無料カウンター 満天ジャズCD倶楽部 2010年07月
 
 
 

■Profile

山帽子
  • 山帽子
  • ジャズの話題が中心ですが、時として話題はあらぬ方角へ飛ぶこともあります
                
  • RSS


  • ■Link

  • ゴイス音楽日記
  • 中年音楽狂日記
  • A Place In The Sun ~マイナージャズレコードの世界~ 
  • 豆腐に柳
  • 二流ジャズの愉しみ
  • Todo Sobre Mi Musica
  • Jazz from 43rd parallel north


  • ■Search



    ■--/--/--(--) スポンサーサイト

    上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
    新しい記事を書く事で広告が消せます。

    --:-- | トラックバック(-) | コメント(-) | スポンサー広告 | Page Top


    ■2010/07/30(金) 漁盤アナクロニズム1993

    相変らずの熱帯夜であるが、ここのところ少し元気がある。仕事がちょっとだけ上手くいっているという事もあるし、休日ごとの肉体労働にも慣れてきているということもあり総体的に良い感じなときである。健全な肉体に健全な精神が宿ると言うのもなるほどだなぁと思った。こんな時も偶にはある。悪い時ばかりではない。

    さてインターバルがあったがいよいよ1993年である。この特集もデータ・ブックに輸入盤が加わった時点で終了しようと思っている。或は、輸入盤だけで特集するのも面白いかも知れない。

    最近キース・:ジャレットとチャーリー・ヘイデンのデュオ盤が話題になっているらしい。私はまだ聴いていないが、多分沁みる盤なのだろう。チャーリー・ヘイデンは或るベースを弾く人に言わせると変態的なベーシストらしい。確かにどこか他のベーシストとは違うが、どこがどう違うのかと言われると困る。以前ブルース界では有名なミュージシャンとの共演盤を聴いたが、なかなか渋い出来で、今だに取り出しては聴いている。また、今回採り上げる盤であるが1976年録音、リアルタイムでアナログで購入、比喩でなく盤が擦り切れるほど聴きこんだ盤である。ハンプトン・ホーズは最も好きなピアニストである。最近はこういう力の入った盤が少なくて寂しい。聴く度に深い寛ぎに満たされる稀有な盤である。多分発売時に購入したと思われる。

        『アズ・ロング・アズ・ゼアズ・ミュージック』
        チャーリー・ヘイデン~ハンプトン・ホーズ
          (1976年録音 Verve POCJ-1173)

    こうして年代別に盤を並べてみると感慨深い。昔見たり聴いたりしたテレビ番組や歌謡曲の一つ一つが印象深いのと根っこが同じような気がする。トゥルーディ・ピッツ『イントロデューシング・ザ・ファビュラス・トゥルーディ・ピッツ』もそうした盤の一枚である。"スティピン・イン・マイナー"の頭を聴いただけで痺れてしまう。購入年、購入先はわからない。長いこと廃盤で、これほどの好い盤が廃盤とは・・・と所有できた喜びを噛みしめていたが、例にもれず最近再発された。市場では殆ど目にしなかったが、再発されると普通に流通する盤となった。パット・マルティーノの参加も光っている。

      『イントロデューシング・ザ・ファビュラス・トゥルーディ・ピッツ』
                 トゥルーディ・ピッツ
           (1967年録音 Prestige VICJ-23106)

    IDA レコードは拘りの仏レーベルである。昔、輸入盤でエンリコの盤を聴き始めた頃、ソロ、デュオ、トリオの各盤を出していたのがこのレーベルである。また、バルネ・ウィランの作品もこのレーベルから活発に出していた。国内盤ではアルファレコードから発売されており、今回紹介するサクソマニアの盤も同様である。古いラジオをジャケにした渋い作品である、こういうセンスは日本人には無理だろう。フィル・ウッズがゲスト参加。

             『アウト・オブ・ウッズ』
       サキソマニア・スターリング・フィル・ウッズ
          (1991年録音 IDA ALCR-292)


    スポンサーサイト
    22:38 | トラックバック(0) | コメント(1) | Various  | Page Top


    ■2010/07/19(月) ハンガリーのピアノ・トリオ

    近所に美味しい珈琲が飲める喫茶店を発見した。以前記した国道沿いの喫茶店とは別で、過日、家人とぶらぶら出かけた時に発見し、美味しい珈琲に吃驚した。以来家人と一緒に数回訪れ、喫茶店が本当に少なくなった昨今では希少な存在になった。私らよりも少し年長の夫婦が経営していて殆ど奥さんが店頭に出ている。喫茶店はギャラリーも兼ねており、訪れるたびにディスプレイが変わるのと、その話題で奥さんととりとめのない話をするのが楽しい。休日の今日、家人と一緒に訪れると古民具が展示してあり、美味しい水出しのアイス珈琲と自家製のチーズケーキで楽しい一時を過ごした。

