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    ■2008/10/12(日) 最近のクリス・クロス盤

    凡そ自分の事はわかっているつもりであるが、その実なにもわかっていないのが実情であったりする。

    今日はこんな風に考えた、ピアノ盤はエヴァンスとエンリコがあれば外はいらないのではないか? と。そういう考えが浮かんだのは長い風邪のような状態が続き、身体が大儀でしようがないので横になってエヴァンスのヴァンガードのライヴ盤2枚とエンリコ84年ベルリンのライブ盤とを繰り返し繰り返し聴き、これは大変な盤であるという確信を益々深めたからである。

    その後でホレス・パーランの”My Foolish Heart”を聴いたのがいけなかった。エヴァンスの繊細の極としか言い様のない演奏の後には、如何に好意的にH.パーランのピアノの旨味を味わおうと思ってもその段差の違いが大きすぎるのである。例えばそれは完成されたフォルムのフェラーリと4WDタイプのSUVを並べて比較するようなものである。私は決してH.パーランを貶している訳ではない。それは奏者には向き/不向きの曲があるということと、私の嗜好のベクトルがあまりに耽美的・技巧的な向きに傾き過ぎたということである。それが故、今の私には前記2者がいれば事足りるのかなぁと思ったのである。しかし、それはあまりに乱暴な考えで、勿論本心も含まれるが実行することはないだろうし、まだまだ知らない数多のピアニストの魅惑盤を無視する勇気はない。

    今日は最近密かに注目をしているクリス・スロス・レーベルから特に感動をした2枚をアップしたい。(最近と言っても私の最近は数年前を含む・・)。

    外見で判断するのは良くないが、嘗ての盤であれば凡そジャケ写に映った奏者を見れば音が想像つくというものだが、この2枚はその予想を大きく外れた。最近こう言う盤が増えた。端的に言うと肌が黒いからと言って音が黒いとは限らないという事である。理知的で繊細な音使いが新鮮なピアノ・トリオの極。エヴァンスとエンリコだけではジャズは済まないのだ。これでは前言撤回である。(笑)

       Oct12~01    Oct12~02        


    20:53 | トラックバック(0) | コメント(2) | 感動盤 | Page Top


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    ■コメント

    ■体調復帰
    江戸川亭さん こんにちは
    お蔭様で何とか体調も復帰しました。

    たまに凄く感動するとこれ一枚こそがピアノ・トリオだっ!と確信することってありますよね。今回エヴェンスとエンリコ、私にとっての2大ピアニストを集中して聴いたためこの想いが出てしまった物言いとなりました。

    まあ、極めた美人だけを眺めても飽きてしまうのが人の常。様々な美しさの多様性を感受しなければ、人として(?)何のために生きてきたかわかりませんからね。

    ヴォーカルの未CD盤はアナログで所持していますが、少しづつCD化されていくのが時たまアナログ盤を眺めているとヒシヒシと感じます。Peggy King『Lazy Afternoon』はCD化されないかなぁと過日書き込んだばかりなのでこんなに早く現実化され驚いています。但し、この盤やプリシラ・パリスは市場に多く出ていてそれ程高額盤ではありませんので入手は比較的簡単だと思います。それにJPモーガンも。

    では・・



    【2008/10/13 11:08】 URL | 山帽子 #- [ 編集]
    ■大丈夫ですか〜?
    山帽子さん、こんばんわ。
    幾ら熱に浮かされたとは言え、山帽子さんらしくないお言葉ですね。
    まだまだ探求盤は沢山ありますよ。

    さて今日は頼んでおいたCDが届きました。
    EnricoIntraTrioの「Jazz in Studio」とJoan Monne Trioの「Standards」、PeggyKingの「Lazy Afternoon」の3枚です。
    EnricoIntraは前評判が高く幻の復活とか騒がれていますが、まぁ確かに内容はその当時は凄かったんでしょうね。さほどでもありませんでした。JoanMonneは聴き易い音ですが
    所謂Evans派で一括りされそうです。
    PeggyKingが今回の中では最高でした。ジャケ(LPはさぞ素晴らしいでしょうね!)も良く、何といっても内容が素晴らしいです。
    プリシラ・パリスと肩を並べます。山帽子さんでしたら多分原盤をお持ちでしょうね。
    うらやましいです。
    さて、又お邪魔します。
    【2008/10/12 22:17】 URL | 江戸川亭 #- [ 編集]
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