無料カウンター 満天ジャズCD倶楽部 2010年06月
 
 
 

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    ■2010/06/28(月) 漁盤アナクロニズム1986

    1986年頃になると前年ではイーブンな感じだったCDの発売点数はRDのそれの3倍強と遥かに凌ぐ勢いになっていた。しかし、正確にカウントしてはいないがRDソースのCD化の方が、オリジナルのCD録音よりも圧倒的に多いのではないかと思う。それにしても音楽ソースとしてのCDが主流を占めたのがこの1986年で、或る意味変化点の年であった。

    レア盤にも収録がなかったのだが、オークションに出れば必ず5桁は必至で、ピアノ・トリオ・マニアの間では伝説的な盤となっていたのが ジャン・ピエール・フケー『レイルロード』である。ベースがマークジョンソン、ドラムスがピーター・アースキンという最強のリズム陣、現代ピアノ・トリオ真芯の正統派のお墨付きである。1985年録音であるのでCDでのオリジナル音源奔りのような記念碑的作品と言える。とある筋金入りジャズ・マニアが密かに探しているがなかなか入手がならないとボヤいていた盤である。私も後年大枚を叩いて輸入盤を購入した。内容的には荒削り或は瑞々しいという形容が似つかわしい。残念ながら(笑)この盤も再発されてしまった。

        マーク・ジョンソン~ピーター・アースキン~ジャン・ピエール・フケー
            『レイル・ロード』 (1985年録音 35DIW-101CD)

    最近では割りと普通に目にする盤である。しかし、10年ほど前、ビル・エヴァンス関連では本人作品は一段落し、本人以外の作品を一生懸命蒐集していたのだが、この作品とエジル・カプスタッドのトリビュート盤だけがなかなか入手できなかった。馴染みのエディ・ゴメズやジム・ホールの参加にも惹かれた。1999年6月9日国立DUにて入手。1985年秋バークリー録音とあるのでCDオリジナル作品であろう。

         クロノス・カルテット・プレイズ・ビル・エヴァンス
              『ワルツ・フォー・デビー』
            (1985年録音 Landmark VDJ-104)

    アコギが好きであれば、きっとジプシー系の哀愁感溢れるギターの好さはわかって頂けると思う。中でも天才ギタリストなどと名打たれればどうしても聴きたくなるのが人情である。このビレリ・ラグレーンも早熟の才能を如何なく発揮した天才である。後年JazzpointやDreyfus等ジプシー系の怪しい盤やジャコ・パスとの共演、アコギでの早弾きギタリスト達との共演などから聴き始めたが、13歳での初吹き込み盤がどうしても入手できずにいた。この盤は忘れもしない2000年2月2日 武蔵小金井 珍屋 で入手した盤である。ここ数年あの店、と言うより珍屋の全店に行ってはいないが、各店は健在であろうか? 昔の友人の消息の様に気になる存在である。あの雰囲気の好さは捨てがたい。某店の猫は元気であろうか?

          ビレリ・ラグレーン『ジャンゴへの道』
          (1980年録音 Antilles J33D-20009)

    ヘレン・メリルは演歌チックで好きではない、と言うと、ヘレン・メリルのファンに叱られるだろう。しかし、以前どこかに書いたが、イタリアで録音した盤や幾つかのアルバムを除き、殆どが聴いていてもセンスを疑いたくなる盤ばかりである。一時、ジャズ・ヴォーならなんでも手当たり次第に入手していた時期があった。そんな時期に入手したヘレン・メリルの本邦企画盤的な時代を感じさせるアルバムである。今思うと随分遠くまで足を延ばしていたものだ。2001年9月20日藤沢レコード社にて購入。今でもこの店はあるのだろうか?

