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    ■2011/02/27(日) これはジャズではない・・・

    今更もう考えることも滅多に少なくなったが、ジャズをジャズとしているものとは何だろう? ルーツ的な事を言えばブルーズや労働歌(同じことか?)等々の泥臭いところが底の底の方に流れている事なのかなぁとぼんやり思ったりしている。そんな泥臭さをどこかに含有していないとジャズとしてはどうやらイケないようなのである、誰が決めたか定かではないが。

    それらの不文律な決めごとは入門書にもそのエッセンスの含有率、何%のエッセンスがあればジャズとするのかについては言及されていない。しかし、恐ろしいことに時たま偉いジャズ評論家の先生が『これはジャズではない・・・』と声高にまた或る時は説得力のある口調で説かれたりすると成程、そういうものなのかと思ったりしてしまう。同時に心の片隅には "どうなんだろうなぁ"という小さな疑問符が揺れる。

    例えば私のような素人のジャズ入門者が覚えたてのテンション・ノートを少し塗したりすれば下手クソなピアノだって如何にもジャズ風な感じがして嬉しくなってしまうが、アジアの片隅に土着的に生息するモンゴロイドに前出の泥臭いジャズのサムシングを表出させることなど土台不可能である。そんな感想をもっている。

    『これはジャズではない・・・』と言う、少なくとも異国のプロのミュージシャンに対して断言する根拠とは一体どういうものなのだろう? それらはスイング感が感じられない、ノリが悪い、私には好みでないという位が関の山で、『これはジャズではない・・・』などとは言えるものではない。モンゴロイドであるジャズ評論家に不信感を表する所以である。

    今日、椅子をハイバックの少しリッチなものに買い変えた。その椅子を前後にスイングさせながらジャズを聴いている。 この至福のひと時に聴く音楽がジャズであろうとなかろうと大きなお世話だ、などと不良中年が大人げないことを考えている。

    泥臭いジャズもそうでないジャズも私たちは美味しい珈琲を賞味しながら快適な環境で聴いている。『これはジャズではない・・・』というあなたはきっと驚くほど高価な再生機で享受しているに違いない。何か上手く口に出来ないが途方もない違和感を感じてしまうのだ。斯く言う云う自分にもあなたにも。

    さて、最近の購入盤でコメントしたいと思うのは又してもマイナーな盤で、そして又してもワンテンポ遅れた盤ばかりである。私的には充分『今』な感じの音だと思うが、最先端のジャズを聴かれる方には2000年の録音はどう感じるのだろうか? で、今回はChris Kaseというトランペッターの盤である。と云っても私はこのトランペッターを良く知らない。実のところ購入動機は参加のケニー・ホイーラーとアルバート・ボバーの名前をジャケ裏に認めたからである。伴に大好きなトランペッターとピアニスト、思わず手が伸びる。一聴するとこれも大好きなトランペッターAlexander Sipiaginの傑作盤『Images』を想起させる。あの盤もそうであるが、北欧的な哀愁感を湛えた静謐・・・私的にはケニー・ホイーラー系と勝手に命名しているが(笑)・・・どこまでも遠い寂寥感に満ちた音楽である。そしてまさにこの盤には当のご本人ケニー・ホイーラー太祖が参加されている。どこまでがホイーラーで、どこからがケースなのか定かではないが、只管その哀愁と寂寥に浸るしかないのだ。そして忘れてならないのがアルバート・ボバーである。ボバーと云うとあの名作『Live In Jamboree』。キレのいい粒立ったピアノに疾走されたら言葉を呑んで感動に身を任せるしかない。そんな優れた下準備の整った盤、これがジャズであろうが無かろうが全く関知することではない。全曲アイポッドに収録した奇跡的な私的名盤である。

            
    Jan2701.jpg
            Chris Case 『A Song We Once Knew』
       (2000年バルセロナ録音 Satchmo Jazz Records SIR CD 00021J)

    13:55 | トラックバック(0) | コメント(7) | Trumpet | Page Top


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    ■コメント

    ■これはジャズではない
    良質な音楽の前にそれがジャズかどうかなんて議論は不要ですし、不毛です。
    【2011/03/06 15:20】 URL | goiss #AjGbvrSc [ 編集]
    ■Re:
    ゴイスさん こんばんは

    過日、本の整理をしていて某ジャズ評論家の一部ジャズマニアにはバイブル化している本を久々に読み、甚くインスパイアーされたので書いたものです。

    確かに不毛な議論かも知れませんが不要か否かは疑問です。ジャズの変遷、史的なパースペクティブは知っていても無駄にはならないでしょう。

    極私的な好みでジャズは聴けばよいと言う傍ら、これはジャズでないという訳のわからないことを言うのですから困ったものです。彼の本音は多分後者に拠っていると思います。
    【2011/03/08 00:20】 URL | 山帽子 #- [ 編集]

    JAZZであろうとなかろうと心地良い音楽であれば、、、。それこそ一杯のコーヒーと共に聴ける音楽であれば、、、。ジャンルは何でもいいと思います。西村由紀江も素敵ですよ~>
    【2011/03/08 23:28】 URL | 江戸川亭 #- [ 編集]

    確かにジャズの変遷、歴史的なパースペクティブを知っていることは無駄にはなりません。しかし、そうしたことと、ある音楽がジャズかどうかということを論じることは別物と思います。論者によっては、ある音楽がジャズかどうかということを、ジャズの変遷や史的なパースペクティブとか、そういうこととは全く関係なく、単に主観とか好みとかによって議論しているので。

    【2011/03/10 01:50】 URL | goiss #AjGbvrSc [ 編集]
    ■Re:
    ゴイスさん 江戸川亭さん こんにちは

    感動する音楽が『ジャズであろうとなかろうと』拘るものではありませんが、ジャズと発語した時点で既に『ジャズ』と云う概念が在る訳ですから、私たち、いや私にとってそれがなんであるのか考えてみるのも、結論の出ない不毛な議論かも知れませんが面白いかも。そう言う意味でジャズの歴史、パースペクティヴと申し上げました。


    【2011/03/13 10:16】 URL | 山帽子 #- [ 編集]
    ■山帽子コレクション
    先日の地震で山帽子サマのCD・LPコレクションはどうなりましたか。ワタシのところはCD2000枚程度で、そのうちの半分ほどを格納した棚が倒れてCDが床に散らばり、復旧が大変でした。とりあえず散らばったCDを棚に収め、紛失がないかどうかを手持ちのCDリストと照らし合わせて確認作業中です。
    【2011/03/13 23:39】 URL | goiss #AjGbvrSc [ 編集]
    ■Re:
    ゴイスさん こんばんは

    こちらは田舎住まいの故、揺れましたがCDが散乱することはありませんでした。

    寧ろ一度全部散乱した方が良かったかも。整理し直さないとどこに何があるのか把握ができなくなっている状態です >_<)
    【2011/03/14 22:53】 URL | 山帽子 #- [ 編集]
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