無料カウンター 満天ジャズCD倶楽部 2011年01月09日
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    ■2011/01/09(日) 目黒考二/北上次郎とジャズの類似性

    今日何気に立ち寄った古本屋で以前から私的に注目していた作家(?)の本をゲットした。発行日は今から7年前。最近、新刊本への関心が低いのは事実だが7年も前に出たお気に入り作家の作品を知らずにいたとは、、少々愕然の思い、いやはや、まさに情報の僻地に居るのだなぁと改めて感慨した。せめて週に最低1~2回はジュンク堂に行けるような環境に居たいものだと切に思った。

    作家の名は目黒考二、別名 北上次郎。彼の読書を至上とした徹底した実生活に感動をしたものだった。なにしろ読書が出来ないからという理由で幾度も会社を辞めてしまったような人である。まともな社会生活を送れるのかと人ごとながら心配したが、書評雑誌の会社は天職だったのだろう、奥付けの著者紹介を見ると『本の雑誌社』の社長を経て顧問となっていた。安心した。

    彼の著作で最初に読んだのは確か 『活字三昧』という本であった。活字中毒であるが故のエピソード等が面白可笑しく記されていた。同様路線は『中年授業』『活字浪漫』『新中年授業』と続いた。特に感動した本が『中年授業』(角川書店)である。内外の(翻訳)本の紹介に絡め人生の機微を綴ってゆく様に静かな感動を覚えた。また、北上次郎の名で出された『感情の法則』はエッセイと書評を併せたような体裁となっており、レビューされた本はどうしても読んでみたい誘惑に駆られた。書評、ブックレビューが主内容なのであるが、単純な本の紹介に終始していない。何れの著作も根底には哀愁感が漂う。どこかハード・ボイルド小説を読むような感触、まさにこのビター・スイートの味わいはジャズ音楽に通底するものがある。因みに今日入手した本は『うろたえる父、溺愛する母』(筑摩書房)である。 渋い装丁が堪らない。

      
    Jan0902.jpg         Jan0903.jpg          Jan0904.jpg
    目黒考二著『活字三昧』         目黒考二著『中年授業』          目黒考二著『活字浪漫』

      
    Jan0905.jpg        Jan0910.jpg        Jan0908.jpg
    北上次郎著『余計者の系譜』    北上次郎著『痴情小説の研究』      北上次郎著『感情の法則』

               
      
    Jan0907.jpg        Jan0909.jpg         
    Jan0906.jpg    
    北上次郎著『別れのあとさき』   北上次郎著『記憶の放物線』  北上次郎著『うろたえる父、溺愛する母』

    さてジャズ話題で締めなくては座りが悪い。前述どおり情報僻地ゆえ、ここで採り上げる盤は忘れ去られている古い盤が多く、嘗て市場を賑わせた盤なのかも知れないが知る由もない。

    記し忘れたが私のアイポッド、PCのCドライブが容量不足になったのでDドライブへ移管作業をしていた折、誤って数選挙区、いや数千曲入っていた情報を飛ばしてしまった。またまた悪いことは続くもので、アイポッド側の情報もPCへ移管させようとしたらすっかり飛ばしてしまった。これで長いことコツコツと収録してきた音源をすっかりパーにしてしまったのである。これは株式を買いあさった会社が倒産した感じに似ていなくもない。違いはまた初めから収録ができることであるが、その労力は計り知れない。いやはやPC音痴が機器を弄ってはいけないのである。唖然となるというよりも何故かサッパリした気持ちになったと言うと強がりだろうか。しかし、参ったなぁと思う反面、どこかサッパリしたのも事実である。

    そういう訳で年末年始、オール・クリアーのアイポッドへコツコツと一からの収録作業に勤しんでいる。そんな作業を通じ気づいたのは、本当に私は所有する音楽ソースを真に聴いて来たのだろうかという大いなる疑問であった。何もかもが悪いことばかりではない、誰かが試練を与えてくれたと考えるべきなのである。

    何枚か、優れた盤を掘り出せたのでアップしよう。

    Mario Ruscaと言えば大きな木の下で気難しい顔で立つジャケ盤(名前失念)や、セピア色のキャラバンのジャケ盤(名前失念)等を思い浮かべるが、このPenta Flowers 盤の素晴らしさは一頭地を抜きん出ている。これほどの優れ盤が埋もれていたとは、何と言う不明の至り、汗顔の至り・・・これからはジャズ・ピアノ・ファンなどとは公言すまい(苦笑) 10分を超す大作 #4 "Don't Cry For Your Life But…Live!"の抒情性が素晴らしい。 

           
    Jan0916.jpg
                 『Mario Rusca Trio』
               (Penta Frowers CD PIA 006) 

    『Never Is Now』 はGarry Dial が1984年、1986年に吹き込んだピアノ・トリオの絶品である。嘗て何枚か入手したがどれも品質的に芳しくなく、完品を入手した時を同じくして物欲と伴に何かが消え、ラックの奥にしまいこんで私の中で完結した。今、こうして取り出して聴くと一曲一曲の儚い抒情が冬陽に光りキラキラと舞うように降りそそいで来る。こういうピアノ・トリオは貴重だ。

           
    Jan0915.jpg
     
            Garry Dial Trio『Never Is Now』
         (1984年1986年録音 Continuum 19102 )        


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