無料カウンター 満天ジャズCD倶楽部 2010年05月
 
 
 

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    ■2010/05/17(月) Perico Sambeatの魅力

    四方田犬彦氏は著作を目にすると凡そ購入する稀有なもの書き(?)の一人だ。そうは言っても、そうそう本屋に行って新刊本を監視している訳ではないので買い逃してしまうことが多々ある。過日も珍しく某DUショップを訪門すると、音楽本のコーナーに四方田犬彦著『音楽のアマチュア』という本があったので判断する間もない速さで購入した。彼が音楽について書いているのは珍しく、どこかの雑誌に連載の散文をまとめた体裁の本であった。小文の随所に広く深い音楽への理解が感じ取れた。摘み読みなので全貌はまだ判らないが、言及する音楽はクラッシクが大半で、それ以外では河内音頭からガムラン、フランク・ザッパからジョン・ケージまで広範に亘る。ジャズではマイルス、コルトレーン、ギル・エヴァンス、アルバート・アイラーの4人について書かれているが、中でもコルトレーンの"My Favirite Things"の様々なバージョンを聴いて来たという件に接し、"おぉ同好の士よ・・・" という熱い気持ちで満たされたものだった。また、カラオケ嫌いな訳や音楽が防臭剤的な役割である現在の状況について書かれており、新たな視点を得たような気がした。

              May16_02.jpg
            四方田犬彦著『音楽のアマチュア』
               (2009年刊 朝日新聞出版)


    さて、今回は上記とは全く脈絡がない話題である。以前アルト・サックス吹き、Perico Sambeat について書きたいと思っていたが、想定のアルバムを探し出すことができず諦めていた。過日、苦労の末ペリコのこれと言う盤、数枚を見つけ出すことができた。何か足らない感がないこともないが、他の盤が出てきたら後日アップしたい。

    云うまでもなくアルト・サックスはスピード感とスリル感が身上であると思っている。アルトのスリリングな演奏家をランダムに列挙してみると、チャーリー・パーカー、キャノンボール・アダレー、フィル・ウッズ、アート・ペッパー、ヴィンセント・ハーリング、ピーター・キング、デヴィド・サンボーン、ジム・スナイデロ、ピエリック・ペドロン、エリアス・ハスランガー、フランチェスコ・カフィーソ、等々・・が思い浮かぶ。その中でもペリコの魅力は独特に抜きん出ている。それは多分にスペインと言う国の風土と血の為せる技であろう。スペインは情熱の国というステレオタイプなイメージからの発想であるが、そういうイージーな依拠も好いかなぁと思う昨今である。そういう意味で言うならイタリアもそこそこ色のある国であるし、煎じつめれば、元々ジャズの出自はアフリカのギラギラした陽光から始まっているのではないかと想いを馳せたりする。例えばオマー・アヴィタルの東洋と西洋との狭間で咲いた民族臭漂う音楽、ガトー・バルビエリの南米音楽、そういう異国の音楽要素こそジャズの原動力そのものであった。


       May16_08.jpg                          Mar27_02.jpg
    Perico Sambeat Quintet『Punto De Partida』        『Perico Sambeat -Michaell Philip Mossman Quintet』
       (1991年録音 EGT 539CD)                           (1992年録音 EGT 565CD)
       #1 "Cinco Y Accion"                                    #2 "Final Chance"
       #6 "La Luna" 
           



       May21#02                           Oct18#01  
         『Perico Sambeat Quartet』                   Arturo Serra Sextet『Confidencial』
    (1993年録音 Ronnie Scott’s Jazz HouseJ ACD035)             (1992年録音  609CD)
       #1 "Body" #5 "Dual Force"                         #3 "Confidencial"


     
       Mar15_01.jpg                         May02_02.jpg 
        Carlos Barretto 『Impressoes』                      Perico Sambeat Quartet『Perico』
          (録音 GR101 )                            (2000録音 ) 
       #6 "Luso"  #9 "The Edge"                      #4 "Descarga"    #7 "Defuss"
                                                       #6 "Te Falta Corazón" 
                                

    反面スリルだけでは括れない魅力的なアルト吹きが居る。例えばジョニー・ホッジス、ハル・マクシック、フランク・モーガン、ジェリー・ダジオン、マリオン・ブラウン、ポール・デスモンド、レニー・ハンブロ、アニー・ヘンリー等々・・、これらは後日アップしたい。


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    ■2010/05/04(火) 連休雑記~ピアソラ作品集

     知人からの電話のついでに そう言えばこの前のブログの記事は明らかにおかしい という辛辣な言葉を受けた。えっ どこが? と訊ねると、 一度売った盤は買い戻すなという件のやつだ と言う。あぁそう言えばそういうことを書いたが、 どこか変なのか? というと、 ペッパーのモダンアートの件と前段の件が矛盾する という。しかし、私はペッパーを売ってないし、良さは判っているつもりだが深みが加わったことを言いたかっただけであるが、読み返すと成程、誤解を招く内容である。日本人の(・・いや私の)自虐性と日本語の(・・いや私の)非理論性とが益々ことを難しくしている。