    さて、偶には『廃盤ジャズCD』を標榜している手前、廃盤らしい廃盤をとりあげなくてはなるまい。と言ってもレア本収録の『よもや再発されることはあるまい』と踏んでいた盤も易々と再発され、こうなっては一部の難関盤:5★の超レア盤とて聖域なき再発の趨勢は免れることはあるまい。

    そういうことで今回の盤はハンガリーのピアノ・トリオ盤である。以前どこかの中古屋の店頭で試聴したところ、余りのハイ・スキルに驚き購入したものだ。ご覧の様にジャケは怪しくチープであるが、聴く度にドライブの効いた演奏に魅了されてゆく。『Fingerprints』 においては#1"Autumn Leaves" #7"Fingerprints"、 『Second Step』では#3"Undersea Chapel" #5"Hidden Treasure" と数曲披露するソロ・ピアノの硬質な感じも好い。何れの盤でも長尺の演奏の集中力に圧倒される。彼らのアルバムは幾つか発売されているが、これを含む数枚のピアノ・トリオが秀逸。目にしたら即入手をお薦めしたい。


       Jul24_02.jpg           Jan14#08 
          Frigyes Pleszkan 『Fingerprints』                      Frigyes Pleszkan   『Second Step』 
              (1995年録音 PCD CD001)                           (1996年録音 PCD CD003)
    #1"Autumn Leaves" #7"Fingerprints"     #3"Undersea Chapel" #5"Hidden Treasure"                                                           
                                                                                         
                                                                                        

                    
                   


    22:50 | トラックバック(0) | コメント(0) | Favorite Rare CD | Page Top


    ■2010/07/19(月) 漁盤アナクロニズム1992

    休日の今日は久しぶりに庭の植木を剪定したりした。年に一度、植木職人を入れているが、枝ぶりやらはお構いなしに剪定するだけなので、例えるなら最近流行の廉価でスピーディな床屋の様に短く刈り込むだけなのでそれ程美観に力点を置いてはいない。そう言う訳で、荒れ放題の庭の手入れのため、放っておいた道具も使い物にならなくなっていたので、電動の生垣鋏、鋸、高切り鋏、等を買い、猛暑の中、放っておいた年月をひしひしと感じながら枝をおろした。棕櫚の葉の枯れたものを切り、先の葉を丸く形を整えたり、藤の実を2つだけ残し釣鐘の様にして形作ったり、椿の枝の下部分をおろし、数本の幹が見えるしたり、梅、檜、柘植が暗い印象なので切ったり、等々で庭は嘗て凝っていた頃の活況を見せ始めた。庭も生き物なのだと思った。

    1992年は今思うとなかなか素晴らしい国内盤CDが発売された。後追いであるがそれらの幾つかは未だに愛聴盤である。

    ドナルド・ブラウンは決してそれ程メジャーなピアニストではない。過去数枚のリーダー盤を出しているが、マニアックなファンを除き大きな話題とはなっていないと思う。最近(と言っても数年前)『Autmn In N.Y.』というピアノ・トリオ盤が発売されたが、これとて一部のピアノ・トリオ・ファンの反応はあったが、今は廃盤となっている(多分?)。そんなドナルド・ブラウンであるが1990年に録音された本作は日本国内盤で1992年に発売されている。トム・ハレル、ビンセント・ハーリング等々の兵がサイドを固めた、実に頼もしい盤で、聴く度、これぞジャズの直球勝負盤だと確信を強くしている。購入経路は記し忘れたが、2000年以降、輸入盤での遅ればせな入手であった。

               ドナルド・ブラウン
             『ピープル・ミュージック』
             (1990年録音 Muse CRCJ-7033)

    クレモンティーヌというパリジャン(?)の唄い手がいた・・・今もいるだろうが。レコード会社や本人の意向は別とすれば、ジャズ・ヴォーと言うよりジャズ・ミュージシャンをバックにしたフレンチ・ポップスというのが正しい位置づけであったろう。そう言うことに拘りの全くない私は、結構、その声量のない歌唱で一生懸命唄うところや幾分舌足らずでコケティッシュな声質が好きだった。勿論パリジャンらしい容姿も。そんな彼女が1992年、日本のミュージシャンをバックに一枚のアルバムを作成した。邦題『東京の休暇』と題したエッフェル塔ではなく東京タワーをバックにしたジャケであるが、彼女の余りのパリ臭に東京タワーがエッフェル塔に見えてしまうというオマケ付きである。どの曲も好きであるが、特にゴンチチとの歌が切なく美しい。これは殆どリアルタイムで購入した。蛇足だが欧米女性の特質が発露した最近の姿は見ない方が良いであろう。