          『ヘレン・メリル・シングス・フォーク』
         (1966年録音 Paddle Wheel K32Y-6071)

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    ■2010/06/27(日) 漁盤アナクロニズム1985

    冷静に考えればあの一連のレア盤ブーム、レア盤を周知し稀少性を煽り、市場価格を高騰をさせ、格付けを定着化したところで、小出しに再発盤を出すという、或る一つの戦略ではなかったのかという穿った見方さえ可能である。『多寡がCD』である、アナログと違い再発が簡単で音質も変わらないのは最近の超幻級のレア盤再発ラッシュで明らかに証明されたと思う。しかし、ブーム前から蒐集してきた私としては、『されどCD』という心意気がない訳ではない。

    前回の1984年に続き今回は1985年発売の盤から特に印象深い盤を紹介したい。今まさに音楽配信の趨勢の真っただ中、アナクロを承知で懐古的な想いを込めて記したい。
      
    ロレツ・アレキサンドリアはキュートなヴォーカリストばかりがもてはやされる中、なかなか厳しいポジショニングだと思う。見てくれもサラ・ヴォーン系であるので彼女の一途なファンはマイノリティであろう。初めて彼女を聴いたのもキングから発売されていたジャケ写が美形白人モデル(かな?)の魅惑的な盤であった。当初本人のジャケ写と思っていたので、白人にしては心持ち黒っぽい感じが混じっていて、逆にそこが魅力であった。後にジャケは本人のものではないと知ったが、初期盤は不思議な淡白さを持つ魅力的な歌唱であった。2002年6月8日大阪へ行った折、阿倍野のビッグピンクで入手した。
       
       ロレツ・アレキサンドリア『ハーレム・バタフライ』
           (1984年録音 Discovery DSCD-905)

    ジョージ・ケイブルスはアート・ペッパーの来日公演で初めて聴いた。当時つきあっていたピアノを弾く女性とふたりで聴きに行ったのだが、帰り道、ペッパーよりもミスター・ビューティフル:ジョージ・ケイブルスの素晴らしさばかりを興奮して話しながら帰った記憶がある。スティプル・チェイス等入手可能な限り彼のピアノ・トリオを聴き漁ったが、この盤の入手はずっと後年となり、2000年12月26日、池袋DUにて奇跡的に入手できた。今でも入手時の嬉しさは覚えている。
           
       ジョージ・ケイブルス『ビッグ・ジャズ・トリオ』
     (1984年録音 東芝EMI East World Jazz CP35-5022)

    ミルト・ジャクソンはMJQ時代も勿論好いが、ソリストとして色々なミュージシャンと共演した中にも、これぞという好いものがある。特にパブロなどに真にジャズらしい盤があり目が離せない。そう言う優れものの一枚、ジョー・パス、レイ・ブラウンと演った『ザ・ビッグ3』は2001年7月19日、柏DUでゲットした。

         ミルト・ジャクソン、ジョー・パス、レイ・ブラウン『ザ・ビッグ・スリー』
               (1975年録音 ポリドール(Pablo)J33J-20021)

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    ■2010/06/25(金) 漁盤アナクロニズム1984

    探しに探すこと数年、あちらの店こちらの店をかけずり回り、若干の諦めが入った頃、ふと、期待もなく訪れた中古店のラックの片隅、偶然にもそれを発見するという事が何度かあった。余りのあっけなさに言葉も出ない程の嬉しい邂逅である。勿論ジャズ盤の話。そういう時代に逆行するような今は昔となってしまった漁盤の話を書いてみたい。

    先ずは国内盤CDについて記したい。唐突だがはっきり言えるのは、国内盤CDだからと侮るのは大きな間違いであるということである。国内盤CDでは先ごろ廃刊となってしまったスイング・ジャーナルのデータ・ブックという強い味方がある。データ・ブックには1984年からCDのデータが記載されているが、CD発売当初、諸事情から購入に躓いた私は初期CD盤の蒐集に大きな欠落があった。そう言うことでデータ・ブック的には輝かしいCD盤記載の初年となった1984年から始めよう。

    先ずは2001年8月7日高田馬場の老舗"タイム"で入手したジョージ・デューク『アイ・ラブ・ザ・ブルース』である。1975年録音のこの盤は勿論アナログで聴きこんだもので、ジョージ・デュークの高度なテクニックと幅広い音楽性、それにユーモアが感じられる、今聴いても些かの古さも感じられない文字通りコンテンポラリーな盤である。豪華な参加ミュージシャン一人ひとりに時代の背景を感じるごった煮的な作品。が、私にはトータル的に明確な時代の輪郭を感じる盤である。MPSというレーベルには何故か拘りがある。この盤も何枚かの盤を2枚組CDに纏めた中に収録されていたが、やはり単体で所持していたい特別な盤である。近年再発されたか? 
            
