | Favorite Rare CD | Page Top


    ■2009/11/08(日)  マヌサルディ~ガルゾーン 

    休日の今日は割り方好い天候であったが、どこにも出かけず不健康にもパソコンに向かっている。おかげ様で眼精疲労とファストフードの摂取で首から肩にかけて嫌な疲労とそれらが原因と思われる若干の吐き気がある。何を好んでパソコンに向かっているのだろうか、自問する日々である。が、多分この圧倒的情報源であるパソコンを無視することは最早できない。仕事、趣味、生活の諸々の手続き等々、よくもここまで浸食してくれたものだ。かくジャズの情報にしてもウェブ・サイトの利用が無いものとしたら全く現在の享受はあり得ないことであろう。

    そういう訳で今日は久しぶりにブログ記事の整理を行った。分類等がなっていなかったので少し手を加えて見た。また、いくつか分類が不能となる記事があったので分割してみた。以下の記事と続く2~3の記事は以前アップしたものだが、装いを新たに掲載する。木に竹を継ぐような唐突な感も否めないが容赦されたい。

    さて今回の盤はGuido Manusarudi率いるピアノ・トリオにGeorge Garzoneのサックス(テナー&ソプラノ)が加わる優れ盤である。Manusarudi や Garzoneの吹き込みは様々なところで遭遇し、何回か落胆を食っているが、これは相当出来のいい部類に入ると思われる。特にManusardi は昔は人気のあるピアニストという印象であったが、最近の凋落はどうしたものだろう、中古盤は大幅値引きに関らず売れ残っているのをよく目にする。また、Garzoneもミュージシャン'ズミュージシャンなどと鳴りもの入りで紹介された当初は騒がれたが最近は静かになったものである。そういう不遇な盤であるが百聞は一見にしかず、いや、百見は一聴にしかず、ここでのGarzoneのサックスの素晴らしさはどうだろう。たとえば#2 『Engadina Valley』でのソプラノの艶やかな伸びは唖然と聴き入るだけであるし、#4 Manusarudiのペンによる『Anytime, Anywhere』のテナーの重厚にして優雅なブロウは、以前書き込んだ『サックスは古いものが好い』とする主張を覆すに十分な説得力がある。流石の先生である。

             Sep17#02 
         
    G.Manusardi G.Garzone J.Lockwood B.Gullotti
            『Colored Passages』(1993)

    * 編集のため過去の書き込みに手を入れました。


    10:36 | トラックバック(0) | コメント(0) | Tenor Sax | Page Top


    ■2009/11/03(火) 犬の腰痛

    犬を飼っている。アメリカンビーグル13インチという犬種である。子供がまだ小学生だった頃どうしても犬が欲しいとせがまれて飼ったものだ。子供とペット・ショップへ子犬を見に行くと店主が開くゲージから私の胸元へ飛び込んできたのがこのビーグル犬であった。子供が欲しかったのはキャバリア・キングチャールズ・スパニエルであったが、親父の我儘をとうしてこの犬に決めた。私の胸に駆け込んできた時点でこの犬と決めていたのだ。どちらが欲しがった犬なのか判らない(笑)

    過日、秋晴れの心地好い休日の午後、久しぶりに犬と散歩に出かけた。田舎住まいの裏手には小さな川が流れ土手沿いに桜並木の広場が続いている。・・・子供が小さかったころは車に犬も乗せて国立公園の緑の中を走り回ったなぁと回想する。そんな子供も一緒に出かける年齢も疾うに過ぎ、子犬だった犬は既に成犬を過ぎ老犬の域に入っている。ふと、昔のように草原を走りたくなった。首輪からリードを外すと犬は走りだした。私の脇をすり抜ける愛犬の横顔が嬉しそうであった。まだともに老いてはいない。

    翌日、会社から帰宅すると、犬の様子がおかしいと家人が言う。犬を見るとどうやら腰が悪い様だ。数年前も同様に腰を患ったことがあり、ステロイドの注射を打ったことがあった。"どうしたのでしょう"と家人が言う。自責の念に駆られすぐに動物病院へ連れて行く。愛犬は既に人年齢で言うと私の年齢を超えているのだ。歩くのが辛そうで心が痛んだ。

    さて、今回の紹介盤。Chris Cheek(ts)とEthan Iverson ピアノ・トリオが2000年バルセロナのジャズ・クラブ "Jamboree"で録音した盤である。表題曲『Lazy Afternoon』と言えばPeggy Kingのまさにレイジーな歌唱が魅惑的な曲であるが、ジャズに求めるのがグルーブ感ではなく、郷愁感である時にうってつけの一枚である。ジャズにテンションばかりを求めては時として疲れるのである。

             Oct30#03
                『Lazy Afternoon』 
               Live At The Jamboree
        Chris Cheek  Ethan Iverson  Ben Street  Jorge Rossy
               (2000 FSNT126CD)


    21:29 | トラックバック(0) | コメント(2) | 音楽/楽器別の分類 | Page Top


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