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    ■2010/11/28(日) 銀杏雑記

    その道沿いを通るたび、こいつは絶対に写真に収めたいと思う感動的に紅葉した銀杏の大木がある。昨日の朝、少し早めに家を出てその被写体をカメラに収めた。最近、こんな風に出先の街や出張先で邂逅する、ふとした風景や事物の撮影を小さな趣味としている。勿論プロのカメラマンではないし写真マニアでもないズブな素人、一眼レフで撮るわけではない。そこらに転がっているありきたりな小さなデジカメである。そういうカメラで撮るのも逆に面白いのである。逆にという意味が不明だが。
             

       
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    017.jpg                                                                       


    ここからはジャズ盤の話。

    ジャズ盤の中でも誰にも教えずに密かに聴きたいと思っている盤もあれば、これは好い盤だから是非聴いた方がよいと薦める盤もある。この両者の違い、こうした明暗の分かれる心の作用はどうして生まれるのだろう。自分の姑息な心根を覗くと以下の要因が考えられる。

    ①その対象となる盤は現在流通しているか田舎、いや否かと言う事が重要性を持つ。流通しているのであれば問題なく後者の範疇に入る、つまり大らかに『これは好い盤だから是非聴いた方がよいと薦める盤』になる。なぜなら自らのコレクションの稀少性に影響がないからである。

    ②流通していない盤であって、再発の可能性のあるものは、出来れば余り騒ぎたくない盤である。言うまでもない、せっかく入手したものが一般の流通盤に堕すからである。しかし、これらの盤は遅かれ早かれ『真によい内容』であれば再発されてしまうと言うのが今までこの界隈を眺めてきた感想である。ここでいう『真によい内容』と言うのが飽くまでパーソナルな事なので議論の分かれるところなのであるが。

    ③流通していない盤であって、再発の可能性のないもの。②との違いが一般のジャズ・ファンには判別しにくいのであるが、一般性のある良い内容であっても何十年経っても再発されないものは②と分けて考えるべきだろう。これらは何の拘りもなく声高に推薦出来る盤である。しかし入手が極めて困難である。一部の人達から一枚の高額な廃盤を買う位なら多数の盤を買った方がよいというような意見を耳にすることがあるが、彼らは心の底から感動するような心打ち震える感動盤に邂逅したことのない不幸な人たちと言えよう。残念である。人生の有限性に気づいていないのだろうか。

    ここで問題となるのが②の盤であろう。少しマニアックなジャズを齧りかけている私の様な心の狭いジャズ・ファンが悶々とするところなのである。よくよく考えてみると③の範疇と思われていた盤でさえ再発となる奇跡的な現象が起こっている昨今、加えて老い先の見える射程の身であれば、詰まらない思惑に左右されることもあるまい。好いと思われる盤をどんどん広め、ジャズ良盤の裾野を広げることに幾許かでも寄与しなくてはならない(?)

    さて、そう言う事で今回の盤である。

    カナダのピアニスト:Steve Amiirault が1996年吹き込んだ極めつけのピアノ・トリオ盤。聴く度にその清冽なピアノと重厚なベースとが語る旋律の絡みに私的なピアノ・トリオの快感を深く感じている。カナダのピアニストという色眼鏡で見てはいけないのだろうが、(その心根の奥にはセンシティブで重厚で内向的なピアノ・トリオ=欧州という図式が既成概念のようにある)即座に想い出せるのがオスカー・ピーターソンを筆頭数名のピアニストしかいないのでこの盤の繊細さは実に意外な感じである。(カナダの)彼らは一様に強烈にスイングする技巧的な演奏を旨としているのでついつい私の中ではカナダ=オスピーの図式が成り立ってしまっているのである。大変に失礼なことだ。ここでいう失礼という言葉も意味が不明であるが。

    しかし、この盤は目にしたら即ゲットされたい。収録されるどの曲も極めて深遠、実に秀逸な演奏である。カナダ的イメージ(?)を払拭する盤である。

        
    Nov24_07.jpg
        Steve Amirault 『Reflecting Image』
      (1996年録音 Nu-Jazz Records NJZ-002)

        

    15:14 | トラックバック(0) | コメント(2) | Photo | Page Top


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    ■コメント

    ■ジャケ記憶
    山帽子さん、こんにちは

    紅葉した木々をみると不思議と写真を撮りたくなるのは、人類共通の...何かありますね。

    今回紹介の盤、ジャケットもいいですね。 イメージを頭に焼付けて、万一発見したときに購入したいのですが、最近は頭が鈍って難しくなっています。 でも頑張って、記憶しておきます。
    【2010/12/04 11:04】 URL | tam.ta #- [ 編集]
    ■Re:ジャケ記憶
    tam.raさん こんばんは

    本当に紅葉を見るとついつい撮影モードに入ってしまいますね。本能的な何かがあるのかも知れませんね。

    最近、山陽地方から山陰地方へ仕事で移動しました。車窓から好い景色が見えましたが残念ながら撮影はできませんでした。一生懸命心の印画紙に焼き付けようとしましたが、カメラ好いているので無性に撮影したくてしょうがありませんでした。これって幾分病気なのかも知れません。

    谷川俊太郎の詩に『この時を永遠にしようとは思わない、この一瞬を己がものにする才覚はある…』云々…と言う文章が有った記憶があります。

    私にはこの一瞬を己がものにする才覚がないため写真に収めるという依存的なやりかたに走ってしまうのでしょう。残念ですが。

    このCDは某ウェブ・ショップで購入できますよ。
    【2010/12/04 22:20】 URL | 山帽子 #- [ 編集]
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