        ジョージ・デューク『アイ・ラブ・ザ・ブルース』
        (1975年録音  ポリドール MPS 817-4882)
          "Chariot"  "Giant Child Within Us - Ego"
           "I Love the Blues, She Heard My Cry"
     
    そして、続くは1975年、バリー・ハリスがタッド・ダメロンの作品をトリオで奏った『プレイズ・ザ・タッド・ダメロン』である。2001年9月8日お茶の水DUにて購入。流石な渋い盤である。バリー・ハリスという伝統的なピアニストは数え切れないくらいの参加盤とそれに比しては少ないリーダー盤があるが、この盤は最後まで手放せない一枚である。イラストも趣味が好い。 近年紙ジャケで再発されたらしいが、それまでは希少性の高い盤であった。
     
         バリー・ハリス『プレイズ・ザ・タッド・ダメロン』
        (1975年録音 日本コロンビア Xanadu35C38 -7224 )
          
    ビル・ワトラスがカール・フォンタナと1984年に吹き込んだ味わい深い盤がある。ビル・ワトラスには数枚、聴けば聴くほど好いと思えるリーダー盤がある。それ程人気のあるトロンボニストではないが私的には外せないプレイヤーである。ジャケ写の赤い車も印象的。 入手日は不明だが、入手した時の嬉しさは鮮明に残っている。

         『ビル・ワトラス&カール・フォンタナ』
          (1984年録音 ユピテル AC 35-8 )


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    ■2010/06/25(金) キュートなGitte 

    最近はあまり好い盤と廻りあっていない。CDショップに足を運ぶ機会が少ないのが大きな理由なのだが、その反動で仮想のショップで購入することが多くなっている。勿論出来る限り試聴をしているのだが、それが出来ない盤は目を瞑ってレコメンドや雑誌の評に頼るしかない。それ故、好い盤に巡り合う確率は極めて低いのである。やはり店頭でジャケを手にとって試聴するに越したことはない。また、内容の悪さ以上にショックなのは、ジャケを手にとることもないので届いた盤が嫌いなデジパックであったり、或はスリットにCDが裸で差し込まれた、信じられない低品質の輸入紙ジャケであったりする。実に情けない状況である。

    そんな情けない状況で、やっぱりこれは好いぞという盤は必然古い盤になってしまう。今回の盤はヴォーカル盤であるが、私のセオリーから外れる数少ない盤である。ヴォーカルのバックはピアノ・トリオ等小編成が好ましいという盲目的な信条を何故か持っている。それも昔どこかの雑誌で読んだ誰かからの借り物の嗜好だった。しかし実際、ビッグバンドやストリングスをバックにしたヴォーカル盤で、吃驚するほど感動した盤は数少なかったのも事実。勿論趣味の好い管が数本入る唄伴や時代の薫陶を受けた例えばポール・ウェストン等の魅力的なバンドの伴奏等、格別なものはある。何事にも例外は存在する。

    そう言う訳で今回の盤は基本的に跨ぐ盤であったが、この魅力的な歌唱を耳にして一発で惚れ込んだ盤である。後で知ったことであるが、この盤はその筋(?)では有名な盤らしく、熱狂的なファンも多いと聞く。それはバックを務めるKenny Clarke-Francy Boland Big Band に拠るところもあろうが、Gitte Haenning のキュートな魅力に負うところ大であろう。最近ではFelicia Carterなどを思わせるある種アンニュイさが伴うところにも惹かれる。それにしてもBenny Baily、Dusko Gojkovic、Jonny Griffin等々を擁した何とも贅沢なバック・バンドである。

    因みに、このCDジャケはアナログ盤のオリジナルではなく、別なジャケをCD化したものである。また、最近発売されたCD盤では全く違ったジャケとなっている。実のところオリジナルのアナログジャケも、最近のCDジャケも余り好みではない。出自は怪しい盤であるが、断固私はこのジャケ盤が好みである。歌唱を聴きながらジャケを眺めれば、どれが相応しいか判るというもの。オリジナルではなくセコンド・ジャケや怪しいジャケが好いと思う盤は幾つかあるが、これもそういう盤の一枚である。

           Jun24_01.jpg
         Gitte & The Kenny Clarke Francy Boland Big Band
               『Out Of This World』
           (1968年録音 Verabra Records No.20)
          "November Girl" "Marriage Is For Old Folks"
          "Out Of This World" "Imagination"  
          "A Sack Full Of Dreams"
         