             クレモンティーヌ
           『アン・プレべ~東京の休暇』
          (1992年録音 SME SRCS-5898)

    クレモンティーヌの後にエラ・フィッツジェラルドを採り上げるのは悪趣味だろうか? エラの代表作は言うまでもなくサッチモとの共演盤だと思っているが、それに勝ることは無いにしても比肩しうる盤が1960年、ポール・スミスのピアノだけをバックに吹き込んだ邦題『ミスティ』という盤である。この盤は後年発掘された盤らしく、何故にこれほどのものが埋もれていたのか不思議である。冒頭の"Black Coffee"を聴いただけでその凄さが実感できる。入手経路は失念したが、当初輸入盤(国内盤とはジャケが違う)で聴いていた。後に国内盤を入手した。
          
          エラ・フィッツジェラルド
             『ミスティ』
       (1960年録音 Verve POCJ- 2067)

    コーキー・ヘイルのGNP盤を入手した時のことは、今でもありありと思い出すことができる。入手年の記載がないので何時の事であったか不明だが、場所は国立DU、当時は2階がジャズ・フロアで、私が訪れた時、たまたま新入荷のCDを店員が運んできてレコード箱の上に無造作に置いた。これは売り物ですかと尋ねるとそうだと言うので見てみると、ハープ弦の向こうに美しい女性が佇むジャケ盤が目に付いたので、素早くゲットした。当時コーキー・ヘイルというハーピストについて情報は持っていなかったのでその盤を聴きどっぷり嵌った。特に収録の"言い出しかねて"はどんな演奏者もそれには及ばない、稀代の名演だと思っている。ウェストにはこういう盤があるから侮れないのである。後、浦和DUにて同盤をゲットしたが、ジャズ仲間に譲った。多分、無人島に持ってゆくかも知れない。

           コーキー・ヘイル
            『オン・GNP』
      (1955~1956年録音 GNP KICJ-119)


    ザ・モデスト・ジャズ・トリオというネーミングが甚く気に入っている。名前もそうであるなら、そのジャケも堪らない。つくづく50年代のジャズには敵わないなぁと思う。(この盤は60年だが・・) どこでどう入手したのか分らないが、この盤もウェスト・ジャズのお洒落でいながら、芯のある演奏に参ってしまう逸品である。声高に言うこともないがこれなども無人島に持ってゆく一枚の盤、最右翼である。

           ザ・モデスト・ジャズ・トリオ
          『グッド・フライデー・ブルース』
       (1960年録音 Pacific Jazz TOCJ-5424)
           






             

    00:38 | トラックバック(0) | コメント(0) | Various  | Page Top


    ■2010/07/14(水) 漁盤アナクロニズム1991

    いやはや、としか言いようのない昨今である。

    1991年国内発売CDに及ぶこととなった。SJデータ・ブック1991年の表紙はデビッド・サンボーンである。彼のライブ盤が好きで昔好く聴いていた。こぶしの効いたアルトが素晴らしく熱かったなぁ・・。『ストレート・トゥ・ハート』とかいう盤だった。

    ウォーレン・バンハート、ピアノ・トリオ盤、購入年月日の記載が無いが、1990年代中盤頃か? 浦和DUにて購入。ウォーレン・バンハートの最高傑作にしてピアノ・トリオの傑作だと思う。こうした繊細でセンシティブなピアノ・トリオ盤は彼の作品群の中でも一際硬質に輝いて美しい。多分彼の作品では最後まで後世に残る盤となろう。
         
             ウォーレン・バンハート
             『エイント・ライフ・グランド』
            (1990年録音 dmp PHCD-5010)  

    センチュリー・レコードを蒐集していた頃があった。所謂ウェスト・コースト・ジャズに嵌っていた頃で、その種のレーベルは殆ど蒐集仕切ったと思うが、ジャズは奥が深いので侮ってはいけない。縁側に寝そべって春の木漏れ日をサラサラと浴びながら目を瞑り、小さなCDプレイヤーから流れるウェスト・コースト・ジャズでも聴くのが老後の密かでささやかな夢である。この盤もいつかそういう縁側で聴こうと思っている一枚。いかにもフランスっぽい。2000年10月31日淵野辺DUにて購入。

