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    ■2012/05/23(水) 真に優れたものとの出会いはいつでも劇的だ

    変らず精度の高い天気予報だ。昨日聞いた予報どおり終日雨のなか、横浜まで仕事で出かけた。渋谷まで直通の電車ができたのでそこで乗り換えれば直行で横浜まで行ける。遅い約束であったので電車は空いている。窓ガラスに流れる雨粒を眺めながらボーッと乗る電車は心地が好い。からっと晴れた昼下がりの閑散とした電車も捨てがたいが。

    電車に揺られながら久しぶりに太宰治を読んだ。今頃になって恥ずかしいのだが太宰の人気の訳が分かった気がした。それは今読んでも全く違和感のない新しさである。言語に対する繊細な感受性と表現力である。より言えばそのままの文章をそこらの女子高生に読ませても今の時代の作家が書いたものと見紛うに違いない。戦時中の作家が書いたものとは思えないだろう。流石と言うしかないセンシティブな表現力だ。そういう事で云うと宮沢賢治の詩集もそうだ。『春と修羅』の序文だったろうか うろ覚えなので自信がないが・・・"私と言う現象は交流電流の明滅する・・・" で始まるあの詩文である。また、その4集にある 卒業する教え子達に捧げられた鮮烈な詩文にも激震を受けた。現代詩と並べても何ら遜色のない新鮮さがある。優れた作家の普遍性とは斯くを言うのだろう。

    同様に優れた音楽盤も普遍性を持っているに違いない。

    極一部の優れものを除き殆ど聴かないジャンル:ピアノ・ソロだが、これは少しばかり特別だ。Michell Graillier はフランスのピアニストだろうか、知る限りではチェット・ベーカーとの共演盤やスコット・ラファロの名曲を冠した少しばかり理屈っぽい盤があったと思う。又澤野商会からも作品を出していたような気もする。幾分尖った欧州特有の抒情的なピアノを弾く人という印象が強い。そんな彼が1991年、20年以上昔に録音したピアノ・ソロ盤がある。前述どおり聴くことが少ないジャンルであるが、この盤には私的拘りの名曲コルトレーンの"Central Park West"が収録されていて購入の動機となった盤である。

    ハード・バップの感動盤のように諸手を挙げて推奨するような盤ではない。寧ろ余り他人には教えたくはない盤。それは瀟洒な佇まいの喫茶店を教えたくない気持ちに幾分似ている。しかし、きょう日、ソロ・ピアノを聴くようなジャズ・ファンは多く存在するのだろうか?そもそも教えたくないと云う前に教えて欲しくないという輩ばかりではないのか?・・・自分で記していながら可笑しくなってしまう。

    演奏の素晴らしさは云うまでもないが、特筆すべきは収録曲のセンスの好さである。 ジョビンの情熱的な美曲"Portrait In Black And White"  リッチー・バイラークの儚くも美しい名曲"Broken Wing"  悪ぶったリフが印象的なモブレーの名曲 "Funk In Deep Freeze"  そしてマッコイ・タイナーのダイヤモンドのように美しい "Aisha"に移行する瞬間の素晴らしさ   サド・ジョーンズ稀代の名曲"A Chaild Is Born"  ヴィクター・ヤングの美メロ "My Foolish Heart"   スティービー・ワンダーの絶品"All In Love Is Fair" そしてこれらスタンダーズに遜色のないオリジナルがしめやかに奏されるのである。 堪らん!

                    
    May26$01.jpg
      
                          Michel Graillier『Fairly』
                     (1991年録音 SEPM QUANTUM SM61)


    00:24 | トラックバック(0) | コメント(0) | Piano | Page Top


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