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    ■2010/06/16(水) 蛍の話 Dino Piana~Franco Piana

    何が幸せかと言うと、好きな本をポケットにねじ込んで、どこ行くあてもなくぶらぶらと一人で出かけることだ。それはどんな美味しいレストランへ行ったり、買い物をしたりすることよりも、もしかすると嬉しいことかも知れない。まあ、一緒に行く人にも由るだろうけれど。

    最近読んだ本では東野圭吾著『容疑者Ⅹの献身』が出色だ。今更な古い本であるが、この作品が好きで、小説を読むこと、これで3度目、映画で見ること1度で、実に良い作品だと思う。主要登場人物の描写の確かさ、トリックの奇抜さ、読むたびに感動する。しかし小説と映画では容疑者:石神のイメージが異なる。映画では堤真一が任っていて、演技は抜群だが、如何せんハンサム過ぎて原作とかけ離れている。小説の石神はブ男な数学教師で柔道部顧問、しかも耳がカリフラワーでずんぐり体型。そんな彼のアパートの隣に花が咲いたような母娘が引っ越してきた事で容疑者Ⅹの献身の必然性が生まれるのである。また、残念ながら主人公のキャストにも知性が感じられない。坂本龍馬じゃないんだから・・

    辰濃和男著『ぼんやりの時間』(岩波新書)を読み始める。読み進めるに従い、私の考えていることと符合する部分が多く、出会えて嬉しい。読み進むのが勿体ないと思う。いつかゆったりとした時間と場所の中で読みたいと思うが、叶うのは何時の事になるか・・悲観はしていないが少し忙しい時間が恨めしい。忙しさに失ってゆくものが多すぎると思う。

    昨晩 階下で家人たちが何か声高に話している。深夜を回っている時間である、一体何事かと降りて行くと、裏庭に蛍が飛んでいると家の外へ手を引く。外に出てみると本当に数匹の蛍が淡い光を放ちながら飛んでいる。 我が家から数百メートル離れた小川から飛んできたに違いない。それにしても蛍を見るなんて数十年以来のことである。私が子供だった頃は高箒をもって小川へ捕りに行ったものだった。奇跡の様な淡い光との邂逅である。

    今日の一枚。Dino PianaとFranco Piana、2管の心地好い揺らめきはどこか蛍の淡い光に似て限りなく優しい。
      
                     Jun13_03.jpg
                    Dino & Franco Piana Quintet 『Togather』
                    (1996年録音 Penta Flowers CDPLA 047 )
                            # All Tunes
                                     


    23:55 | トラックバック(0) | コメント(0) | 音楽/楽器別の分類 | Page Top


    ■2010/06/09(水) 優れ盤はまだまだ埋もれているのだ~千葉漁盤記

    昨日 仕事の関係で何年振りかで千葉市に行った。促々と仕事を終え、久しぶりに千葉市での漁盤廻りに出かけた。JR千葉駅を出て京成千葉駅前を通過、先ずは『Drops Records』へ向かう。恋しい女性に合うように心が急く。この中古ショップは7~8年前ジョージア・ギブス『ミュージック&メモリーズ』のコンディションが良いものを奇跡のように安価で入手した経緯があり、期待するところが大きい。商品も綺麗で、某大手チェーン店のラフさ(これも別な観点から見ると魅力なのだが・・)に比べると品質に目の行き届いた信頼できる店である。総体的に廃盤だからと言ってCDに馬鹿高いプライスをつけないのは多分CDの再発容易性を知っているからに違いない。或は店独自、DU価格標準とは異なるスタンダーズを持っているのだろう。偉い。

