無料カウンター 満天ジャズCD倶楽部 漁盤アナクロニズム2009
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山帽子
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    ■2010/10/17(日) 漁盤アナクロニズム2009

    驚くほど田舎であるが、我が家のそばにジャズのライブ・ハウスがあった。山里にあるその山小屋風の店は週末だけ営業し年に数回、国内のそこそこのミュージシャンを呼んでライブを行った。その昔、音楽関係に携わっていたというマスターはその店の経営に加えピアノの調律などを行い、また奥さんが手芸などを教えていたようだった。数年前、マスターが亡くなりその店も今はない。また、近所の駅の近くの2階にジャズを聴かせてくれる粋な割烹風の店があり、初めておずおずと訪れた時たまたま流れていたのがキース・ジャレットのスタンダーズVol.2であった。これは好いですねとマスターに語りかけると、キースを素直に好きだと言う人が少なくてとマスターがぼやき、トリオ演奏に於けるキースの素晴らしさを語り合ったものだった。ライブの度にハガキで知らせを頂いたが、遂には閉店の知らせが来てその店も今はない。バブル崩壊後、同種同様な例は嫌と言うほど目にしてきたので目新しいことではないが、その都度寂しい想いをしている。ジャズを目玉に何か商売を成り立たせるのは極めて難しい事だと思う。

    ジャスを心底聴きこんでいる人口などたかが知れているし、ジャズを聴いていますと言う人と話をしてみてると決まって入門書的なミュージシャンの代表的な盤しか聴いていないことが多く、どこかアクセサリー的ファッション的スノブ的(?)な感じがしてならない。(音楽の享受など自由で、だからと言って悪い訳ではないのだが・・)つまりはそういうマイノリティな存在であるので商売を画策するのは厳しく、ジャズをもっての商売は困難なのである。

    さて、いよいよ2009年、SJが発行した最後のデータ・ブックとなった。

    益々意気盛んなDon Friedman、前年は新録であったが、1978年録音の旧作がCD化となった。ジョージ・ムラツとロニー・べトフォードを従えたD.Friedman、彼の作品にしては些か力強い感がある。奇しくもあの名盤『サークル・ワルツ』が同年再発されたが、かの盤のリリカルさには遠く及ばない。D.Friedmanの本質は静謐な抒情性にあることを強く感じさせる盤である。内省の要あり。

                ドン・フリードマン
               『レイター・サークル』 
         (1978年録音 BayState BVCJ-34441)

    前年の作品にも劣らない彼女の魅力を最大限に発揮したアルバム。これが2作目とは思えない精神的な強さと余力を感じさせる歌唱、流石と云うしかない。自主製作盤には痛い思いをしたが・・・。

               メロディ・ガルドー
            『マイ・オンリー・スリル』
         (2008年録音 UJC UCCU-1186)

    Rob Van Bavel の古い作品を聴き、改めてこれは凄いピアニストだと思った。オランダには何人か飛び抜けた才の認められるピアニストが居るが、彼はこの系列の正統な後継者である。今回はシリーズ中 En Blank Et Noir.11 としている盤でドラムレス・トリオの傑作である。このシリーズは決して軽視はできない。

                  Rov Van Bavel
               『En Blanc Et Noir 11 』
        (2008年録音 Daybreak DBCHR75437)

    パーカーの偉大さをパーカー以外の音源から聴くのが好きだ。例えばピーター・キングなどアルト奏者のその手の盤があるとついつい手を出してしまう。この盤もそういう類いの一枚だが、それ程の話題性はないと思う(?)。しかし私的には結構気に入っている。スイス産であるのも変わっていて好い。

              Romano Ricciardi
             『Remembering Bird』
       (2008年録音 Romano Ricciardi RR1)

    ジャケ写が掲載できないのが残念だがこの何とも言えないレイジーな感じが堪らない。思わず何も考えずに購入したが、聴くと思った通り堪らない内容であった。こういう風に内容をおのずと語ってくれるジャケ写が好いのだけれど最近はなかなかお目にかかれないのが寂しい。レコード会社はもう少しジャケットの作り込みに熱意をもって欲しいものだ。

               Joanna Rimmer
            『Dedicated To・・・・Just Me!』
         (2009年録音 SAM Productions SAM9013)


    『Michel Petrucciani -Niels-Henning Orsted Pedersen』などの好い盤もあったがまた後日。
    これでこのシリーズは終了だ。
         

    01:42 | トラックバック(0) | コメント(2) | Various  | Page Top


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    ■コメント

    ■祝「シリーズ終了」
    初めまして。いつも楽しみにしています。近年のジャズの動きに疎いのですが、聴き込んだジャズファンの方の、年ごとの回想録、興味深く拝読しました。半分以上は知らないものでしたが、参考にさせていただいています。
    【2010/11/03 09:13】 URL | pororompa #PqTxWe5o [ 編集]
    ■Re:祝「シリーズ終了」
    pororompaさん はじめまして

    拙い私的なジャズ漁盤回想記(?)をご覧いただきありがとうございます。

    発売盤の全てを渉猟出来ないので大分偏っていると思いますが、これからも好い音楽を求めていきたいと思っています。

    そちらのブログ、訪問させて頂きます。
    今後とも宜しくお願い致します。
    【2010/11/03 19:44】 URL | 山帽子 #- [ 編集]
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