               バディ・コレット『ジャズ・ラブズ・パリ』
             (1957~1958年録音 Specialty CECC-00284)

    メレデス・ダンブロッシオの作品は殆ど蒐集した。輸入盤が殆どウェブで購入可能だった。そんな彼女の作品中、どうしても入手できない盤が一枚あった。彼女の弾き語りを収録した盤で、美人でもないが、何故か大写りのすっぴんの顔写真が70年代を彷彿とさせ、或る種魅力的である。購入年、購入店 未記載。入手した時の嬉しさだけが脳裏に残る。

               メレデス・ダンブロッシオ
                 『アナザー・タイム』
            (1981年録音 Sunnyside WWCJ-1027)

    デュオ作品を一時集中的に蒐集していた時期があった。主にピアノとベースが中心で、そんな中でも一際光る盤がこれである。購入年月日の記載はないが、1枚目に入手した盤がボロボロであったので程度の良い盤が欲しかった矢先、期待もなくドライブがてら訪れた店先で発見した。この地方都市にある店は、田舎にしては品揃えが豊富で、レコード・マップ片手に最初訪れた時は大通りから一本入ったところに古ぼけた店で営業していた。次に行った時には大通りに面した瀟洒な店に移転しており、初回大量購入した為か店主が顔を覚えていてくれた。それ以来、年に数回訪れては珈琲をご馳走になり、音楽談義を楽しんでいる。2枚目はその店で入手した。敢えて店名は伏せる。

              アランジャン・マリー&N.H.O.ペデルセン
                     『ラテン・アレイ』
                  (1987年録音 IDA ALCR-86)

    千葉DUの移転については少し前に書いたが、千葉中央駅付近にあった頃に奇跡的に購入した盤である。購入年月日は記載がなく忘れたが、仕事の関係で月一回、会議が千葉で開催され、その時に遭遇した盤であるから10年以上前になる。ケン・ミュージックはマニアックなジャズ・ファンから熱い視線が注がれるレーベルで、中でもこのフィル・マコービッツのピアノ・トリオ盤は稀少であった。まさかこんな所で目にするとは思わなかったので、店頭の中古ラックで発見した時は思わず声を出してしまった。

               フィル・マコービッツ
                『スノー・ビーズ』
              (Ken Music WWCJ-3010)

    スー・レイニーの『オール・バイ・マイセルフ』(所謂お風呂ジャケ)は勿論希少だったが、今回の初期盤の入手も負けないくらいに苦労した。一般的にはそれ程難易度は高くはないのだが、どういう訳か個人的には目にすることがなかった。今は無き幻の上野DUで購入。セールの前日、顔見知りの店員から出品の情報を貰い、朝早くから店頭に待機し入手した。御徒町から歩く街並みも今となっては懐かしい。

                     スー・レイニー
              『ホエン・ユア・ラバー・ハズ・ゴーン』
               (1957年録音 Capitol TOCJ-5403)

         

    22:58 | トラックバック(0) | コメント(2) | Various  | Page Top


    ■2010/07/11(日) 漁盤アナクロニズム1990

    昨日、車に乗る用事があったので、手近のラックにあったGarry Dial Trio『Never Is Now』を選びカー・ステレオで久しぶりに聴いた。やっぱりこれは好い盤だなぁと改めて思った。一音一音に意味があり、新鮮なフレーズの連続である。この盤は1984年、1986年の音源が収録されているが、四半世紀過ぎた今聴いてもこういう感想を抱かせる盤の凄さである。飽くまで極私的感想だが1980年後半から1990年代は本当に優れたピアノ・トリオ盤が作成された蜜月の時という認識がある。ピアノ・トリオを聴いて本当に好いなぁという盤がこのころに集中するからである。

    さてこのテーマもいよいよ1990年代に突入した。

    これは2001年12月26日、渋谷DUにて入手したドン・バイアスである。ベント・アクセン、ニルス・ペデルセン等のトリオをバックに1963年コペンハーゲンの『モンマルト』で収録された。ドン・バイアスはもともと米国産であるが欧州に渡り吹き込んだ盤を幾枚か所持している。ドン・バイアスもジャズメンの例にもれず(?)ビッグマウスらしく面白いエピソードに事欠かないし、バックのペデルセンは当時まだ16歳であるし、そういう諸々の事を考えながら聴くのも乙なものである。

              ドン・バイアス『チェニジアの夜』
             (1963年録音 Black Lion  TKCB-30074)

