無料カウンター 満天ジャズCD倶楽部 2012年12月
 
 
 

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    ■2012/12/23(日) 朱川湊人の短編集と劣らず絶妙なB級ピアノ・トリオ盤2選

    "僕が出会った、天使の話をしよう。"(『あした咲く蕾』)

    "小学生の頃、私は超能力者だった…"(『雨つぶ通信』)

    こんな書き出しで始まる短編小説がある。ここで読み手は2とおりに分かれるに違いない。一方は "何だ馬鹿馬鹿しい子供の読むファンタジーか" とパタンと表紙を閉じる人。もう一方は俄然好奇心が刺激されてグッと本の中に惹きこまれる人。作者はもしかしたら書き出しで読者を選別、より言えば峻別しているのではないかと穿った事を考えてしまう。この『あした咲く蕾』を書かれた
    朱川湊人は以前このブログでも採り上げたことのある好きな作家の一人だ。好きと言っても出す作品全てを連載雑誌まで追いかけて読むほどのマニアではない。彼の書かれた本が一冊に纏れば購入する、出来れば文庫になって手軽に読めれば好いと思っている作家である。但し、ホラー系も多く書かれているのでこの分野は遠慮している。今回の本のように少し不思議な妙味を塗したほんのりとした人情話的なものが好みだ。 不思議な妙味はきっとホラー作家の本領が発揮されているからに違いない。一話一話よく練り込まれたストーリーに人情が絡み"絶妙"とは斯く言う事と言わんばかり、汚れた心が幾分浄化される気がする。拒否反応のない人は是非一読されたい。

                  
    Dec23$01.jpg
                  朱川湊人著 『あした咲く蕾』 
                 (文芸春秋刊 文春文庫 し43 5)  

    さて斯く読み手を峻別するように、聴き手を峻別するジャズがあるに違いないと思うのは自然な心の動きだ。おぼろ気に感じていたことがこの小品を読了することで明確な輪郭を顕わす。私は前衛と呼ばれるジャズに峻別されている。また私は起承転結が判り切ったありきたりなジャズにも峻別されている。演歌の様なジャズにも峻別されている・・・。


    B級が有るのはA級があるからか?  いやA級があるからB級があると言う方が正しいのか?まあどちらでも好いが物事は単純にそんな二分法で分類できるものではないと思っているけれどB級グルメ、B級映画と言われるものが存在することに違和感なく納得してしまう。それは斯く言う私が絶対にA級な人間ではないことに根ざしている。今回紹介するピアノ・トリオ盤2枚は失礼ながらB級分類に違いない。しかしこの滋味あるフレージングはどうだろう、手練手管に翻弄されるのを好しとする心根こそB級の本領に違いない。

    ドラマー:Lenny Robinson をリーダーとする『Songs I Like To Play』 は過日珍しく某中古CDショップを漁っていて入手した盤だ。見た通りセピア色を通り越し赤銅色のジャケ写が得も言えない怪しさを醸している。これがセピア色であれば少しはお洒落な感じなのだけれど・・・過剰な期待は無用だが一聴せねば気が済まない。そういう習慣が沁みついているのは見た目を裏切る素晴らしい盤に何度か巡り合っているからだ。で、試聴一発、まさに見た目を裏切る僥倖盤であったのだ・・・実に嬉しい。金の鉱脈を見つけた山師の心情とでも表そうか。ピアノ:Andrew Adair(未知)の疾走感あるフレージングに目が覚めるような感動を覚えそれを支えるリーダー:Lenny Robinson のリズムもスリリング。そして一曲だけ参加の Bob Butta(既知) の紡ぐスロー・バラッズに感動の壺を直撃された。いやはや・・・これだから漁盤はやめられない・・・久しぶりに慣用句を使えた。

          
    Dec22$01.jpg   
                 Lenny Robinson
              『Songs I Like To Play』
            (2005年録音? FTR 1001)