    連休は何することもなく、ボ~っと過ごしている。廃盤セールも行かなかったし、ましてやジャズのライブやフェスティバルなども腰が重い。本当に若い頃であればジャズ・フェスにも出かけたし、もう少し若かった頃であれば廃盤セールにも出かけた。少しづつ行動範囲が狭まっているのだろうか。私見では行動範囲は放物線の様に変化していくと思っているが、もしそれが正しければ、既に私の行動範囲のピークは疾うに過ぎている。

    今日読み始めた本の導入部に面白いことが書いてあった。ユダヤ教では絶対に牛乳と牛肉は同じ鍋で煮ない、また双方を同じ冷蔵庫にさえ保管しないだとか、ドイツでは日曜日には絶対に引っ越しはしないだとか、つまりは宗教や民族、国等によって風習は全く異なるということ、そしてそれぞれ意味があり、そういうことを理解するのが大切なことなんだと言っている。 なかなか説得力がある本である。まあ、それにしても私の行動範囲のピークは過ぎているので、異文化との邂逅はそうそうあるまいが・・

    そういうことで結局一度も出かけることがなかったGW廃盤セールである。腰が重くなった理由は行動範囲の狭さばかりではない、嘗ての廃盤最盛期の印象が強く残るバブリーな私には、出品リストを見るとどうしても現在の品揃えに貧弱な感が否めないのである。また、殆どこれはと言う廃盤は蒐集してしまったことと相まって高額廃盤の再発が進み、廃盤神話が崩壊してしまったことも大きな理由である。内容の好い廃盤の開拓なくしてはジャズ再生文化の牽引は覚束ないだろう。今こそ感動盤の深掘りが必要だ。嘗てのジョー・チンダモ、少女ジャケの様な象徴的な廃盤の旗を揚げなくてはならない。それは宛もヒーロー待望論のようである。そんなバブリーな夢をまだ見ていたい私である。


    さて、今回採り上げる盤はHubert Winter『Round About Piazzolla ~ Tango Goes Jazz』である。文字通りピアソラ作品のジャズ化というコンセプトのありきたりな盤である。しかし、ピアソラ作品集では今まで数え切れないほど裏切られてきた私であるが、やっと納得のゆく盤と巡り合えたのである。青白い印象しかないピアソラ、この盤では暖色の情熱が味わえるのである。


                     Apr25_01.jpg
                     Hubert Winter『Round About Piazzolla』
                    (2008年録音 Mons Records MR874473)
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    ■2010/05/03(月) Riccardo Arrighini の盤 

    今、幾つかブログに書こうと思っているジャズ関連のテーマがある。テーマと言うと大袈裟だが、ミュージシャン的にはMario Pavone、Perico Sambeat、Ark Sano、Mario Rusca あたりのこと、また違う切り口ではSplasc(H) RecordsやPenta Flowers Recordsについて、また、最近のピアノ・トリオ盤のこと、廃盤セールのこと、CDの展望について、外国人の書いたジャズ喫茶論について等々が犇いているのだが、どれも中途半端なデータや感想しかなくてあまり面白くなりそうにない。

    そんな矢先、つい今しがた頼んでいたCDが到着した。個人的に思い入れのあるピアニストRiccardo Arrighiniの2005年録音盤である。彼の作品ではこの盤だけ何の因果かずっと入手出来ずにいたものだ。ジャケも印象的で、発売直後はきっとどこかで巡り合えると多寡を括って買わないでいたら数年が過ぎ、どこの店頭からも姿を消した。それではと本腰を挙げて探し始めたのだが、どこを探しても梨の飛礫(?)。そういう風に長年の探索盤であったが、過日、何のことはなくウェブで検索したら国内業者が一枚だけ出品しており、運良く今回の入手となった。聴いてみると期待を裏切らない"センシティブ"な作品。実に素晴らしい。

          May03_01.jpg                   May03_02.jpg
              Riccardo Arrighini Trio                     *親父ピアニストだがセンスは抜群
                『Black On White』                       華を添える美形ヴォーカリスト
             (2005年録音 Philology W 280.2)                 
           #3”Millenium”  #4Almeno Tu Nell'Universo”
           #6”Beautiful That Way”  #8”Black On White” 
           #9”Mister P”  #10 "Blues For My Wife”

    Riccardo ArrighiniはPhilologyを中心に録音を残しているが、それ以外ではこの盤を吹きこんだ翌2006年、『Cambio Di Marcia』という優れた盤をIncipit Recordsに遺している。総体、近年のジャズ・ピアノ盤を聴き終わると一曲一曲の印象がおぼろげになる感想が常で、それは個々の演奏が駄目という訳ではなく、どの曲にも繊細な想いのこもった演奏なのであるが、それらが総体の印象にすり替わってしまうのである。それはきっと私の感受性の問題なのだろう。そういう観点で言うとRiccardo Arrighiniはどの盤を選んでも優れており、演奏の随所に青白く光る感動が隠されている。そういうピアニストを発掘することが最近の楽しみであり目的の一つでもある。
           
           


                                 


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