    フランコ・ダンドリアというピアニストの作品を幾つか聴いてみたが、今一つピンと来るものがない。そんな中で、この盤はなかなかイケる盤かなぁと思う。以前どこかでこの盤がレア本の選考に惜しいところで漏れた話を耳にした。成程な盤であるが、レアか否かと言われると、嘗て店頭でさんざん目にしたのでそういう意味ではレアではないだろう。2001年12月17日大阪にて入手、SJのデータブックに入手年月日と店の名前をメモするのが2000年前後の習慣であったがこの盤だけは店名の記載を漏らした。多分大阪駅前ビルの地下街にあるどこかのお店だったと思う。 大阪は面白い街である。

              フランコ・ダンドリア『ヴォルト』
             (1989年録音 OWL A29C-1037)

    ラルフ・タウナーは最も好きなギタリストである。出会いはオレゴンであったかECMであったか。何れにせよ彼の爪弾く音は一音一音魂に響いてくる。遡ってポール・ウィンター・コンソートの盤があることを知り、特にこの『ロード』の入手には苦労した。昔、程度の悪い盤を入手し、しょうがないと耐えていたが、一度入手すると不思議なもので次々と目にすることとなった。勿論買い換えたが、想い出深い盤である。入手年不明。

              ポール・ウィンター
                『ロード』
             (A&M PCCY-10128)

    医師でピアニストを兼ねるミュージシャンは割といるようだ。プロではないが知人の医師は割と好いピアノを弾く。オペの上手な外科医などピアノを弾くと好い感じな気がするが、このデニー・ザイトリンは精神科医(?)だったかも知れない。2000年12月2日吉祥寺DUにて入手。昔たまに店頭で目にしたが、これなどは今では結構希少盤だろうか?

             デニー・ザイトリン
            『イン・ザ・モーメント』
     (1988~1989年録音 Windamhill Jazz PCCY-20033)     
           




    17:46 | トラックバック(0) | コメント(2) | Various  | Page Top


    ■2010/07/07(水) 漁盤アナクロニズム1989

    いやはや、この梅雨空には、流石の雨好きな私でも辟易する。夜に降る分には好いが散歩の足止めは困りものだ。

    1989年発売国内盤CDの入手苦労話、或は入手幸運話である。

    2000年7月8日、吉祥寺DUにて、念願のヴォーカル盤を入手した。ビクターから発売される盤中、どういう訳かコンテンポラリー盤とは相性が悪いらしく入手に泣かされていた。血眼で捜しても一度として目にする事が無かった。本当に発売されていたんだろうか? と疑いたくなるほどだった。故にこの盤を目にした時は奇跡のように嬉しかった。既にモード盤は入手しており、それ程魅力ある唄い手ではないと思っていたが、そこがコレクターの端くれ、どうしてもコンテンポラリー盤を入手しなくてはと強く思っていた。レーベル会社オーナーの奥さんが余興で吹き込んだ盤との話は事実だろう。内容はやはり執着した程の価値は全くなかったが、強いて価値があるとするなら稀少性という一点である。

             ジョイ・ブライアン『メイク・ザ・マン・ラブ・ミー』
          (1961年録音 ビクター音楽産業 Contemporary VDJ-1677 )

    ズート・シムズは何故か日本人には根強い人気のあるサックス吹きである。浪花節が好きな国民性ゆえの趨勢かも知れない(笑)斯く言う私もジャズを聴き始めて以来のズート・ファンである。2001年5月5日吉祥寺DUにて購入。ズートのリーダー作は一段落すると、参加作品にまで手を延ばしたくなるのが人情、これはジミー・ラッシングが1971年に吹き込んだ、ズートやアル・コーン、それに密かなファンでもあるバド・ジョンソンの参加も得た名盤である。ジミー・ラッシングの優れた作品としても充分鑑賞に値する。   

            ジミー・ラッシング『ラスト・アルバム』
            (197年録音 BMGビクター R25J-1037) 
     
    サックスでは少しマニアックなジャズ・ファンが行き着くのがズート・シムズであるなら、ピアノ好きにとってのエヴァンスは老若男女、間口が広い。そのうちの一握り、固執するマニアが行き着くのがサイドでの参加盤となる(?)。それ程のマニアでない私も幾つかエヴァンスの参加盤を漁った。2002年師走、店名と日付は記録し損ねたが、エヴァンス参加盤ということだけでこのガンサー・シュラーの難解盤を求めた。今だこういう得体の知れない盤に悩まされているのは、仕事の例えの様で嫌だが、いつまでもスキルが上がらないためだろう。ジャズを聴くにもきっとスキル・アップが必要なのだ(笑)

