無料カウンター 満天ジャズCD倶楽部 2010年04月
 
 
 

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    ■2010/04/26(月) ジャズ喫茶でアート・ペッパーを聴いた話など・・

    例えば嘗て訳あって手放した盤があるとしよう、理由は増加しすぎた盤を整理する際、これは将来に亘っても聴くことはあるまいと判断したものである。しかし何の因果かまたも買い求めてしまうことがある。そして改めて聴き直すと、やはりその盤は大した出来ではないのである。そして再度手放してしまうという愚かな行為を繰り返す私は、どうも何処かに歪みがあるに違いないのである。そんな心の動きを自己分析すれば、嘗てはその盤の価値をきっと理解できなかったに違いないという、自分自身に対する不信の想いが要因としてあるに違いない。しかし現実、自分自身はそれ程の進歩も感受性の成長もないのである。今日の教訓・・・一度手放した盤は再び求めるな、である。

    過日、飲み会が跳ねて、気候も良いので酔い覚ましに一人街をぶらついていた。ふと、『ジャズ・・・』とかいうジャズ喫茶の看板が見えた。酔いにまかせ思わずドアを開けて入ると、ペッパー『モダンアート』の冒頭を飾る"ブルース・イン"がAltecを好い感じで鳴らしている。最近の欧州ピアノ・トリオに染まっている私だが、これらは古巣の音である。インターバルを挟んで前期/後期に分類されるペッパーであるが、今思うと何とナンセンスな議論をしていたのだろうと思う。後期は後期の好さがあるし前期は前期の凄さがある。比較しても始まらない。久々にドラムレスでアドリブを極めるペッパーを若い頃とは違った想いで改めて聴くと酔いと音の良さとの理由からだけではなく昔聴いた時とは別の重い感動を受けた。若かりし頃はきっとジャズを何かファッションの一部の様な聴き方をしていたのだろう、判ったふりをして。判らなかったものが判るのは嬉しい。何かが自分の内で熟成されたのだと思いたい。

    最近、昔読んだ本をもう一度文庫で買って読んだりしている。それは今回たまたま聴いたペッパーを聴くような行為とある意味符合している。柴田翔『されど我らが日々』、庄司薫、村上春樹の各初期3部作等々。『されど我らが日々』の冒頭、古本屋の話など何度読んでも感涙だ。

    さて、今回はSergio Gruz がミンガスやゴルソン、モンクの作品を演奏した味わい深い盤『Point De Vue』を紹介したい。1998年録音とこれまた古い盤であるが。Sergio Grutzの鮮烈なピアノ・トリオにテナー、アルトの2管が緩急自在、絶妙な"ジャズ"を奏している。歴史的名盤からは遠いが、やむなく無人島に行かなければならない時には必ず同伴するであろう。好い。


              Apr24_03.jpg
               Sergio Gruz Trio 『Point De Vue』
              (1998年録音 BOP CITY BOPY10005)
                    All Tunes


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    ■2010/04/25(日) 何故 ギターの音は心の奥まで沁みるのか?

      たまにはギター盤の話をしたい。ギターは古くから馴染みのある楽器でその音色が大好きだ。特に エレ・ギ<セミ・アコ<アコ・ギ(鉄弦)<アコ・ギ(ガット弦) の順に嗜好度が高くなる。昔、スーパー・ギター・トリオというユニット(?)があって、パコ・デ・ルシア、アル・ディメオラ、ジョン・マクラフリンというギターキッズには堪らない面子で(一部ラリー・コリエルやクリスチャン・エスクーデなど入れ替わっても同名のユニットを名のっているが)、特にその中でもパコ・デルシアの音が頭抜けていた記憶がある。それに比してオベイションのしょぼい音は貧相で、これはソロ・パートには適さない楽器だなと思った。勿論、アドリブ構成やピッキングの違いなど長年培ったフラメンコのスキルと天賦の才の為せる技であろうが、聴く度にパコの技量と音の強さに感服した。

    そういう訳で、弾けもしないのだがガットギター(クラッシク・ギター)の音色が好きである。ポロリとコードを弾いた時の何とも暖かい音は暖色電球の穏やかさがあるし、パコのように激しく弾いた鮮烈な音は心を震撼させる迫力である。小さなオーケストラとは穿った譬え、何とも素晴らしい楽器である。・・・パコのギターは暖色電球の音とはかけ離れているが(笑) 

    古くはチャーリー・クリスチャンを筆頭にケニー・バレル、ウェス・モンゴメリー、ジム・ホール、ジョーパス、ジミー・レイニー等々のビッグ・ネーム・・・つまりはジャズ教科書記載通りの盤を一通り聴いてきた。しかし、実のところ本当に好いなあと思うのはそういう陽のあたる(?)ギタリストの作品ではない。勿論彼らの作品は偉大でゆるぎなく、何枚かは生涯聴き続けるであろう盤もある。しかし、日々の音楽生活(?)で、ある種、人生の哀愁や遣る瀬無い感情を 優しく包み込んでくれる盤はこうした名盤ではない。 本当に寛いで食べられる美味しい食べ物屋が大通りのレストランではなく、通りを何本か入った狭い路地裏の食堂であるように、心に沁みる盤もメイン・ストリートにあることは少ない。これは長年の経験則である。