    急いで歩いたので背中が汗で滝状態、『Drops Records』の良く効くエアコンの風が心地好い。2階の入り口から右折、突きあたりの棚の左上がジャズ・ヴォーCDが位置し右側へ各種インスト盤が続く、筈であった。しかし昔通りの配列を変えないでいるほど世の動きは悠長ではなく、訪問のインターバルは長過ぎたようだ。思いもかけないディスプレイに戸惑ったが、ありきたりな国内盤が並ぶ棚をざっと流し、輸入CD盤らしい段ボールの餌箱2箱を発見する。1箱目はスカ、2箱目に期待する。何か好い盤に巡り合える予感じみたものを感じる。しかし最近、そういう直観は楽観であることが多く、大概外れることが多い。今回も落胆の一歩手目まで渉猟していた時、どこかで目にしたグリーンの盤が目に付いた。一瞬 Jan Kaspersen Trio の緑のジャケかと思ったが、よく見ると Siegfried Kessler Trio である。思わず "ウッ" と声を出してしまった。以前よりアナログで捜していた盤(IMPRO 04)であるが 幸運にもCDで見つけることができたのである。アーチー・シェップが2曲に参加していて粘着質な演奏を聴かせる名盤であるが、やはり特筆すべきはトリオ演奏でのJenny Clark とSiegfried Kessler とが絡む超絶技巧の素晴らしさである。これほどの盤が埋もれていたとは…いや、埋もれて探し出せなかった自分を恥じるばかりである。今更、採りあげるのも恥ずかしいのであるが、やっと入手が成った顛末である。 因みに右が Jan Kaspersen Trio のジャケ、微妙に緑色が異なる。                             

         Jun13_01.jpg                  Jun13_05.jpg                       
            Siegfried Kessler Trio                   Jan Kaspersen Trio    
              『Invitation』                      『Special Occasion』
        (1979年録音 IMPRO 04 152092)        (1988年録音 Olufsen Records DOCD5111)
       #1"Invitation" #4 "Along Came Betty"      #3"Birthday Telegram" #6"Easy Talk" #7"Untitled Ballad"
           #5"Silver Serenade"               #8"Five Point Star" #11"I'll buy you Gold and Silver"

    さて、残るは『DU千葉』である。その昔ケンミュージックのフィル・マコービッツ・ピアノ・トリオを入手したのもこの店、あまり期待はできないが稀に拾いものがある。『Drops Records』を出て千葉中央駅方面へ向かうと少しうらぶれた感じの商店街の一画にある、筈であった。しかしここでも時間の経過を痛いほど知った。降ろされたシャッターに移転の旨が記されている。しかし肝心な移転先が記されていないので別のDU店へ電話をして尋ねると何と千葉駅から近いところ、某デパートの近くとのことである。しかし残念ながら、ここでは特筆すべきことはなかった。

    22:30 | トラックバック(0) | コメント(2) | Favorite Rare CD | Page Top


    ■2010/06/06(日) 依存症の話~Esbjorn Svensson

    買い物帰りの車中、ふと思いついたのは、『依存症』という言葉だった。私が音楽を聴くのは依存症なのではないかと思ったのである。今回は珍しくパソコンに向かう今まで記憶に残っていた。

    今日買い物にデパートへ行ったが、その一角にCDショップがある。あれほど音楽が好きなのに何故立ち寄らないか家人がいつも不思議がるが、その手のCDショップには殆ど興味はない。どんな品揃えか想像の域を超えることは殆どなく、あまり面白くないからである。高飛車な思いで言っているのではないが、商業主義に毒された過剰な装飾のCDばかりがフェイスを飾っているのに飽いたのである。せめて音楽ばかりは虚飾を排して本根で感動をしたい、つまらない雑音、雑事に惑わされずに聴きたいと思っている。根暗な私が感動する音楽は私の性格同様暗いものが多いが、真逆な爽やかで陽気な音楽も嫌いではない。良く理解できない私の心がこれも良く分からない或る法則に則って感動の基準を決めているのであろうが、これも全く知る由もない。唯分る事はどれが好くてどれが好くないかである。

    さて、依存症の話に戻るが、これほど日常的に音楽:ジャズを聴いているのはどこか心身が病んでいるに違いなく、それらを補完(?)するため、或はそれらから逃避するため只管音楽に没頭するのではないかと思い至ったのである。そして長く音楽を聴かない時間があると禁断症状でも起こすのではないか、などとも思った。実に可笑な話である。