                ガンサー・シュラー
           『ブランダイズ・ジャズ・フェスティバル』
             (1957年録音 CBS 25DP-5327)

    一度目にしただけだが既に心奪われている。一目惚れという云い方もあるが、このアール・ボスティックのジャケ写の魅力はまさにそれである。エキゾチック・サウンドの一連のジャケに似てもいるが、やはりこの盤の素晴らしさは際立っている。他の盤でアール・ボスティックのコテコテさはわかっていたにも関わらずである。2000年12月2日お茶の水DUにて入手。今でも私のCDラックの美人ジャケコーナー(笑)に鎮座しているが、殆ど聴くことはない。

         『ベスト・オブ・アール・ボスティック』
      (録音年不明 アメリカーナ・レコード25C-7008)


    23:54 | トラックバック(0) | コメント(4) | Various  | Page Top


    ■2010/07/04(日) 漁盤アナクロニズム1988

    1988年。この年も私的に超絶多忙であった。しかし、多忙である事が充実している事とは限らない。

    バリトン・サックスが異常に好きである。バリトンが参加しているとないでは雲泥の差。バリトンと言えば、私にとってはペッパー・アダムスを筆頭、あのゴリゴリ感が堪らない。食物に食感がある様に音楽だって聴感(?)があるに違いない。新宿に八月社というジャズレコードの中古店がある。事前に電話をして開店の有無を確認し、急な階段を昇ったところにある変わった店である。1999年12月19日、その八月社にて購入したのが、ペッパー・アダムス/ドナルド・バード『アウト・オブ・ディス・ワールド』、それ程希少な盤ではない。が、まさに『アウト・オブ・ディス・ワールド』的なお店で購入したので想い出深い盤となった。

          ペッパー・アダムス/ドナルド・バード『アウト・オブ・ディス・ワールド』
                 (1961年録音 センチュリー・レコード20ED-5068)

    マーク・コープランドは最近のピアニストと思っていたのだが、既にキャリア的には相当なものだろう。2001年5月5日吉祥寺DUにて購入。当時はマーク・コーエンと名のっていた頃の初期作品である。ピアノ・トリオに旧知のギタリスト:ジョン・アバークロンビーが参加したJazz City シリーズである。この盤あたりからリアル・タイムでCD化が活性化されたのだろうか。手放せない一枚である。

           マーク・コーエン『マイ・フーリッシュ・ハート}
                      (1988年録音 ポニー・キャニオン D28Y-0206)

    今はどうかわからないが、当時、国分寺には3軒の珍屋があった。一軒はトヨタDrの角を入ったところにある、古ぼけたガラス戸が渋い店で、何時も店の前に車を止めさせてもらい、他の2軒の店を廻った。2件目は花屋の隣にあり、店のCD棚の上にいつも猫が横たわり客を眺めていた。3軒目は2軒目から少し行った路地の反対側にありジャスは少なかった。今回のラズロ・ガードニーの盤は2002年4月28日花屋の隣、猫のいる店で遭遇した。後年、レア本に真っ先の4★で取り上げられ、急激に市場から消えた。もともと玉数の多い盤ではなかったので希少さが激増したのだろう。

           ラズロ・ガードニー『シークレット』
         (1986年録音ポリスターP33D-28015)

    2000年8月17日、新潟に居たのは、この盤を購入した記録から確かな事だった。夏休み、確か家族を連れて車で出かけたのだった。それよりも確かな事は、レコード・マップを片手に探した、新潟の街中から離れたところにあるアールストックという中古レコード屋の事である。殆ど目ぼしいものは無かったが、このウォーン・マーシュ盤一枚だけを購入した記憶だけは判然としている。案の定、ザナドゥ盤らしく音質も悪く、がっかりの盤であるが旅先の中古CD店を想い出す一枚である。多分あの店はもうないだろうなぁ。。

        ウォーン・マーシュ『ライブ・イン・ハリウッド』
        (1952年録音クラウンレコードBRJ-4555)

    熱病に魘されるように何かの盤を求めることがあった。その盤が優れているとか、感動的な盤であるとかの判断とは全く別なところからその蒐集欲のエナジーが湧きあがってくるようであった。今から思えば愚かな事であったとも思える、が、また別な見方をすれば、一種羨ましい若さの発露であったのかも知れない。そう言う訳でこの盤は殆ど聴きもしない盤であるが、逆にどうしても手放せない盤でもある。2000年5月5日、吉祥寺DUにて。ジャケの素晴らしさは今でも際立つ。