    Irio De Paulaの奏でるギターはまさに、そんな裏町の食堂のようなギターである。超絶なテクニックを駆使する訳ではない。しかし一聴すれば、そのニュアンスに富んだ音が如何に優れた技量とセンスに基づいて爪弾かれたものであるかが直観される。相方はレナート・セラーニ、彼も自分だけの音の世界をただただ深化させてきたピアニストである。こういう盤に巡り合えた幸せを静かに噛みしめたい。



           Apr25_05.jpg                           Apr25_07.jpg
        
     Irio De Paula & Renato Sellani              Irio De Paula & Renato Sellani 
              『Delicatessen』                          『Sossego』
         (1995年録音 Philology W116.2)            (2001年録音 Philology W208.2)
               All Tunes                              All Tunes


    20:00 | トラックバック(0) | コメント(0) | Guitar | Page Top


    ■2010/04/11(日) Prysm オリジナル盤

    前回、と言っても数時間前にアップした盤であるが、案の定アマゾンで20 ユーロ弱で新品が購入できる。HMVやTower Recordsでは販売していないので余り人気がないだけであろう。Robert Contiでは逆にDiscovery Records から出ている盤の方が廃盤で希少価値があるのかも知れない。

    さて、調子づいたので更に今日は第二弾の書き込みである。

    Prysmの1st盤は、B/N盤とは全く違ったジャケでプラケース仕様なオリジナル盤があるんだと、昔ジャズ仲間から情報を貰ったことがあった。しかし、一般に流通する1st盤はどれもデジパックのものばかりで(実際私の所持する盤もデジッパクのB/N盤である・・)本当に存在するんだろうかと訝っていた。

    しかし、過日、幸運にもとある海外ルートでその盤を入手することができた。成程こうして手に取って見ると全く別物である。一時でもジャズ仲間を訝ったことに申し訳なさを感じた。更に驚いたことにアイポッドで双方の曲を聴き比べてみると歴然とした音の違いがある。オリジナルでは若干籠っていた感じの音であるが、それから薄いフィルターを一枚剥がしてダイレクトな音にしたようなのがB/N盤である。率直に言うと明らかにB/N盤の方がクリアで、Prysmの音楽を聴くうえではB/N盤の方が好ましいだろう。盲目的なオリジナル信仰も好いが、感傷的、いや鑑賞的な観点ではフラットな感受性を尊重すべきだろう。 

             
                 【オリジナル盤】                           【B/N盤】

             Mar26_01.jpg                   Sep21#01 
           P.de Bethman, B.Henocq, C. Wallemme         P.de Bethman, B.Henocq, C. Wallemme
                    『Prysm』                             『Prysm』
             (1995年録音 Artalent ART953)                   
           #1
       " Reflection"   #2 "Double Face"
           #5  "Trait Neuf"  #6
     "L'apothéose d'Homer"
           #7  "Le Pas Suspendu"

        

     

      

     

     


    13:41 | トラックバック(0) | コメント(3) | Favorite Rare CD | Page Top


    ■2010/04/05(月) 古い廃盤の話~再生音楽享受

    最近のデフレを反映してかヤフオクにおける高騰の賑わいは極一部の商品を除き殆ど見ることはない。デフレと言ったが、本当にそれが原因であるのかも疑問ではある。例えば最近の遵法/違法な音楽配信など、どこまで浸透しているのか興味あるところだ。

    環境の変化に伴い、最近全くと言って程ライブには行くことがなくなっている。加えてCDショップ、中古レコード/CDショップへ行くことも余りなくなってしまい、止むなくネットでの買い物が主になっている。それ故どんな音楽が主流であるのか、どんな盤が売られているのか、売れ線であるのかが分からなくなっていて、致し方なく古い盤を聴いたりしている。専らストックの再生音楽の享受だけという生活である。考えてみれば昔からそれ程ライブなどのリアルなジャズ鑑賞は多い方ではなかったので、多分総数で言うと数万枚の駄盤や名盤を買っては聴くという生活をしてきたのが私のジャズ人生(?)の総体であった。今現在、絞り込んだ筈のCDコレクションは若干増殖し5千枚ほどとなり、精鋭(?)のアナログ2百枚ほどを加えるのが私のストック・ミュージック(?)である。

    さて、今回の盤は過日ヤフオクで5桁の高騰を見せた欧州の名盤 『Gildas Scouarnec Quintet』 である。何にしてもPeter King のアルトとJean Toussaint のテナーによる2管フロントのキレの良さに唖然とする。背景にはAlain Jean-Marie のピアノが絶妙な彩りを添え、ベーシストGildas Scouarnec の指弾く重低音にスピーカーが喜々として震える。牧歌的、エスニック的なジャケの外見からは想像を絶する、のっけからモーダルな硬派仕様の名盤である。

                               Apr05_02.jpg 
                『Gildas Scouarnec Quintet』
                 (1995年録音 Ref A.D.J.B. K.001)
                       #1 "Minor Mood"   #5 "Blues For Sylvain"
                       #6  "Soul Eyes"    #7   "U.Turn"

               

       


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