無料カウンター 満天ジャズCD倶楽部 何故 ギターの音は心の奥まで沁みるのか?
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    ■2010/04/25(日) 何故 ギターの音は心の奥まで沁みるのか?

      たまにはギター盤の話をしたい。ギターは古くから馴染みのある楽器でその音色が大好きだ。特に エレ・ギ<セミ・アコ<アコ・ギ(鉄弦)<アコ・ギ(ガット弦) の順に嗜好度が高くなる。昔、スーパー・ギター・トリオというユニット(?)があって、パコ・デ・ルシア、アル・ディメオラ、ジョン・マクラフリンというギターキッズには堪らない面子で(一部ラリー・コリエルやクリスチャン・エスクーデなど入れ替わっても同名のユニットを名のっているが)、特にその中でもパコ・デルシアの音が頭抜けていた記憶がある。それに比してオベイションのしょぼい音は貧相で、これはソロ・パートには適さない楽器だなと思った。勿論、アドリブ構成やピッキングの違いなど長年培ったフラメンコのスキルと天賦の才の為せる技であろうが、聴く度にパコの技量と音の強さに感服した。

    そういう訳で、弾けもしないのだがガットギター(クラッシク・ギター)の音色が好きである。ポロリとコードを弾いた時の何とも暖かい音は暖色電球の穏やかさがあるし、パコのように激しく弾いた鮮烈な音は心を震撼させる迫力である。小さなオーケストラとは穿った譬え、何とも素晴らしい楽器である。・・・パコのギターは暖色電球の音とはかけ離れているが(笑) 

    古くはチャーリー・クリスチャンを筆頭にケニー・バレル、ウェス・モンゴメリー、ジム・ホール、ジョーパス、ジミー・レイニー等々のビッグ・ネーム・・・つまりはジャズ教科書記載通りの盤を一通り聴いてきた。しかし、実のところ本当に好いなあと思うのはそういう陽のあたる(?)ギタリストの作品ではない。勿論彼らの作品は偉大でゆるぎなく、何枚かは生涯聴き続けるであろう盤もある。しかし、日々の音楽生活(?)で、ある種、人生の哀愁や遣る瀬無い感情を 優しく包み込んでくれる盤はこうした名盤ではない。 本当に寛いで食べられる美味しい食べ物屋が大通りのレストランではなく、通りを何本か入った狭い路地裏の食堂であるように、心に沁みる盤もメイン・ストリートにあることは少ない。これは長年の経験則である。

    Irio De Paulaの奏でるギターはまさに、そんな裏町の食堂のようなギターである。超絶なテクニックを駆使する訳ではない。しかし一聴すれば、そのニュアンスに富んだ音が如何に優れた技量とセンスに基づいて爪弾かれたものであるかが直観される。相方はレナート・セラーニ、彼も自分だけの音の世界をただただ深化させてきたピアニストである。こういう盤に巡り合えた幸せを静かに噛みしめたい。



           Apr25_05.jpg                           Apr25_07.jpg
        
     Irio De Paula & Renato Sellani              Irio De Paula & Renato Sellani 
              『Delicatessen』                          『Sossego』
         (1995年録音 Philology W116.2)            (2001年録音 Philology W208.2)
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