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    ■2010/10/11(月) 漁盤アナクロニズム2006

    休日の昨日、妻と連れだって田舎の街をドライブした。駅の構内に温泉のある渓谷沿いの街に着いたころには初秋の夕刻が近くなっていた。どこかで夕食をとろうということになり、大昔行ったことのある田舎料理の店を思い出し、妻に美味しいものを食わせてやろうと大言壮語してしまった。しかしその実、所番地など知らず大雑把なイメージでしか記憶がなかったので、暗い夜道をナビと勘だけを頼りに心細く進んで行った。辺りは街灯もなく段々と寂しい道になり、本当にこんなところにそんな店があるの と妻がさかんに訝る。幸い走ってゆくと一軒のコンビニが夜道に明るく在ったので小物を買ってその田舎料理の店を尋ねた。幸いにも若い女性店員が知っておりもう直ぐ先とのこと、やっとの思いで辿り着いた田舎料理店だった。田舎にしては法外な値段の『ほうとう饂飩』を食べたが、豪華で美味しかったので“うるさがた”の妻も納得した。しかし本当に“やれやれ・・”の一日であった。

    さて2006年のデータ・ブックをひも解くと。。

    何よりも驚いたのはビヴァリー・ケニーのデビュー前のデモ・テープの音源が発見されCD化されたことである。邦題『二人でお茶を』である。早世した彼女の盤は6枚しかないと思っていたので実に嬉しい晴天の霹靂であった。しかもピアノだけを唄伴にした、シンプル好きな私には何より増して嬉しい盤である。それにしてもなんという愛らしさであろうか、しかも単純な愛らしさではなく、微量なハスキーさが堪らない歌唱のスパイスになっている。所々に入る軽い笑声さえ愛おしい・・・完全に参りましたの一枚である。
    ところでこの盤の題名であるが、アルバムには確かに”Tea For Two”は収録されているが、ジャケに大きく『Snuggled On Your Shoulder』と記してあり、またジャケ写のイメージからすれば『君により添えば・・』ぐらいな感じで好いだろうに・・・まあ、いいか、この可愛さ。

              ビヴァリー・ケニー
              『二人でお茶を』
    (1954年頃録音 Cellar Door Records XQAM-1003 ) 

    ヨアヒム・キューンは特別な存在である。『スピリチュアル』という言葉が最も似合うピアニストである。この盤は既に輸入盤で聴き、その凄さはわかっていたつもりだが、改めて大音量で聴くとその凄まじい演奏が怒涛の様に襲いかかってくる。故にとうとう国内盤発売となったに違いない。特に”Nightline”の先鋭的な演奏は聴く度にジャズの『喝』を入れられるような気がしてならない。マイケル・ブレッカー、ボブ・ミンツァーの活躍も特筆ものだ。

               ヨアヒム・キューン
           『ナイトライン・ニューヨーク』
     (1981年録音 Another Side Of Jazz QSCA-1027)

    Katrine Madsen もまた特別な歌い手である。大雑把な括りは好きではないが、敢えて分類すれば前記のビヴァリー・ケニー等の所謂キュート系のヴォーカルとは一線を画す。強いて言えばディープ系、ムーディ系などと括れるだろうか。そんなマドゥセンが共演歴のある男性ヴォーカリスト、これもまたディープな歌い手であるSvante Thuresson と創り上げた絶品である。バックには、これも深い味わいのピアニストClaes Corona がトリオでサポートする。最早ここまで達するとFemale/Maleの区分も然ほど意味がないだろう。
        
          Svante Thuresson -Katrine Madsen
                 『Box Of Pearls』
       (2005年録音 Stunt Records STUCD 05142)

    実のところ、この Tim Whitehead と Giovanni Mirabassi の『Lucky Boys』を聴いてから他のテナー盤が聴けなくなって困った時期があった。彼らの直球的でブルージーなジャズは真っ芯で受けるより他がなく、そのストレートな演奏に感動の核心を射ぬかれてしまったのである。この感動は大昔に聴いたCCRである。泥臭い真っ直ぐなロック魂(笑)である。

           Tim Whitehead-Giovanni Mirabassi 
                 『Lucky Boys』
        (2005年録音 Home Made Records HMR050)
             

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    ■コメント

    ■ビバリー・ケニー
    確かにこのビバリー・ケニーの未発表作のリリースには驚きました。そして、それから続けて2作もビバリー・ケニーの未発表作が出てくるとは予想だにしませんでした。そして、その3作目のブックレットには、ビバリー・ケニーの死の真相が記されているとは、全く予想だにしませんでした。全く予想外のことが次々と起こるものです。
    【2010/10/11 18:26】 URL | goiss #AjGbvrSc [ 編集]
    ■Re:ビヴァリー・ケニー
    その後の2枚については2007年、2009年の各発売でしたね。特に2009年発売盤のブックレットは宛も短編小説のようで感動しました。単純なキュートな歌い手ではなかったようで、そんなことを踏まえて聴くようになりました。
    【2010/10/11 23:21】 URL | 山帽子 #- [ 編集]
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