    そしてもう一枚は前出盤よりは幾分メジャーか?Ron Donath(未知) というピアニストとErnie McDaniel:Bass、Phil Seymour:Drums 3者並列表記のピアノ・トリオ盤である。幾分メジャーかと言ったのは『当店推薦盤』なる記載がプライス票にあったからである。薦められて買うのは些かプライド(?)に触るがまあいいかと試聴したところイヤハヤこれは好い。私が店員なら『当店激推薦盤』とでも記載したいところだ。ジャケ裏に3人の写真が載っている。どなたも古希を超える年配のご様子だ。センスのない容姿(深謝)からは想像できないセンシティブな演奏、この落差が堪らない。ライナーを見るとどうやら彼等は幼馴染のようだ。『Friends Forever』 なる標題も肯ける。きっと今夜も何処かのクラブで息の合った演奏をしていることだろう。これだから・・・

          
    Dec21$23.jpg
         Ron Donath Ernie McDaniel Phil Seymour
                 『Friends Forever』
              (録音年不明 自主製作盤?)
            

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    20:05 | トラックバック(0) | コメント(1) | Piano | Page Top


    ■2012/12/08(土) 心に響く極めつき盤2枚

    とある落語家の襲名記念寄席の案内ハガキが送られて来た。ウィークデイの開演であったが高座に上がる面子も豪華、これを見逃したら一生の不覚(笑)とばかり会社に少し多めの休暇願いを出し準備万端に備えた。そして今朝風呂上り、もしや予約開始日は今日じゃないよなぁと心配になり案内ハガキを見ると的中の今日、しかも午前10時から。時既に11時を回っている。急いで電話をすると案の定完売したとのこと。イヤハヤやってしまった。そういうことで降って湧いたように何の予定のない休暇が転がり込んできた。しかも5連休。のんびり雪のあるところでも行って写真でも撮って来ようかなどと画策している。

    さて、サボりっぱなしのブログ、久しぶりにアップしたと思えば本と写真の話題ばかり。それでは"ジャズ"を標榜するブログ名を返上するしかないなと焦り、ラックを漁ってみる (あっ ダジャレになってしまった!)そこで今回は久々にガッンと来た盤を紹介したい。勿論その筋の目利き、いや耳利(聴)きの間では既に評価が定まっている盤だと思うがアンテナの低い私はその評判を耳にしたことはない。

    一枚目の『Herve Sellin Sextet / Branford Marsalis』に関しては最近偶然に入手することができたので嬉しさ半分で紹介したい。彼の初期作品は既に澤野商会からアナログ盤ジャケの体裁を変えてCD化されている。であるのでこの盤もマニアが芋蔓式蒐集の対象となっているのは想像に難くない。そういう付帯的な事はさて置き純粋に鑑賞対象として対峙してみれば一聴でピカイチな盤であることが判る。特に#2 "Second Breath Part 2 ”におけるHerve Sellin の神憑ったアドリブの飛翔とBranford Marsalis のテナー筆頭ブラスセクションの切り口は絶品。さながら最高の食材が一流の調理人によって極上の逸品に仕上がってゆく過程を目にしているかのようだ。メインはピアノであるが極め付きのスパイスはキレのあるブラスである。

               
    Dec08$01.jpg
                
                
     『Herve Sellin Sextet / Branford Marsalis』
             (1991年録音? Viviane Sicnasi Promotion COL 468172 2)
                              #All Tunes

    そしてもう一枚は多分ポーランドのサックス吹き1管盤。まさにサックス吹きと呼ぶに相応しい格好イイ男の盤である。この場合の『サックス吹き』とは言うまでもなく最大の賛辞だ。何年もジャズ盤を聴いていればその盤が自分に響く盤かそうでない盤かが直ぐにわかる。自分の感動の壺に響く盤は直ぐわかる。この場合の"わかる"とは"判る"である。"分かる"、"解る"ではない。ポーランド:遠い寒空に根付くジャズ魂にひたすら深く感動する。

               
    Dec08$02.jpg  
                     Jan Ptaszyn Woblewski Czwartet 
                           『Live In Hades』 
                     (1993年録音 Polonia Records CD 017 )  
                              #All Tune  

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