            『ジョアン・グラウアー』
        (1957年録音バップMode 85039- 30)


    23:23 | トラックバック(0) | コメント(0) | Various  | Page Top


    ■2010/07/04(日) 漁盤アナクロニズム1987

    1987年については一度アップしたのだが、気に入らなかったので削除し、今回改めた。この年以降の数年間は個人的に多忙を極めた年だったので国内盤で入手漏れが多いと思う。この年のアナログ盤の発売は70枚しかなく、1452枚のCD発売と比較すると殆どアナログ盤の発売は皆無と言える。時代の変遷である。

    スティーブ・キューンのビレッジ・バンガード・ライブ盤(OWL)はレア本に5★掲載され脚光を浴びたが、片割れのブラック・ホークのこの盤も捨てがたい盤である。2000年3月4日吉祥寺DUにて入手。ジャケ写の素晴らしさはOWL盤よりこちらの方が数段優れている。アルファから国内盤で発売された。

        スティーブ・キューン『ライフズ・マジック』
         (1986年録音 Black Hawk 32XB-130)

    ミッシェル・ペトルチアーニの盤はピアノ・トリオ盤を中心に蒐集したが、幾つかのデュオ盤など探すのに難儀した。最近、と言っても数年前、ペデルセンとのデュオ盤が出た時は驚いた。こんな良質なデュオ盤が隠れていたとは・・。ペデルセンの交流の広さに驚くが、伴に既に今は亡い。 さて、この盤は2000年9月10日、浦和DUにて入手したもので、ロン・マクルーアとのデュオ盤でOWLから発売された。割と渋い。

         ミッシェル・ペトルチアーニ『コールド・ブルース』
              (1985年録音 OWL DIW-123 )

    ヴォーカルに嵌った大昔、キャロル・スローンはCBSの代表的なあのスタジオ盤とライブ盤の2枚を聴いて虜になった。あの2枚、昔は容易に入手できたので享受したが、後年、白人ヴォーカルの人気高騰から入手困難となった。そして後、CBSからは初期の盤があることを知り、探し回った。邦題では『ボディ・アンド・ソウル』となっていたがオリジナルでは『Early Hours』である。2002年5月16日、高田馬場『タイム』にて初々しいキャロル・スーンの微笑に奇跡的に巡り合った。ジャズ・ヴォー盤を入手するのは、忘れられない女性に再会するような一種特別な喜びがある。残念(?)だが、これも最近紙ジャケで再発された。

       キャロル・スローン『ボディ・アンド・ソウル』
         (1958~59年録音 CBS32DP-794 )


    21:27 | トラックバック(0) | コメント(0) | Various  | Page Top


    |


    06 2010/07 08
    - - - - 1 2 3
    4 5 6 7 8 9 10
    11 12 13 14 15 16 17
    18 19 20 21 22 23 24
    25 26 27 28 29 30 31


    ■Recent Entries

  • ■Marcos Jimenez~ソロピアノの魅力(11/24)
  • ■ゆえあってエヴァンス・ヴィレッジヴァンガード・コンプリート盤を聴く(09/27)
  • ■アコギの夏 ~ラルフ・タウナー(08/08)
  • ■『Signal Sessions』の話 (07/17)
  • ■Grant Levin ~ジャズ盤蒐集再燃~(06/28)
  • Jazzお茶ノ水博士と幻のピアノ・トリオ盤の話(05/30)
  • Long Good Bye(09/19)
  • 海辺の再会盤の話(02/22)
  • 珍屋 ~"猫棚"稀少盤の話~(02/22)
  • 骨折とドン・トンプソンの話(01/25)
  • チャーリー・ヘイデン・フォーエヴァー!(01/12)
  • フランスのスタンダーズ盤 その他(01/07)
  • 謹賀新年(01/01)
  • Lina Nyberg の熟成はいつなされたのか?(12/30)
  • 深夜に聴いたピアノ・トリオ盤のこと(11/14)


  • ■Recent Comments

  • 山帽子(11/16)
  • Tetsuo Shimizu(10/13)
  • 山帽子(07/17)
  • Mae-chan(07/14)
  • 山帽子(07/11)
  • Tetsuo Shimizu(07/09)
  • 山帽子(06/27)
  • バード(06/09)
  • 山帽子(04/01)
  • バード(03/20)


  • ■Recent Trackbacks

  • 中年音楽狂日記:Toshiya's Music Bar:ピアノもヴァイブもいけてるDon Thompson(07/03)
  • 中年音楽狂日記:Toshiya\'s Music Bar:Ralph Townerの魅力(05/01)


