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    ■2010/08/14(土) 漁盤アナクロニズム1996

    余すところ夏期休暇も今日明日の2日となった。何する訳でもなく過ぎて行くのは毎回の休暇の慣例なので然したる感慨はない。但し、ほぼ毎年やっているのは増殖したジャズ盤の整理で、今年は300枚ほどを処分した。最近は試聴して購入するのでそれ程大きなハズレはないのだが、それでも整理を要する盤が出てくる。半数に分けて売却したが、お茶水DUの査定時間の長さには参ってしまった。古参の顔馴染みの店員さん曰く、査定が終わるのが午後5時近くになると言う。車を明治大学の駐車場に入れて久しぶりにお茶の水~神保町界隈を散策することとした。ボ~っと散策をしている途上、今日6時半から会議があることを知らせる旨の電話があった。『案の定忘れていた』と家人が言うとおり、案の定全く忘れていたので、今から引き返しても間に合わないので連絡をとり欠席する。結局1時から6時近くまであの界隈をぶらついたことになる。昔行った、中古レコード屋は遠目に見ると閉まっていた、閉店してしまったのか、たまたま休日であったのか定かではない。また、昔良く食べに行った新潟のラーメン屋も確かこの辺だっと何度も裏通りを行き来したが見つけることができなかった、多分閉店したのだろう。時間の経緯を感じた。

    マイケル・ブレッカーの後ろ姿盤を表紙にした1996年のジャズ・データ・ブックだが、この年の国内盤も特段気に掛かる盤はなかった。

    Dog Arnesen はセンシティヴなピアニストの筆頭である。北欧のピアニスト特有のクラシカルな素養に裏打ちされたテクニックに加えジャズのエモーションが適度に濾過されて心地好い。こうした音楽に慣れてしまった事が幸か不幸か解からないが、聴くべき音楽の幅が広がったのは確かだ。ベーシストのTerje Geweltも好い味を出している。売れたので後年ジャケを変え嫌いなデジパックで再発された。が、この鰻の様なジャケ画が好きだ。ジェミニを含めこのレーベルは魅力的だ。
              Dog Arnesen 『Movin'』
          (1994年録音 Taurus Records TRCD832)

    上記Dog Arnesenもキース派という括りらしいが、イタリアのPiero Bassiniもキース派と呼ばれる。『Nostalgia』を筆頭、成程Splas(h)の殆どの作品を聴くとキース臭がない訳ではないが、エヴァンス臭だってするし、ハービー臭だってする。そういう括りはナンセンスである。より内省の美を極めて欲しいピアニストである。
             Piero Bassini 『IT.6V』
          (1996年録音 Splacs(h) CHD 484.2)

    優れた素養のピアニストは確かにいる。同じ曲が何故にこれほどの違いがあるのだろうと、その演奏の総体の違いを感じる事が間々ある。それは一言センスだとかテクだとかの違いと言えばそうなのであろうが、何か言いようのない歴然としたあるものが横たわっている気がする。Joey Calderazzoはそういう違いを見せつける側の筆頭のピアニストである。比較される側は堪ったものではないだろうが。しかし、誰でもそうであるがいつも全開でいる訳にはいかない。そんな小雨模様の盤がこれだ。
          Joey Calderazzo『Our Standards』
                 (1995 年録音 Gowi CDG 32)

    EST盤の中でも最も好きな盤かも知れない。モンクをこれほどスリリングに優雅に緊張感をもって繊細に演奏した盤を他に知らない。あり得ない絶妙な間合い、そして音、これらは一体どこから舞い降りてきたのだろう。真に奇跡的な演奏と言える。
           Esbjorn Svensson Trio
              『Plays Monk』
       (1996年録音 Superstudio GUL C- 1)

    Ulf Wakenius のギターに惚れ込んだのはこの盤を聴いてからだ。N.H.O.ペデルセンの盤で彼のギターを耳にして以来どうにも気になっていたが、とうとうこの盤に巡り合ってしまった。アコギの爪弾くバラッズの一音一音が心の襞の奥底へ沁みる快感。
             Ulf Wakenius『Enchanted Moments』
           (1995、1996録音 Dragon DRCD-278)

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    ■コメント

    ■ワケニウス
    ごぶさたしてます。ワケニウスを聴いたのは、私はこれが初めてでした。何というか、音を慈しむような響きが最高でした。それ以降数枚聴きましたが、やはりこれが一番好きです。ジャレットとスヴェンソン集はまだ未聴なんですが。
    【2010/08/22 10:52】 URL | 小林 #73nfEEyo [ 編集]
    ■Re:ワケニウス
    小林さん こんばんは
    この盤をお聴きですか。好い盤ですね。
    これ以来、様々な参加盤を渉猟してきました。初期ではエレキを中心のロック色が濃い盤が数枚あり入手しましたが、ヤンチャな感じでした。やはり最近のアコギ・ソロの深化した内省的な音楽には敵いません。ラルフ・タウナーも好きなギタリストで異質な感じですが、スパイス配分の違いがある位でそれほど志向性は変わらないのではと思ったりしています。
    貴ブログ、拝見させて頂いています。美術・音楽・文学の絶妙なブレンドに総体居心地の好い珈琲屋さんのような香ばしい印象を受けます。
    【2010/08/22 21:53】 URL | 山帽子 #- [ 編集]
    ■タウナー
    ああ、タウナーも好きなギタリストのひとりです、私も。オレゴンも含めて結構聴きました。ただワケニウスとの志向性の近さは感じたことなかったです。ありきたりですがワケニウスについてはメセニーとの近さを感じたりしていました。でも、言われてみればという気も。でも、タウナーってアメリカ人なんですよね、ああいう音楽をアメリカ人が創っているというのが今ひとつ腑に落ちませんが。ブログについては、ありがとうございます。今後もぼちぼちやっていきますのでよろしくお願いします。
    【2010/08/23 22:35】 URL | 小林 #73nfEEyo [ 編集]
    ■Re:タウナー
    > タウナーはアメリカ産と言いますが、所詮アメリカは人種の坩堝であるので故あることかなと思います。しかし、確かにこの音は、私のイメージするアメリカの音ではありませんね。それでもアジアの片隅のモンゴロイドにまで人種を超えて感動させるのですから大したものです。

    【2010/08/25 23:36】 URL | 山帽子 #- [ 編集]
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