    さて今日の一枚。Peter Danemoというドラマーが1991年、コペンハーゲンのスタジオでひっそりと録音した(?)Dragon Recordsの一枚である。数年前、今は連絡が途絶えてしまったがウェブで知り合った四国に住むジャズ仲間の一人から『Esbjorn Svenssonがサイドで参加した突飛に優れた盤』がある事を教えてもらった。当時作品名を聞きそびれたので、それがこの盤かどうか分らないのであるが、その盤のことが頭の片隅に残り、どれがそのスベンソンの参加盤なのだろうかと事あるごとに探していたが、過日中古CDショップで何気に試聴した一枚にやっとそれらしい盤と邂逅したのである。そして聴けば聴くほどその好さが実感されるので、きっとこの盤に違いあるまいと勝手に思い込んでいる。ジャケの裏表、どこを見ても参加ミュージシャンのクレジットがなく、リーフレットを開いて初めて参加メンバーの氏名が掲載されているという変わり種である。若きスベンソンが小さく写った写真も添えられている。E.S.T.ブレイク前の音源であるが、既にスベンソンのイマジネイションは一線を越えて素晴らしい。もし件の盤がこれでなかったとしても、これはこれで極めて幸せな邂逅盤である。

                         Jun06_02.jpg
                             Peter Danemo『Baraban』
                         (1991年録音 Dragon Records DRCD206)
                          #1 "Below The Surface" 
                          #3 "The Soulful Tree"
                          #8 "Medieval Wind"
                          #9 "Baraban"
                          #10 "Growing,Moving
                          

    21:59 | トラックバック(0) | コメント(0) | Piano | Page Top


    ■2010/06/05(土) Klaus Ignatzek ピアノ・トリオ、嬉しい新録音の話

    乱暴な分類だが、ピアニストは脇役で光る人と、俄然リーダー盤でその真価を発揮する人との二分ができると考えている。例えば前者の例で言えばレナート・セラーニである。あのイタリア・ジャズメンとの奇跡の邂逅で生まれたジャズ・ヴォーの最高傑作:ヘレン・メリルのイタリア録音盤、そしてアンニュイなヴォーカルの極み、心の奥にまで沁み入るレナータ・マウロの『Ballads』・・・これらは彼の繊細な演奏なくして成立するものではない。また逆に、サイドではパッとしないが、リーダー作を聴くとこれは好いぞというピアニストも居る。今回紹介するKlaus Ignatzekは後者に属するピアニストの一人である。彼の演奏では昔、ヴォーカル入りの盤を聴いたことがありそれ程好い印象がなく跨いでいた。が、Red Recordsのピアノ・トリオ盤を初めて聴く機会があり吃驚するほど感動し、以来彼の追っかけ(笑)をしている。

    彼の作品は残念なことに歌盤や管入りの盤が多く、トリオでの演奏盤が寡作である。今回、私としては異例の最新盤を紹介するのは、そんな数少ないトリオ・フォームでの盤が今年(2010年)久々に発売されたという些か興奮のニュース故である。早速買わねばと馳せ参じたDUの店頭、流石に読みの深いDUの販売戦略、2山に盛られた平積みのディスプレイであった。

    変わりばえのない緩いトリオ作品を乱造(?)するピアニストの中、Klaus Ignatzek は異色の存在である。彼の長いキャリアに関わらず、多分トリオ盤は以下4枚だけであろう。独り極上の時を過ごす伴としてはどれも最高の作品、緩やかで言葉少なの演奏の奥には常に深い哀しみがある・・・と言うと気障だね。

        Jun05_03.jpg               
        Klaus Ignatzek Trio 『Take It Easy』             
      (1989年録音 YVP Music 3020CD )         
           #4 "Beautiful Colours)                    
           #6 "Waltz  New"                      
           #9 "Charming Eyes"                      
            #10 "Waltz Going On”(Take2)                             
        Jun05_02.jpg     
                   『Klaus Ignatzek Trio』 
     (1989年録音 Red Records RR123232-2CD) 
                   #2 "Soul, My Secret Place” 
                   #3  "Attractive Point”  
                   #5 "Three Wishes" 
                   #8 "Traccia 8" 
                   #9  "Traccia 9"  
        Jun05_04.jpg                
      Klaus Ignatzek Trio  『Songs We Dig』              
        (2006年録音 Nagelheyer CD 101)            
         #1 "Invitation"                    
         #2 "Two For The Road"                 
         #7 "When Sunny Gets Blue"              
         #10 "If I Should Loose You"              
          Jun05_01.jpg
               Klaus Ignatzek Trio
         『Songs We Dig Volume Two』
         (2009年録音 Nagelheyer CD 111) 
                   #2 "With A Song In My Heart”
                   #4 "Speak Like A Child"
                   #5 "Serch For Peace" 
                   #8 "Old Folks" 
                   #9 "Falling Grace"
                   #10 "The Nearness Of You"
        
        
        
                                

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