  • ■Category

  • 音楽/嗜好別の分類 (0)
  • Favorite Rare CD (52)
  • Favorite CD Jacket (5)
  • Favorite Tune (9)
  • 音楽/楽器別の分類 (191)
  • Piano (73)
  • Bass (10)
  • Drums (0)
  • Organ (1)
  • Baritone Sax (4)
  • Tenor Sax (11)
  • Alto Sax (2)
  • Soprano Sax (0)
  • Trumpet (3)
  • Trombone (0)
  • Clarinet (0)
  • Flute (0)
  • Guitar (6)
  • Vibraphone (3)
  • Harmonica (1)
  • Accordion (3)
  • Harp (1)
  • Strings (2)
  • Vocal (20)
  • Various  (28)
  • 音楽/編成その他の分類 (23)
  • Duo (8)
  • Old Piano Trio (Piano+Bass+Guitar) (2)
  • Drumless Trio (Piano+Bass+Horn) (2)
  • Female Musician (7)
  • Japanese Musician (1)
  • Bossa Nova (0)
  • Rock/Folk (0)
  • 2Horns (2)
  • 3Horns (0)
  • 4Horns (1)
  • Big Band (0)
  • Jazz Around (0)
  • 音楽以外/その他の分類 (29)
  • Book (4)
  • Cycling (1)
  • Photo (12)
  • Essay (0)


  • ■Archives

  • 2016年11月 (1)
  • 2016年09月 (1)
  • 2016年08月 (1)
  • 2016年07月 (1)
  • 2016年06月 (1)
  • 2016年05月 (1)
  • 2015年09月 (1)
  • 2015年02月 (2)
  • 2015年01月 (4)
  • 2014年12月 (1)
  • 2014年11月 (1)
  • 2014年09月 (3)
  • 2014年08月 (1)
  • 2014年07月 (3)
  • 2014年06月 (4)
  • 2014年05月 (2)
  • 2014年03月 (2)
  • 2014年02月 (2)
  • 2014年01月 (3)
  • 2013年11月 (3)
  • 2013年10月 (1)
  • 2013年09月 (1)
  • 2013年08月 (1)
  • 2013年07月 (1)
  • 2013年06月 (4)
  • 2013年05月 (1)
  • 2013年04月 (3)
  • 2013年03月 (1)
  • 2013年02月 (2)
  • 2013年01月 (3)
  • 2012年12月 (2)
  • 2012年11月 (3)
  • 2012年10月 (1)
  • 2012年09月 (2)
  • 2012年08月 (1)
  • 2012年07月 (2)
  • 2012年06月 (1)
  • 2012年05月 (6)
  • 2012年04月 (3)
  • 2012年03月 (2)
  • 2012年02月 (2)
  • 2012年01月 (4)
  • 2011年12月 (4)
  • 2011年11月 (7)
  • 2011年10月 (5)
  • 2011年09月 (3)
  • 2011年08月 (6)
  • 2011年07月 (5)
  • 2011年06月 (5)
  • 2011年05月 (3)
  • 2011年04月 (4)
  • 2011年03月 (2)
  • 2011年02月 (3)
  • 2011年01月 (6)
  • 2010年12月 (4)
  • 2010年11月 (4)
  • 2010年10月 (6)
  • 2010年09月 (7)
  • 2010年08月 (5)
  • 2010年07月 (8)
  • 2010年06月 (8)
  • 2010年05月 (3)
  • 2010年04月 (4)
  • 2010年03月 (5)
  • 2010年02月 (8)
  • 2010年01月 (5)
  • 2009年12月 (6)
  • 2009年11月 (10)
  • 2009年10月 (5)
  • 2009年09月 (4)
  • 2009年08月 (2)
  • 2009年07月 (1)
  • 2009年06月 (4)
  • 2009年05月 (3)
  • 2009年04月 (5)
  • 2009年03月 (5)
  • 2009年02月 (2)
  • 2009年01月 (5)
  • 2008年12月 (1)
  • 2008年11月 (4)
  • 2008年10月 (5)
  • 2008年09月 (2)
  • 2008年08月 (4)
  • 2008年07月 (5)
  • 2008年06月 (1)
  • 2008年05月 (2)
  • 2008年04月 (2)
  • 2008年03月 (3)
  • 2008年02月 (1)
  • 2008年01月 (2)
  • 2007年12月 (3)
  • 2007年11月 (1)
  • 2007年10月 (1)
  • 2007年04月 (1)


  • 上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。